きた産業のスローなブログ

会社のトピックスや出来事を、「スロー」に記録・発信するブログ。文章は、当社の各部門のスタッフが書きます。

「ガラスびんアワード2013」でリリー・フランキー賞受賞!

2014年03月28日 09時16分42秒 | Weblog

株式会社 飛夢の「萌え焼酎 りりぃ」(きた産業がガラスびんを納入)が、「ガラスびんアワード2013」の「リリー・フランキー賞」にえらばれ、3月19日、授賞式へ行って参りました。「ガラスびんアワード」は、食品、飲料など様々なガラスびん商品について、デザイン性、機能性、環境性などで評価して優秀なものを選抜する、日本ガラスびん協会主催のイベント。今回で10回目です。


写真左下、受賞対象商品をもたれているのが株式会社 飛夢の市村さん。右隣が審査委員長、文筆家のリリー・フランキーさん。後に写っているのが、きた産業の丹野と私、野田です。 



「萌え焼酎 りりぃ」には、弊社の「スリムワイン300びん 黄色カラーコート」をご採用頂きました。



「萌え焼酎りりぃ」は、エイベックス・マーケティングのボーカロイドキャラクター(KEI氏作)と株式会社 飛夢がコラボした商品。ボトルはキャラクターの線の細さをイメージしたもの、かつキャラの持つカラーを反映させ黄色カラーコートになっています。中身は飲み易い低アルコールの焼酎です。



授賞式でのリリー・フランキーさんのコメント:『実はこの作品選ばれないはずの作品だったんです。予選会があって案の定外れていたんです。その予選会で外れた作品を見ていたら、同じ審査員の富永さんが「リリーさ~ん、同じ名前のびんありますよー」って見せてくれたんです。その時もやっぱりこれ萌えだし、黄色で中身見えないし…って思っていたんです。でもなんかやっぱり気になって、よくよくみたらなんか良いかもって思ったんですよ(笑)。そういうわけで、敗者復活で戻したんです。最終的には、きっとこれからはこうゆうアプローチが海外の人や若い人達にウケていくんだろうな…って思いましたし、見た目もキャラクターの個性というかそうゆうものをガラスびんにも表現してあって面白いかもっておもったんです。』(記録:丹野真樹) 295ものエントリーの中、敗者復活での受賞!嬉しい限りです。


これらが入賞作品。右端からサントリー酒類、そのとなりが「萌え焼酎 りりぃ」。ネスレ日本、大塚食品、協和、バカルディジャパン、ホッピービバレッジ。錚々たる一流企業の商品と並ぶ受賞でした。



こちらは、入賞は逃したものの一次審査を通過した商品。この中にも、弊社のキャップを採用いただいている商品があります。ご愛顧、ありがとうございます。 



受賞者一同の記念写真。右端は元フジテレビアナウンサーでフリーアナウンサーの富永美樹さん。その左は審査委員長リリー・フランキーさん、左端は日本ガラスびん協会の石塚会長です。 



この度の受賞を励みに、今後も様々な新製品を出して参りますので、ご採用の程宜しくお願い致します。


野田高司(取締役東京支店長)


ウイスキーの話を聞く+ワインの話を聞く

2014年03月24日 10時20分52秒 | Weblog

<ウイスキーの話を聞く>
3月15日の土曜日、「日本にウイスキーづくりを伝えた男」という、竹鶴政孝の業績に関する講演を聴きました。場所は、京都と奈良の県境にある国立国会図書館の関西館。講師は蓑輪さん(アサヒビール社のウイスキーアンバサダー)。竹鶴政孝は、1918年、大阪の大手洋酒業者だった摂津酒造(1964年に宝酒造と合併)の社員としてスコットランドに行ってウイスキーづくりを学び、帰国後、サントリーの山崎蒸溜所の初代所長をへて、北海道余市でニッカウヰスキーを創業した人物。スライドは、竹鶴とその奥さんのリタさんの写真。



スコットランドでウイスキー造りを実習したとき、ウイスキー工場の工場長さんから「ウイスキーについて教える代わり日本の麹について教えてほしい」と言われ、竹鶴は日本から種麹を取り寄せた、という話はとても興味深く聞きました。写真のスライドは、昭和37年に日本に来た英国首相が「40年前、日本から来た若者が、万年筆とノートでウイスキーづくりの秘密を盗んでいった」、と語ったという有名なエピソード。



