アキバ系ギャンブラーの賭け

ギャンブルで儲けてアニメに貢ぐという崇高(?)な目的のため、ありとあらゆるギャンブルに手を出すギャンブラーの日記

(株)TOB連発

2007-11-09 17:49:46 | 株式
 今週、私の持っている銘柄のうち、2銘柄がTOBを掛けられました。

 一つは日新電機。筆頭株主でもある住友電工が、連結子会社化するため、TOBにより2000万株を買い付けると発表しました。私にとっては、3度目のTOBでした。発表した日の終値は655円で、TOB価格は800円ということで、当然買い気配となってストップ高の755円まで買われました。

 普通なら、800円まで一直線に上がるのですが、今回は今までの2銘柄とは違っていました。日新電機の場合は、上限付きのTOBということ。話によると、申し込み分が予定の2000万株を超えた場合は、超えた分は買い取ってもらえずに戻ってくるということです。しかも聞いた話では(あくまで私が聞いた話なので、真相は各自でご確認下さい)、買い取ってもらえる株数については1株単位で割り当てられるという話なので、例えば1000株(単元株)申し込んでも、半端な株数が戻ってくることもあるということです。半端な株数が戻ってくると、市場で売却することができなくなります(売却自体は可能)。
 そのこともあって、755円で寄りつくと、その後は大きく値を下げてしまいました。金曜日時点では、680円近辺まで下がっています。この状態でTOBに申し込めば、買い取ってもらえる分は120円の利益が出るわけですが、どれだけ買ってもらえるか分からないし、更にTOBが終了すればおそらく株価は大きく下がると思うので、果たして今売ることとどちらが得なのか、判断が難しい状態になっています。755円で売れていれば良かったのでしょうが、ここまで来たらTOBに申し込んでみようかと思っています。

 まあ、日新電機については、証券会社のレポートを元に買った会社なので、正直思い入れもなく、どうなっても関係ないのですが、問題なのはもう一つです。そのTOB銘柄は、私の持ち株の中で最も時価総額が高い、バンダイビジュアルです。

 TOBを掛けたのは親会社のバンダイナムコホールディングス。今回、バンダイビジュアルの株式をTOBにより全て買い取り、完全子会社化するということです。以前、私が持っていた株でTOBされたバンプレストも、バンダイナムコホールディングスにより買い取られましたが、バンダイビジュアルも同じようになりました。
 そもそも、バンプレストがTOBになった時、なぜバンダイビジュアルはTOBしないのかという思いがずっとあったので、ここで来たかという感じもあります。こんなことなら、もう少し強気に勝負しても良かったかもしれません(とはいえ、お金がなかったので買い増しはほぼ無理でしたが)。
 しかし、たった2ヶ月くらいしか持っていなかったバンプレストと違い、バンダイビジュアルは来月で丸4年保有したことになるほどの長い付き合いです。まだ会社を応援する気持ちに代わりはなく、株主優待でDVDを何回ももらったくらいですから、本当に寂しい限りです。
 また、今回のTOB価格は28.7万円で、前日の株価21.9万円と比べてもかなり高い価格は付いてくれたのですが、一時は60万円まで行っていた株です。現在は株価が低迷していますが、それでもPERは11倍台となり、配当利回りが2.5%、それに株主優待まであったのです。個人的には28.7万円でも安いと思っているくらいで、正直今回のTOBは、単純に喜べません。バンナムHDにとっては、実はかなりオイシイTOBなのではないでしょうか。
 (でも、これでガンダムOO(ダブルオー)の視聴率を気にしなくていいなあと思ったり(笑))
 とにかく、寂しい限りですが、決まったことは仕方ありません。こちらはほぼ28.7万円で売れるため、余ったお金でバンナムHDを買い増しし、引き続きこのグループを応援しようと思います。

 それにしても、100も200も銘柄を持っているわけじゃないのに、1週間で2つもTOBに掛るとは・・・。ちょっと驚きました。この前のように、1日で2回スーパーカボチャンスを引いたような気分です(笑)。