アキバ系ギャンブラーの賭け

ギャンブルで儲けてアニメに貢ぐという崇高(?)な目的のため、ありとあらゆるギャンブルに手を出すギャンブラーの日記

(パチンコ解説)蒼穹のファフナー

2009-03-24 23:39:09 | パチンコ解説
 多少人気はあったものの、それほどメジャーではないアニメ作品とのタイアップ(アクエリオン以上、エウレカセブン未満という程度)。キングレコード(スターチャイルド)がプロデュースしていますが、エヴァに加え、機動戦艦ナデシコが出るという話もあり、SANKYOとの結びつきが強くなっているのかもしれません。

○スペック

 ミニデジタル確率は68.3分の1、当せんでベロチャッカー解放
 ベロチャッカー入賞でメインデジタル回転(メインデジタルは保留なし)、メインデジタルは183.25分の1で直撃大当たり、それ以外は羽根解放
 羽根は1.7秒1回解放or0.3秒4回解放(3カウントで閉じる)、振り分けは19:1らしい、後者の方がスペシャルルートに行きやすい
 ノーマルルートは振り分け8分の1(ただし、1セットの羽根解放につき抽選は1個のみ)、スペシャルルートは2分の1(1セットで2個入賞すれば100%大当たり)
 V入賞大当たり後は2回or5回の時短突入、振り分けは9:11、時短中、及び、直撃の大当たり後は10回の時短突入

○ゲームフローについて

●通常時

 ヘソのスルーチャッカーに玉を通すと、ミニデジタルにあたる液晶図柄が回転する(湘南爆走族、キャプテンロバート、バーストエンジェルなどと同様)。デジタルが揃えばいわゆる小当たり。左部分のベロチャッカー(玉1個分の幅しかない小さなアタッカー)が開放する。
 デジタル揃いまでについては、どんなレアな演出が出ても、保証されるのはベロチャッカーの解放までなので、あまり「ありがたみ」がない。疑似連予告は、突入すれば必ずスーパーリーチに発展することもあり、結構サクサク進む感があるが、スルーチャッカー(しかも、下にある入賞口にはほとんど入賞しない)なので、玉が減るスピードも速い。

●ベロチャッカー入賞

 ベロチャッカーに玉が入賞すると、メインデジタル(7セグ)が回転する。この時点で、羽根開放までの時間と、入賞があった場合のストックされた玉が解放される時間が決定される。従って、内部では回転体がどの位置にある時に玉が解放されるか分かっている。
 それを利用して、Vゾーン付近で玉が解放されるという結果が出た時には、液晶カットイン演出が発生することがある。なお、直撃大当たりはこのカットインが画面全体に広がり、直撃大当たり演出に発展したのちアタッカー開放となる(羽根は開放しない)。
 メインデジタルの結果は盤面右下付近にある7セグに表示される。この形で、羽根開放パターン(ロングかショートか)から、V入賞時の大当たり後の時短回数まで決まっている模様。
 なお、(この点も湘南爆走族と同じだが)デジタルが外れた直後、ベロチャッカーが一瞬開放する。タイミングよく飛び込めば、抽選後羽根が開放するし、直撃大当たりとなる場合もある。

●羽根入賞

 羽根が解放された時は、最低1個は入賞がないと、大当たり抽選が一切受けられない。
 スペシャルルートは、ノーマルルート入口の上にある。スペシャルルート入賞は、羽根の先端部分に玉が乗っている時に羽根が閉まると、羽根に持ち上げられて飛び込むケースが一般的。まれに、跳ねた玉が飛び込むケースもある。
 ショート解放が4回になるパターンは、羽根が閉まる場面も4回あるため、スペシャルルートに飛び込みやすい。一方、開放時間が短いため、ノーマルルートにすら入賞しないケースもある。

●役モノ抽選

 ノーマルルートは、回転体に開いている7個の穴のうち、Vと書かれた赤い枠の穴に入ると大当たり。実質は8分の1。スペシャルルートは穴が2個しかないので、2分の1でV入賞。
 ノーマルルートの場合、回転体手前で1個だけ玉がストックされ、残りは捨てられる。ルガーランスからビーム(?)が発せられたあと、概ね回転体1周以内に玉が解放される。液晶でボタンを連打させる演出が発生するが、連打してエネルギーがMAXまでチャージされた場合は、絶妙のタイミングで開放される。実践上全てV入賞。
 スペシャルルートに玉が入った場合は、ノーマルルートの抽選後に玉が開放される。ルガーランスが改めて降りてきたあとに、まもなく開放されるので、なんとなく当たるかどうかが分かる。ドツキ対策か、途中で(クルーンなどで)動きが止まることなく一気に回転体に向かう。

■いわゆる「デキレース」について

 パチンコで、入賞した玉を使って演出を行っている機種がある。
 例えば、大激走学園という機種は、大当たり中に盤面右上にある回転体でGOと書かれた穴に玉が入れば、時短突入という演出が行われるが、これについては、内部の抽選で時短突入がどうかが決まっていて、当たりならGOに入るように、ハズレなら他の穴に入るように回転体の動きを調整している。このように、一見回転体などの役モノにより大当たり(あるいは確変や時短など)を抽選しているように見せながら、実際はそうではないものを、通称「デキレース」と呼んでいる。
 この蒼穹のファフナーは、まるでVゾーンを狙って玉を開放しているようにも見えるし、ボタン連打でV入賞を予告することもあるので、デキレースではないかと考える人も多いようだ。しかし、当たりとハズレのどちらにもなりかねないところで開放されることもあることと、今までの実績上の、パチンコの仕組みを総合的に考えると、デキレースであるとはとても考えにくい。
 なお、このデキレースのせいで、出玉を操作しているのではないかという意見は論外。それを疑うと、全てのパチンコが打てなくなります・・・。

