きた産業のスローなブログ

会社のトピックスや出来事を、「スロー」に記録・発信するブログ。文章は、当社の各部門のスタッフが書きます。

3.11東北・太平洋沖地震のお見舞い

2011年03月23日 12時58分58秒 | Weblog

今般の東北・太平洋沖地震、津波、ならびに福島原発事故で被害を受けられている皆様には心からお見舞い申し上げます。また亡くなられた大勢の方々へ衷心より哀悼の意を表します。

弊社の主要お取引先である清酒、ビール、洋酒などの酒類企業で、被災地域に立地されるお得意先さまでは、極めて甚大な被害、あるいは壊滅的損害を受けられたところがあります。また、資材・商品仕入れ先でも大きな被害を受けられたところがあります。

今も大きな余震が続き、インフラや物流さえ復帰しない状況下で復興に奮闘・尽力されている皆さまのことを思い、頭が下がる思いです。一方、復旧の目途を立てられない状況の方々、避難所で耐えておられる方々のことを思い、心からお見舞い申し上げます。

テレビで見る被災地域の惨状や、原発の状況に鑑みると、復興には長年かかると思わざるを得ませんが、復興努力は必ず実ると信じます。一日も早い復興をお祈りしています。


キャップ・PETボトルの供給への影響について(3月23日現在の状況)

当社の生産拠点は大阪と奈良にあるので生産設備への影響は全くなく、平常どおり「キャップ」と「PETボトル」の生産を行っています。ただ、一部のキャップの原材料が震災による影響で供給停止となっており、現在は在庫分で生産継続している状況です。しかしながら、この原材料メーカーはすでに早急な復旧に向けて日程計画に着手されており、またその他にもできる限りの対応を進めておりますので、近日中に原材料確保のめどが得られる見込みです。

震災後、各方面からキャップのお引き合いが多く、とくにPPキャップ汎用品に受注が集中しました。当社では在庫切れを防ぐため、多量のご注文に対しては、一時的に出荷数量を押さえさせていただくお願いをしています。しかしながら、前記の通り、近日中に原材料確保も含めた生産体制も整い、汎用品などについては十分な必要量を確保できる見通しです。

物流事情もあり、東北方面の一部地域への出荷はまだできない状況ですが、お客様に極力ご迷惑のかかることのないよう、またご要望にお応えできるよう、全力を尽くしてまいりますので、なにとぞよろしくお願いいたします。

 

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3.11鹿児島県本格焼酎技術研究会

3月11日、鹿児島県本格焼酎技術研究会で講演させていただきましたので、ブログに記録しておきます。まさに私が講演している最中に、東北・太平洋沖地震が発生しました。


この研究会は鹿児島県の焼酎メーカーの技術者の方々が対象。百数十名もの聴講者がいらっしゃって、広い会場もこんな具合に大盛会でした。
 


私の演題は「伸びている3つのニッチマーケット」で、これは「和のリキュール」について解説しているところ。右肩上がりのグラフは、過去12年の「梅酒」の出荷量です。
 


「スパークリング」、「海外マーケット」についても解説しました。これはそのスライドですが、同じく右肩上がりです。


 


私以外にお二人が講演されました。凸版印刷の新矢さん「酒類用紙パックについて」と、電通の四元さん「変わる消費者にマーケットはどう応えるか」。
 




島嶼部からの出席者には、会社から津波警報・避難命令がでたことが携帯メールで伝わってくるなど、地震の一報が伝えられたあとは会場の雰囲気が少々落ち着かないことになりましたが、講演会は無事終了しました。鹿児島の皆様と親しく交流できて大変有意義な会でした。

翌日、3月12日は九州新幹線の開通日です。津波警報の影響で鹿児島でも在来線の一部が運休していたので心配しましたが、新幹線は予定通り運航。ただ、震災・津波に配慮して祝賀行事は取りやめでしたが。開通初日の「さくら」(写真)で鹿児島中央から新神戸まで約3時間半(!)という驚異的速さを体験して、九州新幹線が鹿児島経済にとって大きなブースターになると実感しました。
 


