【岩崎俊夫BLOG】社会統計学論文ARCHIVES

社会統計学分野の旧い論文の要約が日課です。

時々、読書、旅、散策、映画・音楽等の鑑賞、料理とお酒で一息つきます。

”永遠の妖精”オドリー(Audrey Hepburn)の「ローマの休日」(1954)

2010-02-24 00:13:38 | 映画

週刊「20世紀シネマ館」1954①

           


 2004年(平成14年)1月から配本された懐かしの欧米映画の週刊誌。ちょうどこの頃、「遅咲きの映画ファン」として映画に熱中していたので、購入しました。その第1回配本が、この号です。

 メインの映画は、ウィリアム・ワイラー監督「ローマの休日」です。オドリー・ヘップバーン、グレゴリー・ペックが主演です。表紙はオドリー。11枚ほどのスチール写真が収められています。

 ローマのスペイン広場でジェラードを食べながるアン王女。有名なシーンです。サンタ・マリア・イン・コスメディアン教会の「真実の口」でのワン・シーン、新聞記者ジョーの下宿に転がり込んだアン王女などなど。「一日中、気ままなことをして過ごしたいの、カフェに座ったり、お店を見たり、雨の中を歩いたり・・・楽しいでしょうね」と王女はささやく。

 「銀幕の主人公たち」の欄には、「彗星のごとく世に現れた”永遠の妖精”」オドリーの詳しい紹介があります。

 この号には、この他、1954年の名画がずらりと並んでいます。オットー・プレミンジャー監督「帰らざる河」(マリリン・モンロー主演)、クロード・オータン=ララ監督「赤と黒」(ジェラール・フィリップ、ダイエル・ダリュー主演)、ヒッチコック監督「ダイヤルMを廻せ」(レイ・ミランド、フレイス・ケリー主演)、エリア・カザン監督「波止場」(マーロン・ブランド、エヴァ・マリー・セイント主演)などなど。

 「素晴らしき哉、人生!」(フランク・キャプラ監督)、「しのび逢い」(ルネ・クレマン監督)もそうですね。ちなみに日本映画では木下恵介監督「二十四の瞳」(高峰秀子主演)がこの年です。

 1954年はまさに、映画の全盛時代でした。