黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『現人奇談』椹野道流(講談社)

2009-01-24 | 読了本(小説、エッセイ等)
1月の半ば、琴平敏生の尊敬する画の師匠・高津園子が急逝。
それからひと月程度が過ぎたある日、そのショックも覚めやらない敏生に天本が手渡したのは、彼女から生前託されていたというデッサン帖であるスケッチブックだった。そしてその間からは、ひとつの古いメダイが…。
師の顧問弁護士・渡辺の元を訪れた2人は、そこで彼女からのもうひとつの遺言を渡される。そこには、彼女がかつて熊本の天草地方を旅した折に出会った少女とのエピソードが綴られていた。
そして、2人が一緒に見た夕日のような椿を描くと約束していたが、それが果たせず申し訳なかったという思いと、少女から預かっていたメダイを天草へ届けて欲しい、という。
その思いを果たすべく、天本と共に天草へと向かった敏生は、彼女のスケッチブックを手掛りとし、少女の元にたどり着いたのだが……

奇談シリーズ。第…何作だったかは忘れてしまいましたが(笑)、3年ぶり待望の新刊ですvv
園子さんを敬愛していただけに、敏生の心情を思うと切ないですね…;
2人の関係はあいかわらず甘々。小一郎はちょっと成長したっぽい?(中身が)
天本パパも何気に登場して、今後が気になるところですが、次は早く出ると良いなぁ…(笑)。

<09/1/24>