この単行本は1982年に刊行されたものを、2011年にアサヒビールさんが復刻したもの(非売品)。ご存じの方も多いと思いますが、この秋からNHKの朝の連続ドラマで竹鶴の生涯が放映されます。楽しみです。なお、国立国会図書館関西館では「ニッポンの酒造り」と題した歴史的な酒類文献の展示(3月29日まで)も行っていました。これもとても面白かった。



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<ワインの話を聞く>
翌週、3月22日の土曜日、「日本ブドウワイン学会・西日本地域研究会」に参加しました。場所は、京都大学農学部。



5人のかたが発表されたのですが、ここではお2人の写真を紹介します。まず、山梨大学のワイン科学研究センターの久本准教授。「ワインに含まれる香気成分のテイスティング」という演題。「香気成分には、品種由来、醸造由来、熟成由来の3つがある」「品種由来香気の生成量は、醸造由来や熟成由来に比べてとても少ない」というスライド。



そして、実際に代表的オフフレーバー、「メトキシピラジン(ピーマン臭)」、「アセトアルデヒド(酸化臭)」、「4EP+4EG(薬品臭・獣臭)」、「TCA(カビ臭・コルク臭)」、の4つを体験をさせていただきました。驚いたのは、TCAは2回嗅ぐとわかりにくくなること。量を相当増やしてもらっても、確かに判別しにくくなる。マスキング作用だそうですが、TCA=すごい臭い、だと思っていたので意外でした。



これは飛鳥ワインの仲村社長さんの「竹内街道のワインクラブの取り組みについて」とういご発表。「竹内街道」は「たけのうち街道」と読む。古代、難波宮(大阪)から飛鳥(奈良)に通じていた日本最古の「官道」あるいは「国道」です。この街道沿いに、飛鳥ワインさんほか3つのワイナリーがある。2011年から行っている希望者参加型のブドウ樹植え付けや収穫などについて。




そのほか、「シェルターを用いたワイン苗木の育成の話」、「イタリアの食とワインの話」、「南仏ラングドックのエノツーリズムの話」についても興味深く聞かせていただきました。講演の後は、日本ワインで乾杯。中央が「日本ブドウワイン学会・西日本地域研究会」の事務局をつとめられている京都大学農学研究科の小田教授。回を重ねて今回がなんと第10回。いつも本当にありがとうございます。



代表取締役 喜多常夫


メディアに社名登場

2014年03月24日 09時14分36秒 | Weblog

最近、メディアに「きた産業」の名前が掲載された事例を3つご紹介します。


その①:「日経トップリーダー」2月号
特集記事の「本当に稼げる中小企業ランキング」。
日本全国のさまざまな企業の中で、なんと弊社は59位でした。








その②:「昭和の爆笑喜劇DVDマガジンvol.22」(講談社)

「ビールの昭和史」の記事中に「ビール類出荷量の推移」のグラフがあるのですが、「きた産業株式会社のホームページから転載」というクレジットがありました。なお、このDVDマガジンは1,514円で販売中。







その③「クラフト缶ビールの世界」
千葉の大橋さんが発行する同人誌。「缶のクラフトビール」についてとても詳しく研究され、また美しくレイアウトされた冊子です。「ウィジットが魅せる泡の世界」という記事中に「窒素ガス活用や歴史を知りたい方は、きた産業のHPを」という文章がありました。







デザイン・IT担当 堀田恵美子


今年もFOODEXに出展(第3報=最終回)

2014年03月07日 10時33分07秒 | Weblog

フーデックス展示会場から第3報をお届けします。



展示会3日目、当社の喜多がセミナーを行いました。演題は「サケ・焼酎・日本ウイスキー・日本ビールの世界マーケット」。2013年の清酒の輸出は初めて100億円の大台を突破。日本ウイスキーの輸出金額はなんと前年比60%の伸びだそうです。多くの業界関係者の皆さんに聴講していただきました。





セミナーのあとは当社のブースに戻って「ハッピー・アワー」。皆さんと日本ワインを楽しみました。







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毎年好評の18リットルの超大型びんの販売も行いました。シャンパンびんは、耐圧証明付きで、実際にシャンパンを入れることも出来ます!