代表取締役
喜多常夫


「秋田の酒を楽しむ会」

2011年03月10日 08時50分41秒 | Weblog

FOODEX展示会のさなかの3月2日、「秋田の酒を楽しむ会」に参加しました。東京営業部の巳鼻がお伝えします。


今年から会場が東京會舘に変わりましたが、例年通りの大人気でチケットは完売です。今年は25蔵が参加されました。



(他県の酒造組合のこの種の会では立食が多いようですが)この会は着席式でお弁当がでます。お酒に強くない私には大変ありがたいこと。お蔭で25蔵全て(!)の試飲を敢行できて、美味しい秋田酒を堪能しました。



これは「酒屋歌」を披露されているところ。「なまはげ」が登場。



日本テレビの「ズームイン」でおなじみの橋本五郎氏も登場。



こちらは我々と同席となった在京秋田ふきのとう会(聾学校の出身)の皆さんとの記念写真。手話通訳の人を介してでしたが、貴重なお話をさせて頂きました。由利本荘市矢島のご出身の方もいらっしゃって、「天寿さんや出羽の富士さんとお取り引きしています」とお話すると、たいへん喜んでおられました。



来年の再会を約束してお別れしました。秋田県酒造組合の皆様、ありがとうございました。

東京営業部 巳鼻宏直


FOODEX JAPAN 2011報告(その4)

2011年03月07日 09時38分35秒 | Weblog

3月4日。FOODEX展示会4日目、最終日の報告です。今日は、「ワインにおける<酸素活用vs.酸素遮断> 醸造から壜詰め・流通までの<酸素マネージメント>の最新動向」、という長~い演題のプレゼンテーションを行いました。

人気マンガ「神の雫」でよく出てくるデキャンティングは、いわば「ワインに酸素を混ぜる行為」です。



これは、14種のワイン栓で14種のワインができる、というスライド。AWRI(オーストラリアのワインリサーチインスティチュート)から許可を得て写真を引用させていただきました。



こちらは、ガイゼンハイム(ドイツのワインの研究所)のデータ引用させていただいて、ノマコルクとステルヴァン(スクリューキャップ)の比較データ。



多くの皆様に聴講いただき、ありがとうございました。



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次は、昨日に引き続き、当社展示の紹介の続きを少々。


例年、お酒商品の展示がほとんどなのですが、今年は「キャップ」の展示に力を入れました。透明チューブに入っている4種のキャップは左から順に、①「(ワイン向け)ノマコルク」、②「(地ビール向け)王冠・マキシキャップ」、③「ガラス栓、ヴィノロック」、④「輸出用のスプリットなしのPPキャップ」。

写真手前にあるのはノマコルクが使われているワインです。詳しくは下記をご覧ください。
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/closure/Nomacorc2011.pdf


つぎに反対側の展示、こちらの透明チューブ4種のキャップは右から⑤「(一升壜の)冠頭・替栓」、⑥「(一升壜の)SakeZORK」、⑦「スマートスクリューとロールオンねじ」、⑧「(ワインのための)ステルヴァン」です。

なかでも力を入れている新製品、スマートスクリューについてはこちらをご覧ください。
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/closure/smart_screw_ed02_2.pdf


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最後の写真は、当社のブースのパネルです。1930年代~1980年代のお酒の王冠のロゴ(昔の銅板原図)、百数十社分をパネルにしたもの。左右にいるのは、東西の営業責任者、野田と岩山です。


パネルにある酒ブランドの多くの皆さんと、半世紀以上にわたり現在も継続的お取引をいただいていることは当社の大きな誇りです。これからもお役に立つ提案を続け、皆さんとさらに継続的お取引をいただける事業経営につとめることを肝に銘じるために作ったパネルです。


4日間の展示会でお会いした皆様、誠にありがとうございました!!


