きた産業のスローなブログ

会社のトピックスや出来事を、「スロー」に記録・発信するブログ。文章は、当社の各部門のスタッフが書きます。

酒類業界について話す@醸造機器組合+NHK番組のテロップに名前が、、、

2013年09月26日 16時08分58秒 | Weblog

9月24日、全国醸造機器工業組合の総会で、「Part1:日本の酒類業界の分析 + Part2:サケ・焼酎の世界市場」の2部仕立ての話しをしました。場所は東京、日比谷公園内にある松本楼です。





これは、スライドの中の一枚、これから減少する日本の人口予測です。2015年(2年後)の「総人口」は「2000年と同等」ですが、「主要飲酒人口(20~64歳)はなんと「1980年と同じ(!)」にまで急激に減少します。国内の酒類産業は「量のビジネス」をやめて、「質のビジネス」に転換せねばなりません。



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こちらは、総会のあとの懇親会の冒頭シーン。今回は役員交替時期なのですが、全員留任で挨拶をしているところ。右から、井上理事長(第一工業)、私・喜多(ルーツ機械研究所)、大辻さん(新洋技研)、本村さん(本村製作所)、藤原さん(フジワラテクノアート)。そして写真が切れてしまっていますがその隣に、藪田さん(藪田工業)、冨山さん(富山鉄工所)、伊藤さん(組合専務理事)。このメンバーでこれから2年間、引き続き役員を務めますので、皆さんどうぞよろしく。



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さて、その夜はホテルに泊まって、テレビをつけるとニュースで「世界市場で好調な日本酒」という特集が放送されていました。



番組の中でこんなフリップが出てきましたが、、、そのフリップの右下をよ~く見ると、、、



なんと、私の名前が出ていました。誠に光栄なことです。



50年~100年後に、「日本酒輸出」が、「フランスワイン輸出」や「スコッチウイスキー輸出」と肩を並べる規模になることは、戦略次第で十分可能だと個人的には思います。


代表取締役
喜多常夫


アメリカ・サケ事情-サンフランシスコにて

2013年09月18日 12時51分06秒 | Weblog

9月8日~13日、醸界タイムズ社主催の米国醸界視察ツアーに、喜多と私(肥留川)の2名で参加しました。行き先はサンフランシスコ、目的はアメリカのサケ事情視察です。

★訪問先1:米国宝酒造 (Takara Sake USA Inc.)


米国宝酒造が在るバークレイは、サンフランシスコ市内から車で20分ぐらい、ベイブリッジでサンフランシスコ湾を渡ったところです。アメリカには現在5社の清酒工場がありますが、宝酒造の生産量がトップです。



パンフレットにあるように、米国宝酒造が設立されて今年が30周年になるそうです。現在では、清酒のほかにフレーバーサケ、梅酒、みりんなども製造されています。



資材倉庫の「KK」マークの箱の前でスナップ写真を撮らせてもらいました。最近、米国宝酒造では当社のキャップをご採用いただいています。ご愛顧、まことにありがとうございます。


宮國社長さま、馬場醸造担当副社長さま、西川ジェネラルマネージャーさまには、ご案内いただき、またいろいろとご説明いただき、ありがとうございました。


★訪問先2:米国月桂冠 (Gekkeikan Sake (USA), Inc.)


米国月桂冠は、ツアーの皆さんと分かれて喜多と私で訪問しました。レンタカーを借りて、サンフランシスコから約2時間。米国月桂冠が所在するフォルサムはカルフォルニアの州都サクラメントから北東に約30キロに位置します



事務所はこんな風に池に浮かぶ構造で、とても日本的。清酒工場にふさわしい雰囲気です。



いろいろお話をうかがったあと、工場を見学させていただきました。清酒需要の増加に対応して、近年、醸造設備を増強されています。これは増設されたタンクです。


斎藤社長さま、横林副社長さま、セクレタリーの貝村さまには、お時間をいただき、またいろいろ情報交換をさせていただきました。ありがとうございました。


★訪問先3:日本酒専門店「トゥルー・サケ」(True Sake)


ご存知の方が多いと思いますが、アメリカ初の清酒専門の販売店です。場所はサンフランシスコ市内、ヘイズストリート。開業から今年が10年目だそうです。吟醸酒やスパークリング清酒などはこのようにきちんと冷蔵ショーウィンドで管理されています。



見事な清酒銘柄の取り揃えで、日本でもこんなにそろえている酒販店は少ないと思います。当社とお取引いただいている銘柄(ガラス壜やキャップを納入させていただいている銘柄)がずいぶん多くありました。



「菊水アルミ缶」も人気で、近日、「菊水1リットル缶」も始めて入荷する予定だといわれていました。日本語の話せる店員さんもいて、いろいろな情報をうかがいましたが、カップ酒が人気であるという話や、1.8L壜はパーティーなどに使われて人気があるという話は意外でした。


★訪問先4:日本レストラン3軒で清酒体験


「SANRAKU(さんらく)」:サンフランシスコ市内、ユニオンスクエア近くの日本食レストランです。写真は「黒龍」3種飲み比べセット。日本でもお目にかかったことのない、マニア好みの飲み比べですね。



「Yoshi’s(ヨシズ)」:サンフランシスコ対岸のオークランドにあるジャパニーズ・レストラン。メニューにはさまざまな地酒銘柄があるほか、Yoshi’sのラベルの、PB清酒ボトルもありました。



「HANA ZEN(はなぜん)」:サンフランシスコ市内、ユニオンスクエア近く。寿司カウンターのほか、焼き鳥の炭火焼き台もカウンター越しに見えている雰囲気のいいジャパニーズの店。サンフランシスコ最後の夜、二人で乾杯しているところです。喜多が持っているのは米国の松竹梅の生酒の壜。テーブルは日本の賀茂鶴の壜。他にもたくさんの清酒銘柄を楽しみました。


米国の日本食レストランの数は、1990年代は3,000~4,000店、2011年で14,000店、それが2013年は17,000店以上だそうです(20,000店越えという見方もあるようです)から、これからまだ日本酒・焼酎の輸出は増えると思います。このブログがご参考になれば幸いです。


大阪営業部・部長代理  肥留川 守


ISO 9001、東京支店も取得!

2013年09月06日 09時13分32秒 | Weblog

当社は2001年以降、ISO9001の認証を取得していましたが、認証事業所は製造部門のある大阪(本社、本社工場)と奈良(工場)だけでした。名刺やレポート用紙には、こんなロゴマークをいれていました。






2013年度から全事業所でISO9001を取得するという会社方針のもと取り組んできましたが、このたび東京支店でも認証を取得。それに伴い、ロゴマークに「東京」も入れて、新しいデザインにしました。登録範囲は当社が生産している「キャップ」「プラスチック容器」「加熱機能付き容器」です。






これを機に、全社を挙げてさらに製品品質の向上を目指していきたいと思います。

 

企画開発グループ(今回のロゴデザイン担当)堀田恵美子