日常のあれこれをそこはなとなく

料理、わんことの日々、海外ミステリを中心とした読書、ソフトバンクホークス、JAZZなどを書いていきます。

江戸の蔦屋

2013-04-24 07:07:51 | 日記
佐賀県武雄市の市立図書館の運営が蔦屋になってずいぶん話題になっています。CDやDVDをTSUTAYAで借りることも多いですし、Tポイントカードはいろんな所で使えて便利です。僕はTSUTAYA以外でTポイントカードを使うことの方が多いです。



蔦屋書店もよく利用します。三軒茶屋の蔦屋は品揃えが青山ブックセンターっぽくって好きです。文化系、美術系の本が結構充実しています。

この蔦屋というお店を知ったときには、うまい命名だなあと感心しました。というのは、江戸時代に一世を風靡した蔦屋という本屋があったからです。



これは、吉原細見という本です。吉原遊郭のガイドブックで、花魁達がランク付けされて掲載されています。当時の江戸の男達はこういう本を片手に吉原に出かけていったわけです。で、この本で当てて儲けていた男が蔦屋重三郎という人です。



蔦屋重三郎は、他にも浮世絵や黄表紙、洒落本と行ったものを手がけていました。浮世絵では東洲斎写楽や喜多川歌麿の絵を出版していました。山東京伝、十返舎一九などは彼の世話になっていました。彼自身も蔦野からまるという筆名で黄表紙も書いています。

今知ったのですが、現代の蔦屋はこの蔦谷重三郎にインスパイアされて、現代の蔦屋になるといって社名をつけたそうです。なんだそうだったのか! これからも利用させてもらおうと思います。
コメント
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