代表取締役 喜多常夫


FOODEX JAPAN 2011報告(その3)

2011年03月03日 23時56分39秒 | Weblog

33日、ひな祭りの日。FOODEX展示会3日目の報告です。今日は当社ブースの主な展示品をご紹介します。以下にご紹介する商品のほとんどは、キャップ、または壜やラベルなどのパッケージ資材の一部を当社から納入させていただいたものです。


メイン展示は「和のリキュール」です。大きく、「清酒ベース」(原材料に「清酒」を含むものなど)と「焼酎ベース」(原材料に「本格焼酎」を含むものなど)に分けて展示しています。



 

こちらは「スパークリング」のコーナー。「和のリキュールのスパークリング」、「清酒スパークリング」、「洋のスパークリング(スパークリングワインなど)」の3つに分けて展示しています。



 

こちらは「地ビール」と「定番のお酒(清酒・焼酎・ワイン)」のパッケージの展示コーナー。


 

 

最後に、当社がパッケージ資材を納入させていただいている「(非酒類の)食品・飲料」の展示です。きた産業は酒類関係のお得意先が多いのですが、非酒類でも多くの皆さんにお取引いただいています。

 

商品を展示させていただいているお得意先のみなさま、平素のご愛顧、誠にありがとうございます。

 

企画開発G 堀田恵美子

 


FOODEX JAPAN 2011報告(その2)

2011年03月03日 00時13分40秒 | Weblog

32日。幕張メッセからFOODEX展示会2日目の報告です。今日は当社ブースで展示している機械・器具類、4つをご紹介します。


1つめは、炭酸飲料を試作するための「パイロットプラント」。アメリカ、ザーム・ナーゲル社の製品で、多くの研究所のほか、酒造・飲料水メーカーで製品開発にご利用いただいています。




これは、パイロットプラントの「のぞき窓」のクローズアップ。炭酸ガスの小さな泡を目視確認しながらガス量をコントロールできるのがミソです。



2つめは、卓上の「簡易キャッパー」。レバーを下げると一定のトルクでネジキャップを締めます。キャップの新製品「スマートスクリュー」のキャッピングのデモのために持ち込みました。




なお、「スマートスクリュー」については、こちらをご覧ください。

http://www.kitasangyo.com/Products/Data/closure/smart_screw_ed02_1.pdf


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つ目の機械は「バレル・カム」。いわば、胃カメラと同じ。写真ではキャップをクローズアップしていますが、実際にはワイン樽の中を目視確認するための器具です。高価なワインを樽に入れる前に樽内部の洗浄状態などを確認することで、リスクを大きく減らすことができます。




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つめは、ワインやビールの酸素測定機、「ノマセンス」。壜を開封しなくても、ヘッドスペースの酸素量、液中の溶存酸素を非接触で測定できるという、誠に画期的な測定機です。





最後に、これは2日目の当社ブースの風景です。ご来場いただいた皆さん、ありがとうございました!





東京支店長 野田高司


FOODEX JAPAN 2011報告(その1)

2011年03月02日 08時00分31秒 | Weblog

3月1日。今日からFOODEXがはじまり、きた産業は今年も出展しています。


当社の展示テーマは「和のリキュール」です。全国から「和のリキュール」を100種類以上集めて実物を展示。梅系、ゆず系、ベリー系、果物系、花系、ヨーグルト系、コーヒー系、チョコレート系などなど。例年、壁の色が赤や黄色の原色でしたが、今年は黒でシックに決めてみました。



どんな「和のリキュール」がお好きか、来場者にアンケートをとっています。こんな具合に、外国の方には特に重点的にヒヤリング。





これは、当社ブースのスナップ写真と、当社メンバーの集合写真です。





ところでこれは、今朝のテレビでみた、FOODEXの報道。ここでもやはり中国人の存在感が目立ちます!?





企画開発G 堀田恵美子