黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

塩キャラメル@かわさき

2009-01-18 | スイーツ
 ドーム型のレアチーズの内側は、キャラメルムース。
 その中に塩キャラメルのソースが仕込まれています。
 土台はスポンジですが2つに分かれていて、間にカスタードクリーム。
 上には生クリームと板状のチョコレート。
 流れ出てくるキャラメルソースが楽しいですv

 パティスリーかわさき:新潟(長岡)

ラクティー@かわさき

2009-01-18 | スイーツ
 紅茶のムースの中に、レモンのゼリー(?)。土台はスポンジ。
 ムースの上にかかっているのは、チョコレート(そこに板状のチョコが刺さっています)。
 レモンは、かなり酸味がきいてます。

 パティスリーかわさき:新潟(長岡)

『たまさか人形堂物語』津原泰水(文藝春秋)

2009-01-18 | 読了本(小説、エッセイ等)
祖母の実家の家業で、婿に入った祖父が継いでいた人形店・玉阪人形堂。
3年前、勤めていた広告代理店をリストラされた澪は、入院中の祖父から生前贈与され、跡を継がされた(その後、祖父は海外へ移住)。
以降、押しかけバイトで、人形マニアの美青年・冨永と、腕は立つが経歴は謎に包まれている職人・師村雪夫とともに、人形の修復に主軸をおいて、店はそこそこ忙しい。
そんなある日、顔が完膚なきまでに破壊された人形が持ち込まれた。それは依頼人の女性・畝川をモデルに作られたというのだが、作られてから30年以上は経っているはずだと師村はいう。作者の冷泉龍佑という創作人形作家で、30年前に病死していて……『毀す理由』、
ラヴドールの麗美を、友人から預かって来た冨永。人形である彼女にたびたび話しかけ、慈しむ彼。修繕の為、メイカー<キャプチュア>に問い合わせるが、その対応はけんもほろろ。何とか店にきてもらった束前は、どうやら師村の事を知っている様子で……『恋は恋』、
寛永の頃、村上藩に附子の方と呼ばれる側室がいた。彼女には、正室や側室、殿様を毒殺したのではないかという噂があったという。
そんな新潟・村上市で開催されている雛人形の展示を、遠縁・丹能家を頼って見に行くことにした澪。
ところがその矢先、長男・渉が、その父同様若くして突然死。一緒にいた、かつての父の愛人・菅原晶子に疑いがかかるが……『村上迷想』、
店に遊びに来た豆腐店のご隠居がテレビで人形芝居を観たという。かつて彼が公民館で観た人形劇は今一つだったことから、どこが違うのかという話になり、師村はかつて出会ったチェコの人形使いの名人ズデニェク・パラフについて語る。
一度観たパラフ劇団に感銘を受けた師村は、数年後再び観たいと願うが、すでに彼は引退していた。しかしせっかくだからと彼の自宅で最後の公演を観せてくれることになり……『最終公演』、
束前から電話が入った。軽井沢に住む有名な人形コレクターが師村に用事があるらしい。“ガブが待っている”と伝えるように伝言を頼まれた澪。そんな束前から、師村の秘められた過去を聞かされて……『ガブ』、
店を閉めることにした澪は、従妹の早苗の元に身を寄せていた。ようやく店の買い手が見つかった矢先、不動産屋に祖母の知己だという老人が人形を直して欲しいと訪ねてきた。彼は、祖母が守りたがっていた青い眼の人形を持っており、その修理を依頼したいという。しかし澪は、もう富永にも、師村にも連絡を取らないと決めていて……『スリーピング・ビューティ』の6編収録。

修復専門の人形店を舞台にした連作短編集。ちょっとミステリ?
お話的にはちょっと狂気を孕みつつも、3人のかけ合いは楽しい感じ。
……あ、村上の人形さま巡りは、わたしも一度観に行きたいと思っているんですけどね~(笑)。

<09/1/18>