きた産業は、北海道から沖縄まで、日本全国でお取り引きいただいています。2010年の新企画、営業担当者が早回りでご紹介する47都道府県めぐりブログです。
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北の大地、北海道からの報告です。
今年の夏は本当に暑いですね。ご存じのように、ここ北海道の夏は本州比べ、冷涼低湿、梅雨や台風の影響をあまり受けず、日中は気温が上がりますが、朝夕は涼しくとても快適です。
こちらはニッカウイスキーさん。(かつては、看板のように「ウ井スキー」、または「ウヰスキー」と書きました。) スコットランドでウィスキー作りを勉強した竹鶴政孝が独立後、スコットランドに気候が似ている余市で工場を作ったと聞いています。
ここ余市は果物の栽培が盛んな地域で、リンゴ、梨、ブドウなどの畑が多くあります。品質の良いブドウを求めて、写真のサッポロワインさんはじめ、いくつかのワイナリーが契約栽培の畑を持っています。フランスと同じく、「垣根仕立て」でブドウを栽培していますね。
続いて札幌の中心部にある「札幌開拓使麦酒醸造所」。1876年に政府の開拓使が設立した醸造所で、サッポロビール発祥の地。周りはサッポロファクトリーという大規模ショッピングモールになっています。歴史を感じさせるレンガ造りの建物は整備され、実際に小規模ビール醸造を行っておられます。(当社のビール充填機や壜などをご採用いただいています。ありがとうございます。)
北海道には日本酒メーカーが十数社ありますが、ご紹介するのは日本最北端の蔵、増毛町の国稀酒造さん。営業マンとしては非常に訪問しにくい所(すいません)に有るのですが、観光ルートでは外すことの出来ないポイントで、集客では北海道でNo.1の蔵との事。このため直売の割合が高く、さらに3割以上はリピート客とのこと。なんとも羨ましい。
今回の出張では、ワインメーカーさんを多く回りました。北海道でワインと言えば、おたるワイン(北海道ワイン(株))、十勝ワイン(池田町ブドウ・ブドウ酒研究所)、はこだてワイン((株)はこだてわいん)、ふらのワイン(富良野市葡萄果樹研究所)などが有名ですが、新規ワイナリーが続々とオープンしています。
見にくいですが、これは最近の北海道のワイナリー地図。数年前までは10社程度でしたが、左端の奥尻島にもワイナリーができるなど、現在は20社程度に増えています。
地球温暖化の影響か、これまで栽培の難しかったワイン用ブドウの栽培可能地域が増えてきているようです。函館の夜景、世界遺産の知床、カニやウニなの海産物などと合わせて、今後は「北海道ワインツーリズム」も盛んになりそうな予感です。
東京営業部 今井 孝