日常のあれこれをそこはなとなく

料理、わんことの日々、海外ミステリを中心とした読書、ソフトバンクホークス、JAZZなどを書いていきます。

津田大介「Tweet&Shout ニュー・インディペンデントの時代始まる」を読みました

2013-04-04 07:40:50 | 読書
津田大介の「Tweet&Shout ニュー・インディペンデントの時代始まる」を読みました。



津田大介さんは、自称の肩書きは、ジャーナリスト、メディア・アクティビストとなっていますが、新進気鋭のメディア系ライターで活動家です。シンポジウムの場にPCを持ち込んで、Twitter上に実況中継するスタイルをいち早く取り入れ、このような実況を「Tsudaる」といわれるようになった人でもあります。最近はメディアの露出も多いので、金髪のあの人と言えば、知っている人も多いと思います。

この本では、従来型の音楽ビジネスが、ナップスターなどの共有サービスや音楽配信などによってどのように対応し、どのように変質してきたのかを、インタビュー形式で述べています。さらに、ミュージシャン側の視点から、SNSなどがどのように影響を与えているのかを述べています。

僕は、音楽に関しては完全に旧世代の人間で、音源はできればCDの形で所有したいですし、聞く時もiPodをはじめとするプレーヤーで普段は聞きますが、できればオーディオで聞きたいと考えています。まだまだそういう人は多いと思いますが、これからはどんどん変わってくると思います。日本のミュージックシーンは、今完全に過渡期なのです。

ニュー・インディペンデントというのは、ネット上にミュージシャンが自ら新曲をアップし、ファンが直接ダウンロードして購入する形態の事です。実際にちょっと探すと、プロ・アマを問わず、そういう活動をしている人はたくさんいます。YuTubeによって、個人のパフォーマンスがあっという間に世界に広がるようになりました。

震災後、津田さんはバスに100人のボランティアを乗せて現地に入り、ボランティアと音楽イベントを行いました。音楽に関しても震災前と震災後では明らかに、変質したと本書にも書かれています。その津田さんは思想家の東浩紀と一緒に、来週チェルノブイリに行くそうです。帰ってきてからの活動が楽しみです。

津田さんと東さんのTwitterフォローしてますが、何しろ書き込みが多いので、それはそれで大変です。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする