続続 性別なくても大丈夫~♪④ 新井祥 ノンバイナリー
欧米を中心に、性別の枠組みに自分を当てはめない人たちを「ノンバイナリー」と言うようになってしばらくたった。
日本でも歌手の宇多田ヒカルさんをはじめ、近年そのカテゴリーであることを明らかにする有名人が増えてきて、しだいに言葉と概念が浸透してきているのを感じる。
ドがつくくらい保守的な日本も、国際社会の中で「性別では分けられない人もいる」ということを、受け入れざるを得なくなったのだろう。「性別をもたない」という生き方を20年ほどしてきた自分からすれば、「ふふふ、やっとだ…。やっとスタートラインに立ったってもんだぜ」という感じだ。
自分は「女の外見のときは…」「男の外見で暮らすようになってから…」などという表現を使うから、よく他人に「女から男になった人だ」と思われがちだが、実際は現在も「女」「男」どちらの自覚もない。
外見というのはあくまで社会的にどう見られるかだけの話で、気の持ちようは『性別がない』(そのまんま、20年近く続く連載漫画のタイトルにしている)状態。以前は、「そんなの変だよ」「たまには女に戻りたいんじゃないの?」などという、不躾(ぶしつけ)な質問を投げつけられたものだが、最近めっきり減ってきた。
欧米文化に「右へならえ」、大いに結構。性別にこだわらない生き方の認知度が上がるなら、むしろオッケー!ノンバイナリーの言葉をより広めたいので、これからは自己紹介するとき「中性」じゃなくて「ノンバイナリーの新井祥です」と言おうかな…と企んでいる今日この頃である。
(ノンバイナリー漫画家)(おわり)
「しんぶん赤旗」日刊紙 2022年5月27日付掲載
自分は「女の外見のときは…」「男の外見で暮らすようになってから…」などという表現を使うから、よく他人に「女から男になった人だ」と思われがちだが、実際は現在も「女」「男」どちらの自覚もない。
性別にこだわらない生き方の認知度が上がるなら、むしろオッケー!ノンバイナリーの言葉をより広めたいので、これからは自己紹介するとき「中性」じゃなくて「ノンバイナリーの新井祥です」と言おうかな…と企んでいる今日この頃。
確かに、ネットショップなどの会員登録では、「男性」「女性」に加えて「その他」や「無回答」の項目を加えるサイトが増えていますね。良い傾向です。
欧米を中心に、性別の枠組みに自分を当てはめない人たちを「ノンバイナリー」と言うようになってしばらくたった。
日本でも歌手の宇多田ヒカルさんをはじめ、近年そのカテゴリーであることを明らかにする有名人が増えてきて、しだいに言葉と概念が浸透してきているのを感じる。
ドがつくくらい保守的な日本も、国際社会の中で「性別では分けられない人もいる」ということを、受け入れざるを得なくなったのだろう。「性別をもたない」という生き方を20年ほどしてきた自分からすれば、「ふふふ、やっとだ…。やっとスタートラインに立ったってもんだぜ」という感じだ。
自分は「女の外見のときは…」「男の外見で暮らすようになってから…」などという表現を使うから、よく他人に「女から男になった人だ」と思われがちだが、実際は現在も「女」「男」どちらの自覚もない。
外見というのはあくまで社会的にどう見られるかだけの話で、気の持ちようは『性別がない』(そのまんま、20年近く続く連載漫画のタイトルにしている)状態。以前は、「そんなの変だよ」「たまには女に戻りたいんじゃないの?」などという、不躾(ぶしつけ)な質問を投げつけられたものだが、最近めっきり減ってきた。
欧米文化に「右へならえ」、大いに結構。性別にこだわらない生き方の認知度が上がるなら、むしろオッケー!ノンバイナリーの言葉をより広めたいので、これからは自己紹介するとき「中性」じゃなくて「ノンバイナリーの新井祥です」と言おうかな…と企んでいる今日この頃である。
(ノンバイナリー漫画家)(おわり)
「しんぶん赤旗」日刊紙 2022年5月27日付掲載
自分は「女の外見のときは…」「男の外見で暮らすようになってから…」などという表現を使うから、よく他人に「女から男になった人だ」と思われがちだが、実際は現在も「女」「男」どちらの自覚もない。
性別にこだわらない生き方の認知度が上がるなら、むしろオッケー!ノンバイナリーの言葉をより広めたいので、これからは自己紹介するとき「中性」じゃなくて「ノンバイナリーの新井祥です」と言おうかな…と企んでいる今日この頃。
確かに、ネットショップなどの会員登録では、「男性」「女性」に加えて「その他」や「無回答」の項目を加えるサイトが増えていますね。良い傾向です。
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