きた産業のスローなブログ

会社のトピックスや出来事を、「スロー」に記録・発信するブログ。文章は、当社の各部門のスタッフが書きます。

醸造機器組合のセミナー

2012年09月28日 16時16分30秒 | Weblog

9月24日、全国醸造機器工業組合の総会とセミナーに参加しました。場所は東京・日比谷公園にある松本楼。セミナーの講師は、宮城県の「仙台伊澤家 勝山酒造株式会社」の伊澤治平社長。タイトルは「世界をめざせ! 伊達之殿様酒による日本酒革命と新マーケティング戦略」でした。

75銘柄1,500石あったものを純米酒のみ4種類で300石に減らし、鑑評会レベルのスペックのみにしたという、思い切った経営戦略にはとても感心させられました。低温で遠心分離する技法で作る純米大吟醸「遠心しぼり・暁(AKATSUKI)」や、「キレる甘さ」の純米大吟醸「純密薫酒・元(GEN)」など、他にないユニークな酒造りを実践されています。セミナー後の懇親会で「元(GEN)」(720mlで10,500円!)をいただきましたが、貴腐ワインのような味わいでとても美味しく飲ませていただきました。



「勝山は日本酒をデザインする蔵」「麦偏の「麹(こうじ)」は中国で麦を使っていた事に由来する、日本酒は米でつくるから米偏の「糀(こうじ)」を使用している」「キャップはもっと高級感のあるものに」「醸造機器メーカーは蔵元任せにせず良い酒造りのノウハウも合わせて提案して欲しい」など、業界に関連する業者として大変参考になりました。



講演の後、来賓として挨拶される日本酒造組合中央会の岡本副会長。古川国家戦略担当大臣を中心に、日本の「國酒」である日本酒・焼酎・泡盛の認知度の向上と輸出促進に取り組むため「國酒等の輸出促進プログラム」が動き出したと、租税特殊措置法87条の延長、恒久化についても国税庁を通して財務省に要望していること、などのお話がありました。



こちらは全国醸造機器工業組合の井上理事長(第一工業社長)。伊澤社長の講演に触れて、醸造機器メーカーは蔵元と共に良い酒造りができる機械装置を作らなければならないと挨拶されました。


逆風の業界にあって、日本酒の可能性や潜在力を感じることのできた、大変有意義な総会とセミナーでした。


取締役東京支店長 野田高司

 


島根県でキャップの講演

2012年09月24日 12時01分31秒 | Weblog

9月11日と12日、島根県酒造組合主催の「島根県夏期酒造講習会」があり、キャップに関する話をさせていただく機会をいただきました。


場所は島根県立青少年の家で、会場はこんな具合。島根だけでなく鳥取の蔵元からも含め、60名を越える多くの出席者。酒の造り、酒税、官能評価など多岐にわたる演題のほか、グループディスカッションもある密度の濃い2日間のプログラムです。



当社の演題は「キャップの基礎」。演者は取締役製造部長の芳賀です。写真はPPキャップの「ネジ深さ」の測定方法を説明しているところ。「ネジ深さゲージ」を使って測定するとても大事な管理項目です。(当社のHPに各種キャップの管理方法を載せていますのでご覧ください。)



小さな写真ですが、演壇手前が私、上阪です。今回の講演は、島根県産業技術センター様を通して依頼をいただきました。



講演後、ロビーで当社の製品を展示させていただきました。多くの方々からご質問、お問い合わせをいただきました。写真は営業部長の肥留川です。


島根のお得意先様には平素から大変お世話になり、感謝しています。島根県酒造組合様、島根県産業技術センター様には、貴重な機会をいただきありがとうございました。皆様、今後ともよろしくお願いいたします。


大阪営業部 上阪文人


地蔵盆2012

2012年09月04日 08時51分54秒 | Weblog

当社は「会社敷地内(大阪本社内)にお地蔵さんがある」という大変珍しい会社です。8月24日(金)に地蔵盆をとり行いました。


これは、お地蔵さんにお参りしている女性社員。インターネットによれば「地蔵盆は全国的に行われている風習」とのことですが、関東では聞いたことがありません。私は去年の10月に東京から転勤できたので、初めての体験です。地蔵盆は特に近畿地方で盛んのようです。



お地蔵さんは子供の守り神。多くの場合、地域の子供たちを集めてお菓子や料理を振る舞うようです。しかし当社の場合、子供はいなくて社員(大人)ばかり。地蔵尊の周りに机を出して「飲み会」の様相になってしまいます。写真の中央が私(肥留川)で、皆さんにお酒を勧めているところ。



少し日が暮れてきたころのお地蔵さんの写真。提灯がたくさんぶら下がり、独特の雰囲気です。



日もすっかり暮れ、みんないい気分に。お酒やビールをたっぷりいただいて、一同大いに懇親を深めました。勿論、飲むばかりでなく、子供たちの健やかな成長も願いました。



大阪営業部 部長代理 肥留川 守