黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『桜庭一樹 ~物語る少女と野獣~』桜庭一樹ほか(角川書店)

2009-02-13 | 読了本(小説、エッセイ等)
雨の午後、女流文豪のお屋敷だったという、ふるい洋館で取材を受けている作家の“ぼく”が出会ったのは……『ライティング』、
いっときスポットライトを浴びた十代のアイドルであった、乃木坂れな。隣室にはいつしか親衛隊長が住み、彼女を守っていた。やがて引退を決めた彼女は……『ゴージャス』、
ミミとクリステルは16歳になったばかり。ある日、ミミが、かつてこの国で一世を風靡した人気ロックスター・ジャングリーナ氏は実は親戚だと言い出した。現在死にかけていているらしい彼の様子を見に、2人は出かけ……『地球で最後の日』、
スーパースターを父に持つジャンは16歳。彼は今、戦場にいた……『ぼくの代わりに歌ってくれ』、
他、対談や、Q&A、自身による作品解説、直木賞受賞前後の様子、幻の処女作“ブルマー三部作”などを収録したファンブック的1冊。

レアな内容もあったり、まさにファン必見な内容。
ちなみに『ライティング』は書下ろし、『ゴージャス』他2編は単行本未収録作品(ちなみに『ゴージャス』のれなは、その後、七竃をスカウトした人)。

<06/2/13>