黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

マカロンショコラ(抹茶)@しょこら亭

2009-02-12 | スイーツ
 抹茶のマカロンの間に、チョコレートと甘納豆。その上をチョココーティングしてあり、抹茶が塗されています。
 マカロンというよりは、チョコレート菓子な感じ?
 チョコレートはビターな感じで、抹茶も甘くないので、大人な味わい。
 4個入。

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 しょこら亭:新潟(阿賀野)

 白鳥の飛来する湖・瓢湖のほとりにあるというチョコレート専門店。
 日本酒やお茶など和素材と組み合わせたチョコレートが豊富なようです。
 お店にも行ってみたいですが、今回は新潟伊勢丹のショコラモードで購入。

『完全恋愛』牧薩次(マガジンハウス)

2009-02-12 | 読了本(小説、エッセイ等)
両親と妹を空襲で亡くし、山形との県境に近い誉村の一角・刀掛という集落で、温泉旅館・刀掛本館を営んでいる、父方の伯父・坂上隼夫の家に疎開している中学2年生の少年・本庄究。
ある日、伯父の敷地内の一角に間借りしている画家・小仏榊の娘・朋音が現われ、彼女に恋をした究。
やがて終戦を迎えた、昭和20年。村には進駐軍の軍人たちが駐留するようになった。その中の1人であるジェイク・フィッツジェラルド大尉は、酒癖女癖が悪く評判は最悪。その彼はその後、刀掛川の下流、大檜沢にそそぐ直前の河原で刺殺体で発見された。しかし凶器はなく、その傷口や様子から、調理場の包丁や坂上の隠し持っていた刀が疑われるも、曖昧なまま事件は収束する。
その後、小仏の弟子となった究は、柳楽糺という名で画家の道を歩むが、朋音は実業家・真刈夕馬と結婚。二人の間に生まれた娘・火菜は、自分の娘ではないかと密かに信じながら、彼女の成長を見守っていた究だったが……

一人の女性を愛し続けた孤高の画家・柳楽糺の生涯を軸に、彼が昭和20年、昭和43年、昭和62年に遭遇した不可解な事件を描いたミステリ。
ちなみに某作家さんが、自作に登場するミステリ作家名義で書かれてます(彼の登場する作品は読んでませんが…多分)。
タイトルは、エピグラムとして記されている“他者にその存在さえ知られない罪を完全犯罪と呼ぶ。では他者にその存在さえ知られない恋は完全恋愛と呼ばれるべきか?”という言葉に由来。
読みながら、完全恋愛というほどではないような…とかちょっと思ってしまいましたが、最後で納得(笑)。

<09/2/11,12>