●時短中

 ヘソにあるのはあくまでミニデジタルなので、回転させればほぼ当たりとなり、ベロチャッカーが開放される。
 そして、ベロチャッカーに入賞させた(メインデジタルが回った)時点で、時短カウントが1回減る。羽根への入賞の有無は関係ない。
 時短終了後はデモが流れるが、この時にミニデジタルを当せんさせても、ベロチャッカーが一瞬しか開かなかった。従って、このデモが出る前にデジタルを止める必要があるが、どのタイミングで入賞させればいいかは現時点で不明。

○攻略について

●止め打ち

 液晶絵柄揃い時は、液晶に「左を狙え」という表示が出てから打ち出せば十分に間に合う。時短中は、空振りしてもリスクが低いので、ベロチャッカーが開いてから打ってもいいくらいである。
 入賞を確認したら一旦止める。その後「上を狙え」という表示が出てもそのまま静観。その後、「ピッピッピッ」という感じの音が鳴ったら即打ち出しを開始する(タイミングは色々あるので、即対応できるよう集中しておくこと)。節約の意味もあるが、打ち続けた場合は玉が3個飛び込んでしまうことが多く、3個目の入賞が確認された時点で羽根が閉まってしまうと、スペシャルルートへの抽選が受けられないケースが多いため、入りすぎを避けるという意味もある。ただし、1個も入らないと痛手なので、玉づまりなどには要注意(上皿に左手を添えておく)。また、カットイン予告発生時や、いつもとは違うデモが出た(ショート4回解放になる)場合は、確実に入賞させるため止め打ちしないこと。

●ストローク

 左から突き抜けるように羽根に向かった場合、羽根が玉を弾いてスペシャルルートへ向かう可能性は極めて低い。そのため、ブッコミを狙う。ここを抜けた場合、羽根の先端部分へポトッと落ちることが多く、羽根の先端部への滞在時間が僅かながら長くなるので、結果的にスペシャルルートに行く可能性が高くなる。デジタル揃い後は止め打ちなどもあって調整しにくいので、通常時からブッコミを抜ける玉が多くなるよう調整しておく。

●落下地点の予測について(H21.4.5更新)

 実は、最後のストッパーの開放を見る前に、どの辺に落ちるかを知る方法があります。
 そのストッパーは、通常時は引っ込んでいますが、羽根が開放されて玉がクルーンへ向かう前に飛び出して、玉の行く手を遮ります。この、ストッパーが飛び出すタイミングを見れば、最終的にどの辺に落ちるのかが分かるのです。
 まず、下コースについてですが、Vゾーンが時計で言う11時の位置(向こう側の中心から少し左にずれたあたり)にある瞬間にストッパーが飛び出せば、V入賞の大チャンスです。一方、上コースについては、概ねVゾーンが右半分にある時にストッパーが飛び出せばチャンスです(台により、多少の誤差があります)。
 当然ですが、ストッパーが飛び出すのは、メインデジタル(ベロチャッカー)に玉が入賞した後です。しかも、入賞から飛び出しまでのタイミングは実に様々で、ちょっと目をそらした隙に飛び出してしまうこともあります。或いは、羽根が開く寸前に飛び出すことすらあります。また、ストロークをチェックすることも大事なので、あまり下に意識が行き過ぎるのも好ましくありません。
 これが分かれば、打ち方を変えてV入賞率を若干上げることが可能です。下コースと上コースは、チャンスとなる位置が違うため、下コースのチャンス時は打ちっぱなしにして確実に入賞させ、上コースのチャンス時には、ギリギリまで打ち出しを待って、上コースのみを狙う打ち方もあります。
 ただし、ギリギリまでストッパーが出なかった場合や、どこで出たのか分からなかった場合は、普通に入賞させましょう。慌てて止めたりすると、結局打てずにチャンスを逃す恐れもあります。
 なお、これが分かってしまうと、玉解放が全く楽しめなくなる(下手すれば、羽根解放の前からチャンスがなくなってしまう場合もある)のですが、その代りストッパーが飛び出すタイミングに注目すれば、同じような楽しみを味わうことができます。ベロチャッカーに玉を入れたら、ストッパーに注目して、11時のタイミングで飛び出すよう祈りましょう。

 まとめると・・・。
 10時半~12時半あたり・・・打ちっ放しで下コースに確実に入れる
 1時あたり~7時あたり・・・上コースならチャンス。下コースに入っても絶対V入賞しないので、空振りしてもいいから上への入賞を狙う。開いた瞬間に打つくらいで良い。
 7時から10時あたり・・・入れても仕方ないが、イレギュラー入賞(玉が仕切りに引っかかり、2つ次くらいに入ることがある)に期待して、とりあえず普通に打つ
 上記の境目のあたり・・・どちらに属するかよく分からなかった場合は、とりあえず多く入れる方向で行く
 分からなかった場合・・・告知音がなったら打ち出す
 告知音が鳴り始めた後に動く・・・仮に上コースがチャンスのケースでも、一端止めるとねらい損ねる可能性が高い。そのまま打ち続けた方が良い。

 なお、言うまでもないですがショート4回開放のケースと、カットインが出た場合は打ち続けた方がいいでしょう。また、上の範囲は目安です。(特に上コースについては)多少の癖の違いがあるかもしれないので、最初は範囲を大きく広げて様子を見て下さい。