『コルセットに翼 1』もとなおこ（秋田書店）

英国南部のワイト島で生まれ育ったクリスティン。しかし実の親だと信じていた、育ての父が亡くなり、その親類たちによりヨークシャーの寄宿舎に送られることに。弁護士・ハビシャムに連れられ行く途中、駅で列車を待っていたクリスティンは、そこで車椅子に乗った青年に出会う。そんな彼は、自分の自由のなさを嘆く彼女に、鳥について教えてくれた。
そうしてやって来たデスデモーナ女子寄宿学校だったが、そこはミス・デスデモーナが支配するする学校で……#1「出会い」、
ミス・デスデモーナに逆らい、反省房に入れられたクリスティンは、そこで2人の少女…フィオナとエミリーと知り合う。その後、1人残されたクリスティンが、房に入れられ5日が過ぎた。ようやく出された彼女を待っていたものは……#2「束縛」、
ミス・デスデモーナによる急激なタイト・レイシング（コルセットによる矯正）を受けたクリスティンは、満足に食事も出来ずに倒れてしまう。そんな場所に行き会ったのは、ひとりの上級生だった。
一方、クリスティンの幼なじみのセドリックが聖歌隊に入ることになり、来月ヨーク・ミンスターに行くついでにクリスティンに会いたいとハビシャム氏の元を訪れていた……#3「誓い」、
夜中の温室で、皆と一緒に秘密の授業を受けられるようになったクリスティン。そんな中、ミス・デスデモーナが試験として出したのは、クリスマス用の部屋の飾り付け。しかし親類から満足に物を送ってもらえない、クリスティンには圧倒的に不利。しかもその試験に落第した生徒にはクリスマス行事への参加は許さないという……#4「形見」の4編収録。

自由の為に戦う『小公女』な感じ？
クリスティンの出生や、車椅子の青年など気になりますね～。
今後が楽しみです♪

<08/1/17>