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今年も多くの皆様にご来場いただきました。お聞かせいただいたご意見を,提案に結びつけてまいります。ありがとうございました。



(追記)毎年FOODEXに出展していますが初めての発見。空気が澄んだ日には幕張から富士山が見えるのですね。東京湾の彼方にとてもきれいな真っ白い富士山が見えていました。





フーデックス担当  堀田恵美子

 


今年もFOODEXに出展(第2報)

2014年03月06日 20時39分25秒 | Weblog

フーデックス展示会場から第2報をお届けします。




当社ブースに立ち寄っていただいた方々に、「サケ・パッケージ・デザイン」についてアンケートを実施しました。「外国人女性・外国人男性・日本人女性、日本人男性」の区分で、展示品やパネルを見ていただいて、12のパターンから好きなデザイン3つを選んでいただくもの。結果は、、、、また改めてご報告します。










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こちらは、新製品、「JPシリーズ」のびん。ジャム(J)やピクルス(P)のための壜です。中でもCCタイプは斜め置きも出来るので、今までにないディスプレー効果を狙うことが出来ます。





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こちらは、フランス製の半自動ラベラー「ニネット」。斜め置きで操作するエルゴノミックデザインとリーズナブルな価格が人気です。なお、2枚目の写真はジョーク、こんな超大型びんにラベルを貼ることは出来ません。





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清酒アルミ缶の形を模した「超大型ポップ」も準備しました。







ご来場いただいた皆様、ありがとうございます!! (第3報に続く)


フーデックス担当  堀田恵美子 


今年もFOODEXに出展

2014年03月06日 08時45分32秒 | Weblog

今年も、幕張メッセで行われている「FOODEX JAPAN(フーデックス・国際食品・飲料展)」に出展しています。






展示内容をご紹介しましょう。
[清酒用アルミ缶] お酒のアルミ缶を一同に集めて展示しています。







[グッド・デザインのお酒パッケージ]  「画像力」「カラフルさ」「金や銀」「ラベル素材」「びん」などなど、「グッドと感じる構成要素」別に分類して展示しています。

  

 


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[キャップの新製品「JST」] 一升びん口びんに適合する新しい冠頭・替栓。つばの厚みがあるので開けやすい。プレミアム商品に。
 


[キャップの新製品「VINO-LOK 18.5」] ワインびん用のガラス栓。スタンダード・ワイン壜口規格の内径18.5mmに適合。
 


[キャップの新製品「AZK」]  一升びん口びんに適合するプラスチックの冠頭・替栓。開封時の安全性と,とてもユニークなデザインが特徴。既存のキャッピングヘッドに専用アダプターをつければ打栓も容易。
 


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ご来場いただいた皆様、ありがとうございます!! (第2報に続く)



フーデックス担当  堀田恵美子


「ビール充填技術」について話す@広島の酒類総研

2014年03月05日 09時12分42秒 | Weblog

2月25日、広島の酒類総合研究所で、「ビールのびん・缶詰め技術」の講義を担当しました。、第107回酒類醸造講習(ビールコース)の一部です。


三山(ルーツ機械研究所)が、酒類総研にある「BF充填機」(半自動のカウンタープレッシャ充填機)でビールの壜詰めを実演。



「BF充填機」はCIPダミーボトルを使わず、実際のびんで殺菌を行う方式。地ビール関係者はご存じだと思いますが、昨年末、誤って殺菌剤入りのびんを市場に出してしまって、回収する事例が発生しました。そんな事故を防ぐためにCIPの壜には明確な表示をして区分します。



手押しの器具で王冠を打栓。受講者の皆さんが仕込んだビールの壜詰めが完成です。



続いて、講義。受講者は地ビール関係者ですでに実務経験のある方々が中心なので、理解してもらいやすかったと思います。
 


ビールの講習は3年に1度で、2011年、2008年、2005年も担当させてもらったので4回目です。近年地ビール業界は全体として好調なこともあってか、受講者の皆さんはとても熱心であるように感じました。
 


これは、窒素ガスに関する説明スライド。炭酸・窒素混合ガスの利用は、欧米に比べて日本はまだ遅れていると思います。





このビールコースは、泊りこんで約4週間という長丁場。最終日前日(最後の宿泊日)だったので夕刻に懇親会が行われ、私も参加させていただいきました。皆さんほっとした様子でした。


代表取締役 喜多常夫