“ぼく”が大学入学を機に知り合い、友人になった青年・森山。
彼からある目的の為に小説を書いていると聞いたぼくだったが、それから1ヶ月後、森山は何も告げずに大学から姿を消した。
以前、彼から見せてもらったことのある絵のモデルだという女性…小説研究会の先輩に、話を訊きにいったぼくは、彼が書いていたという小説の草稿を読む。その内容とは、いじめを題材にしたもので、ぼくは彼がいじめを受けていたことを知る。そして先輩もまた、過去の出来事から心に深い傷を負った人だった……
諸般の事情により(笑)読んだ作品。
著者のいじめをなくさんとする志の高さは評価するのですが、小説として、若干の安易さと描写の少なさ(←こちらに関してはあえて重くならないように、意図して書いているのかもしれませんが…)が気にならないでもなく…;
<08/1/26>