東京ビッグサイトのTOKYO PACK 2014の続報です。出展654社で新規出展企業は99社。前報のとおり、当社も新規出店の1社です。
展示機械の中でメインとなるは、フランス・ZALKIN社製の「4ヘッドロータリーキャッパー」です。
4ヘッドの構成は、30STDのPPキャップ用2ヘッドと「AZK」用2ヘッド。「AZK」はサケ壜口(一升壜口)規格用の新型プラスチックキャップです。
この日本向け特別仕様キャッパーの特徴は、なんといっても型替時間の大幅短縮です。①スターホイル位置を変えるためにスクリューの位置を変え、②調整ガイドに壜をセットして自動で昇降させ高さを合わせ、③ソーターからのシュートエンドとディスペンサー部の交換(写真)、ですべて完了です。今回の展示では、なんと3分で型替が完了(!)しました。
スピードは、PPキャップの場合5,000本/時、AZKの場合3,000本/時。PPキャップでデモ運転したときには、そのスピードの速さにたくさんのお客様が思わず足を止め、関心を持って戴きました。
フランス・ZALKIN社製キャッパーでは、1本立ての「TM-3」も展示しました。今回は、ワインのスクリューキャップ「ステルヴァン」のヘッドを搭載して展示。ヘッドスペースを置換するための「ガッシング装置」(ルーツ機械研究所製)も取り付けています。
「TM-3」の特徴は、あらゆるキャップに対応できることです。写真は左から「冠頭替栓クリンパー」、「PP30Sヘッド」、「スマート・スクリュー用ヘッド」、「樹脂キャップ用ネックサポーターとヘッド」。
キャップは4種類を展示しました。①「スマート・スクリュー」:豪華な外観、空回りしない、②「ステルヴァン」:フランスから輸入するワイン用スクリューキャップ、③「AZK」:サケ壜口対応のプラスチックキャップ、安全性を高める一方、中栓は従来の物をそのまま使用可、④「JST」:つばが厚くて開けやすいサケ壜口対応のキャップ。
これはワインのスクリューキャップを開けた後、壜口に残留する「アルミの筒」を除去する機械。ホームユース製品としては世界に類似品のない、画期的器具(と自負しています)。年内に発売予定。ガラスとアルミの分別リサイクルに貢献します。
当社の出展担当者のスナップ写真です。ご来場いただいた多くのお客様、ありがとうございました。
山口裕之
品質保証・環境部(ZALKIN社キャッパー技術担当兼任)