きた産業は、北海道から沖縄まで、日本全国でお取り引きいただいています。2010年の新企画、営業担当者が早回りでご紹介する47都道府県めぐりブログです。
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2010年も押し詰まり、「47都道府県めぐりブログ」もようやく最後になりました。最終回は福島県を紹介させて頂きます。
何でも2番の多い福島県ですが、ここ最近の全国新酒鑑評会では「金賞受賞数日本一」を誇る、有数の酒どころです。全県で約70蔵が切磋琢磨して味に磨きを掛けています。福島は「会津」、「中通り」、「浜通り」と3つの地域に分けられますが、各蔵多様で、「これが福島の酒だ!」ってのはありません。それぞれに個性があって色々な味を楽しめます。
さて、紙面の許す限り順番にご紹介させて頂きますが、まずはラーメンで有名な喜多方。
「♪エンヤー 会津磐梯山は 宝の山よ~♪」という、80年代のテレビCMを覚えておられますか? 会津磐梯山と猪苗代湖を背景にしたラベルでお馴染みの「ほまれ酒造」様(「会津ほまれ」)です。今では当社製品の中でもポピュラーとなった「オールプラ中栓の一升壜王冠」(単一素材なのでリサイクルしやすい)を共同開発させて頂き、真っ先にご採用頂きました。その節は大変お世話になりましたこと、改めて御礼申し上げます。蔵内には、「雲嶺庵」という風流な庵のある、1,300坪の広大な日本庭園があります。一度訪ねて見て下さい。兎に角半端なく広いです。池の鯉が迎えてくれます。懐かしのテレビCMも次のURLでご覧になれます。http://www.youtube.com/watch?v=-Eno2Z2nV-s
磐梯繋がりでお次は、磐梯町。
磐梯山の麓にある「栄川酒造」様(「栄川」)です。「日本の名水百選」にも選ばれた磐梯西山麓湧水群の清冽な水を使用されて醸造されています。全国とまでいきませんが、仕事柄、各地のお蔵を訪問していますが、栄川様のお蔵は、まさに「お城」です。初めてお伺いした際にビックリしました。是非一度訪ねて見て下さい。筆者とお蔵の一コマ。4月頃に撮った写真ですが、未だ雪が残っています。
続いて、中通りは二本松。
日本で三大に数えられる菊人形展や、戊申戦争の悲話で有名な二本松少年隊と「智恵子抄」で有名な高村智恵子の記念館があります。智恵子の生家が酒造業であったように、二本松は昔から酒どころでもあります。二本松を代表するお蔵としては、パストラ機を導入され、日本酒に「壜燗殺菌」の流れを作られた「奥の松酒造」様(「奥の松」)と、生酛造りと「偏平精米」で有名な「大七酒造」様(「大七」、下の写真)があります。王冠メーカーとしては、奥の松様の「壜燗対応の一升壜王冠」や、大七様の「ロールオンねじキャップ」と大変勉強をさせて貰っております。
これは二本松城(霞ヶ城跡)の「箕輪門」。大七酒造様のブランド名としても知られています。「二本松少年隊群像」も写っています。菊人形展もここで開催されます。
最後になりましたが、会津若松。
会津藩の城下町であり、鶴ヶ城や白虎隊に東山温泉と観光地としてつとに有名ですが、東北有数の酒どころでもあります。市内を代表する銘柄としては、現在福島県酒造協同組合の理事長でもある新城社長の「末廣酒造」様(「末廣」)と、300年近い歴史を誇る「花春酒造」様(「花春」、下の写真)があります。
70ものお蔵を全て紹介する事は出来ませんが、福島県酒造協同組合では毎年東京で、「福島美酒体験 うつくしまふくしま JIZAKE FESTIVAL」を開催されています。来年も渋谷のセルリアンタワー東急ホテルで開催されるようですし、今年が第一回であった「地酒と食の祭典 ふくしま春の陣」も、内容を新たに来年5月に今年同様郡山ビッグパレットで2日間開催されますので、県内のお酒が一同に会する機会をお見逃しなく。詳しい開催日等は福島県協同酒造組合のホームページで年が明けてからお調べ下さい。http://www.sake-fukushima.jp/
そんなに待ちきれないという方は、八重洲にある、「福島県八重洲観光交流館」へどうぞ。福島県の名産品、勿論お酒も多数揃っています。八重洲ブックセンターのすぐそばです。http://www.tif.ne.jp/jp/sp/yaesu/
東京営業部 営業部長 播本孝仁