7日に、パチンコ攻略情報会社の「梁山泊」の幹部が、株価操作の疑いで逮捕されたと報道されました。株価操作についてはここでは置いておいて、「梁山泊」について少し書きたいと思います。
昔のパチンコ機は、技術的に未熟なことに加え、規制の問題もあり、更に実質違法な連チャン方式をとっていたことも重なって、多くの攻略法が発見されました。
梁山泊は、西陣のパチンコ「春一番」にて、連チャンを狙い打つ方法を使いあちこちのパチンコ店でドル箱を積み上げ、有名になりました(ただ、この攻略法については、パチンコ雑誌にも載っていました)。テレビで取り上げられることもあり、新しく入ったメンバーを特訓する様子を放送したりしていました。メンバーの一人が、「人間の作ったものに攻略できないものはない」という感じのことを豪語していたのを覚えています。
攻略については、他にも体感機を使った攻略法が一般的で、メジャーなパチンコ雑誌にも普通に掲載されていました。昔のパチンコは、プラスワン方式という方式がとられていて、例えば250分の1の台なら、0からスタートして1カウントずつ数字が増えていき、249まで行ったら0に戻るというカウンターが内部に搭載されていて、これが7の時にスタートチャッカーに玉が入れば大当たりという仕組みでした。
ところが、このカウンターの周期が遅いものがあり、中には1周期4秒くらいのものもありました。要するに、4秒に1回しか大当たりが来ないんですから、その瞬間を狙い打ちすることは、そんなに難しいことではありませんでした。そこで、体感機の周期をその台の周期と合わせ(精密なものなら、小数点以下4位くらいまでの周期合わせも可能だった)、最初は普通に打って大当たりのポイントを探り、大当たりを引いたら周期を調整して狙い打つという感じでした。当時は、体感機自体は台に何の影響も与えているわけではないので、合法だという考え方が一般的でした(体感機に合わせ、電波か無線を飛ばしてスタートチャッカーを誤作動させたら間違いなく違法ですが)。昔のパチンコ劇画である「ゴト師株式会社」でも、体感器仕様は犯罪でもなんでもないというシーンがあったと記憶しています。
ところが、平成11年くらいだったと思いますが、体感器を使って玉(メダル)を出していた人が逮捕され、裁判の結果有罪が確定してしまいました(高裁か最高裁か忘れましたが、2審までは行ったはずです)。この判例ができたため、体感器仕様は犯罪であると正式に認められてしまったのです。このため、メジャーな雑誌では体感機攻略は一切記事にならなくなりました。
更に、プラスワン方式が改良され、プラス乱数方式という方式が認められるようになりました。この結果、先ほど書いたように一定周期でやってきていた大当たりが、今は全く不規則な周期でやってくるようになったのです。それに加え、1周の周期も、現在は数十分の1、数百分の1(或いはそれ以下)というレベルになったと聞いています。この辺は確証はないですが、今は仮に体感機を使用したとしても、恐らく当たりを狙い打つことは不可能なんじゃないでしょうか?
梁山泊に戻りますが、以前の梁山泊は、自分で攻略法を使って稼ぐ、攻略集団でしかありませんでした。しかし、しばらくたって会社が立ち上がり、攻略法を販売するようになりました。それが儲かるかどうかという点については、攻略を買ったことがないので何とも言えませんが、現状をふまえて考えると、合法的な方法で、正攻法(釘を見て勝負する)以外の方法で儲けるのは難しいのではないかと考えます。
現在でも、「人間が作ったものに攻略できないものはない」と考えているのかどうか、聞いてみたいような気もします。
昔のパチンコ機は、技術的に未熟なことに加え、規制の問題もあり、更に実質違法な連チャン方式をとっていたことも重なって、多くの攻略法が発見されました。
梁山泊は、西陣のパチンコ「春一番」にて、連チャンを狙い打つ方法を使いあちこちのパチンコ店でドル箱を積み上げ、有名になりました(ただ、この攻略法については、パチンコ雑誌にも載っていました)。テレビで取り上げられることもあり、新しく入ったメンバーを特訓する様子を放送したりしていました。メンバーの一人が、「人間の作ったものに攻略できないものはない」という感じのことを豪語していたのを覚えています。
攻略については、他にも体感機を使った攻略法が一般的で、メジャーなパチンコ雑誌にも普通に掲載されていました。昔のパチンコは、プラスワン方式という方式がとられていて、例えば250分の1の台なら、0からスタートして1カウントずつ数字が増えていき、249まで行ったら0に戻るというカウンターが内部に搭載されていて、これが7の時にスタートチャッカーに玉が入れば大当たりという仕組みでした。
ところが、このカウンターの周期が遅いものがあり、中には1周期4秒くらいのものもありました。要するに、4秒に1回しか大当たりが来ないんですから、その瞬間を狙い打ちすることは、そんなに難しいことではありませんでした。そこで、体感機の周期をその台の周期と合わせ(精密なものなら、小数点以下4位くらいまでの周期合わせも可能だった)、最初は普通に打って大当たりのポイントを探り、大当たりを引いたら周期を調整して狙い打つという感じでした。当時は、体感機自体は台に何の影響も与えているわけではないので、合法だという考え方が一般的でした(体感機に合わせ、電波か無線を飛ばしてスタートチャッカーを誤作動させたら間違いなく違法ですが)。昔のパチンコ劇画である「ゴト師株式会社」でも、体感器仕様は犯罪でもなんでもないというシーンがあったと記憶しています。
ところが、平成11年くらいだったと思いますが、体感器を使って玉(メダル)を出していた人が逮捕され、裁判の結果有罪が確定してしまいました(高裁か最高裁か忘れましたが、2審までは行ったはずです)。この判例ができたため、体感器仕様は犯罪であると正式に認められてしまったのです。このため、メジャーな雑誌では体感機攻略は一切記事にならなくなりました。
更に、プラスワン方式が改良され、プラス乱数方式という方式が認められるようになりました。この結果、先ほど書いたように一定周期でやってきていた大当たりが、今は全く不規則な周期でやってくるようになったのです。それに加え、1周の周期も、現在は数十分の1、数百分の1(或いはそれ以下)というレベルになったと聞いています。この辺は確証はないですが、今は仮に体感機を使用したとしても、恐らく当たりを狙い打つことは不可能なんじゃないでしょうか?
梁山泊に戻りますが、以前の梁山泊は、自分で攻略法を使って稼ぐ、攻略集団でしかありませんでした。しかし、しばらくたって会社が立ち上がり、攻略法を販売するようになりました。それが儲かるかどうかという点については、攻略を買ったことがないので何とも言えませんが、現状をふまえて考えると、合法的な方法で、正攻法(釘を見て勝負する)以外の方法で儲けるのは難しいのではないかと考えます。
現在でも、「人間が作ったものに攻略できないものはない」と考えているのかどうか、聞いてみたいような気もします。