アキバ系ギャンブラーの賭け

ギャンブルで儲けてアニメに貢ぐという崇高(?)な目的のため、ありとあらゆるギャンブルに手を出すギャンブラーの日記

(中央競馬)菊花賞馬についても

2018-09-07 12:18:11 | 中央競馬
 前回、ダービー馬のその後がイマイチすぎるという内容の記事を書きましたが、なら「強い馬が勝つ」と言われる菊花賞の勝ち馬のその後はどんな感じかと思い、調べて見ました。今回も、調査範囲は前回同様1990年以降の28頭についてです。

GIを勝った

6勝
キタサンブラック(天皇賞春×2、ジャパンカップ、大阪杯、天皇賞秋、有馬記念)

4勝
ディープインパクト(天皇賞春、宝塚記念、ジャパンカップ、有馬記念)
ゴールドシップ(有馬記念、宝塚記念×2、天皇賞春)

3勝
メジロマックイーン(天皇賞春×2、宝塚記念)
マヤノトップガン(有馬記念、宝塚記念、天皇賞春)
オルフェーヴル(有馬記念×2、宝塚記念)

2勝
ライスシャワー(天皇賞春×2)
ビワハヤヒデ(天皇賞春、宝塚記念)
マンハッタンカフェ(有馬記念、天皇賞春)
ヒシミラクル(天皇賞春、宝塚記念)

1勝
ナリタブライアン(有馬記念)
デルタブルース(メルボルンカップ)
エピファネイア(ジャパンカップ)
サトノダイヤモンド(有馬記念)※現役

何と全体の半分にあたる14頭がその後もGIを勝っています。9頭だったダービー馬とはえらい違いです。やはり京都の長距離戦の適正から、天皇賞春を勝っている馬が多くなっていますが、天皇賞春「だけ」しか勝っていないのはライスシャワーだけで、それ以外の馬は天皇賞春以外のGIを勝っており、まさに「強い馬」が多いことを裏付けています。

GI以外を勝った
ナリタトップロード(阪神大賞典×2、京都記念、京都大賞典)
アサクサキングス(京都記念、阪神大賞典)
セイウンスカイ(日経賞、札幌記念)
オウケンブルースリ(京都大賞典)
ビッグウィーク(障害未勝利)

菊花賞の後は3歳限定の重賞は行われないので、必然的に古馬との戦いとなるわけですが、それでもこれだけの馬が勝利を挙げています。障害入りしたビッグウィークはかなり特殊な例だと思いますが・・・。

1勝もできなかった
ソングオブウインド(1戦)
スリーロールス(1戦)
レオダーバン(2戦)
トーホウジャッカル(6戦)
ザッツザプレンティ(9戦)
エアシャカール(10戦)
マチカネフクキタル(11戦)
キセキ(3戦)※現役

菊花賞で引退した
ダンスインザダーク

頭数で言えば9頭もいるので少ないとは言えませんが、上でも書いたとおり菊花賞後が総じて古馬とのレースになることを考えると決して多いとは思いません。ダービー馬で、その後「3歳限定戦を除き」勝ち星がない馬という条件で数えると、現役2頭を含め15頭にのぼります。

 血統的に長距離馬は価値が低いようなことをよく言われますが、この傾向を見ると決してそうとも言い切れないのではないかと思います。長距離でもきっちり折り合って、勝負所で切れ味を発揮できる馬こそ、本当に強い馬なのかもしれません。

(中央競馬)記憶力の衰え

2018-09-07 11:47:52 | 中央競馬
 先日、スペシャルウィークの思い出について色々書きました。まだブログを始めていなかったころの馬だったので、公式記録以外については記憶だけを元に記事を書きました。しかし、家に残っている古いパソコンに、昔自分のホームページにアップしていた競馬の記事が残っているのではないかと思い調べて見ると、スペシャルウィークが活躍した1998年~99年の記事が見つかりました。その記事を読んでみると、色々と記憶違いがあったことに気付かされました。

 まず、皐月賞については記憶通りでした。最初はスペを本命とするも、グリーンベルトによりセイウンスカイを本命に変え、馬連しかない時代としてはそこそこの利益を挙げることができました。回収率は450%でした。
 ダービーについてもそれほど間違っていませんでしたが、キングヘイローだけから買ったわけではなく、スペからもそれなりに流していました。ボールドエンペラーについても、最後に切ったという記述が残っていました。
 菊花賞は概ね記憶通り。セイウンスカイの単勝を買うも、相手でスペを買っておらず、回収率は150%にとどまったと書いてありました。

 一番記憶違いだったのが天皇賞春。馬券を本戦的中させていたのは間違いないですが、メジロブライトを本命にしたという記憶は間違いで、記事ではスペ>メジロ>セイウンスカイと明言しており、3連単があったとしても本線で当てられた予想でした。また、この日の前日に、馬連で自己最高の19万馬券を当てたとも書いてありましたが、正直全く覚えていませんでした。
 宝塚記念はスペ鉄板予想。しかしグラスワンダーに完敗。これには私も落ち込み、「グラスとの勝負付けは98%付いた」「スペは数年に一度の名馬だと思っていたが、その思いが打ち砕かれた」とまで書いています。

 そして最も予想外だったのが天皇賞秋。実は万馬券決着となったこのレースを、私はちゃんと当てていたのです。
 とはいえ、当てたにも関わらず回収率は120%にとどまったと書いてあります。理由は、スペも(2着の)ステイゴールドも状態が良さそうに見えなかったとあります。その上で「スぺに思い入れがなければ切っていた」と書いてあり、ステイゴールドも状態が良くなさそうに見えたため、一応買っておいたという程度で、よくぞ当たってくれたとも書いています。
 ジャパンカップもスペを本命にしていました。対抗は一応モンジューでしたが、不安要素が多いとは思っていました。そのため、他の馬にも流しましたが、インディジェナスには印が届きませんでした。
 有馬記念は記憶通り狙ってハズレ。それでも、最高のレースだったと評しています。

 何より、私にとってショックだったのは、当時の私はスペシャルウィークのファンであると言いきっていたことです。99年の有馬記念の記事の中で、こんなことを書いていました。

>私はスペシャルウィークに惚れています。昨年の菊花賞で、セイウンスカイのレコードタイムばかりに目が行っている中で、スペシャルウィークの馬場的な不利があった中での末脚に注目し、その時点から来年(つまり今年)
>の天皇賞春は、必ずスペシャルウィークが勝つと信じ、実際スペシャルウィークは勝ってくれました。それなのに、宝塚記念の敗戦でその思いが少し冷め、天皇賞秋ではボロクソにけなしてしまいました。それでもある程度
>買ってはいたら、驚きの激走で優勝。ジャパンカップも勝って、歴代最高賞金獲得馬になってしまいました。その馬が有馬記念に出走するのですから、いくら疲れが心配でも、買わざるを得ないのです

 菊花賞の内容で勝ち馬よりスぺの方を評価したのは覚えていましたが、スぺに対する熱い思いは、19年が過ぎてすっかり忘れていました。本当に記録に残して良かったと思います。私がウマ娘に惹かれたのは、この文章を見ると必然だったのかもしれません(笑)。