きた産業のスローなブログ

会社のトピックスや出来事を、「スロー」に記録・発信するブログ。文章は、当社の各部門のスタッフが書きます。

フランスから、シャンパンのエノログ来日

2009年06月22日 10時45分36秒 | Weblog
当社は、フランスOENO CONCEPT社のワイン醸造設備を販売しています。この会社は、シャンパンの中心地、エペルネにあって、シャンパンや、シャンパンと同じ伝統的びん内二次醗酵法によるスパークリングワインのための「ジロパレット」(オリ下げの自動・動壜機)を製作している会社。シャンパン設備メーカーとして最大規模の会社の一つです。
http://www.oenoconcept.com/

OENO CONCEPT社の「セールスエンジニア」兼「エノログ」のマキシム・ポアゾさんが初来日。(注:「エノログ」とは、ワイン醸造技術の国家資格) 下の写真は、FOOMA展示会(於、東京ビッグサイト)でのスナップ写真。お母さんがカリビアンなので、ちょっとエキゾチックな風貌。ただ、ポアゾ、というのはブルゴーニュ地方伝統の姓で、ワインどっぷりの技術者。大学でワイン醸造を学んだあと、研究所でワインの分析担当、ヴィンヤードマネジャーを経て、直前の経歴はCIVC(シャンパン委員会)というツワモノです。



東京の展示会のあと、北海道、長野、山梨のお客様を回り、伝統的びん内二次醗酵法によるスパークリングワインの技術についていろいろ情報交換・情報提供をしてまいりました。同行していていろいろ勉強になりましたが、個人的に一番印象に残ったのは、「二次発酵が終わった後の酵母数は、シャンパンの場合3~8 x 100万/mlたるべし」ということ。酵母数のコントロールが一つのキモだそうです。

勿論、本来の仕事である、ジロパレットの納入もやってまいりました。下の写真は、某ワイナリーに納入させていただいた「2連ケージ」の「ジロパレットDUO」をチェックしているところ。




なお、「ジロパレット」の動画は、YouTubeでご覧いただけます。
http://www.youtube.com/watch?v=1rj8M1SkJBs

「伝統的びん内二次醗酵スパークリングワイン」、および、その他のあらゆる手法の「スパークリングワイン」や「スパークリング清酒」の製造技術や設備については、多くのノウハウと情報蓄積を自負しています。スパークリングのことならお任せ下さい。

喜多常夫(代表取締役)

FOOMA2009展示会、 3日めの報告

2009年06月15日 10時14分05秒 | Weblog
こんにちは、企画開発グループ渡邊です。
東京ビッグサイトで開催中のFOOMAも3日目。朝方の雨模様に来客数が伸びないのではと危惧しましたが、初日・2日目と比べて朝から多くのお客様に来ていただき、ほっとしました。

今日は出展者プレゼンテーションセミナーということで、私が「スパークリング・清酒とスパークリングワインの製造技術」という題目で、発表をさせていただきました。予想を上回る60名以上の方にお越しいただき少し驚いたのと同時に、発泡性のお酒に関するみなさんの関心の高さを再確認することが出来ました。



セミナー自体は少々時間配分がまずく、最後のほうは大分端折らせていただきました。準備が十分でなかったと反省しております。技術的な部分の詳細を期待されておられた方には物足りない内容だったかとは思いますが、ビール・ワイン・清酒を比較しながら説明することで多少でも発泡性酒類の製造のヒントになりましたら幸いです。
もちろん、ご不明な点等ございましたら何なりとご照会ください。

FOOMAも残すところあと一日、一人でも多くのみなさまをお迎えすべく一同お待ちしておりますので、ぜひ一度のぞいてみてください。



炭酸・窒素混合ガスでサーブする生ビールもご用意しております!

企画開発グループ 渡邊 拓也


FOOMA2009展示会、1日目の報告

2009年06月10日 11時20分03秒 | Weblog
今年もFOOMA(食品機械工業展)の季節がやってまいりました。一時は、新型インフルエンザの影響で開催されるか心配していたのですが、無事開催となりました。

では、東京ビッグサイトから実況中継で当社の展示品をお伝えします。



一つ目の機械、今回イチオシが、新製品の「BRZ」。ラボ用の「ノンガス飲料充填+液体窒素滴下+キャッパー」です。(昨年展示したラボ用の「ガス飲料充填+液体窒素滴下+缶シーマー」、「BRX」の姉妹機) 「ボトル缶+28mmアルミキャップ」でデモ運転を行っていますが、キャッパーヘッドを交換することによりPETボトルにも対応。能力は400~700本/時。ボトル缶製品の試作と、軽量PETボトル製品の開発に最適です。



二つ目はNew 「2+1フィラー」です。ビン種の交換が工具無しでできるようになり、打栓ヘッドを交換するとマキシキャップも打栓可能です。



三つ目も、今回初登場のParsec社製タンク用マイクロ・オキシジェネーション装置です。タンク内の赤ワインに極微細な泡で酸素を供給する装置。私が指さしているのが泡ですが、本当に細かい!



四つ目は、Grilliatマニュアルドサージュ機と、(ちょっと見難いですがその後ろに)シャンパンコルカー&ワイヤーフーダーです。小規模なスパークリングワインの製造をお考えの方にはちょうど良い能力の機械です。なお、一緒に写っているのは、きた産業東京営業部の丹野です。



五つ目は、昨年も出展した、ビール樽用混合ガス供給装置「エコロボ」。今年は違いをお客さまに確認していただこうと、「炭酸ガスのみで押し出したビール」と「窒素+炭酸ガスで押し出したビール」を呑み比べていただいています。

会期はあと3日。是非、東京ビッグサイトにご来場下さい。

ルーツ機械研究所
角谷 喜靖