黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『身代わり伯爵の挑戦』清家未森(角川書店)

2008-01-16 | 読了本(小説、エッセイ等)
下町のパン屋の看板娘・ミレーユは、幼なじみで宿敵ロイとの後継者争いに敗れ、さらに自分の作ったパンが壊滅的にまずいことをようやく知らされ落ち込む。そんな彼女の元に、双子の兄・フレッドとリヒャルトがやってきて、彼女を迎えにやってきた。
アルテマリス王国では、10月の末日が聖誕祭。そしてミレーユたち兄妹の誕生日でもある。その日が近いことから父の城で祝うことになったのだ。
ついでに、王宮の人たちにまずいパンを食べさせたお詫び行脚を思い立ったミレーユだったが、何故か王太子の婚約者・リディエンヌとお茶をすることになり、そこに同席していた王女・セシリアのメルヘンな日記をうっかり見てしまった為に、彼女の元に拉致されてしまい、そのついでに聖誕祭でのプレゼント用にショールを編むことに……(聖誕祭の日に相手の男性髪の色と同じ手編みのショールを、そして男性からは女性の瞳の色の贈り物を交換し、口づけを交わすと、ふたりの愛は永遠に続くといわれている)。
一方、王宮では政変により行方不明になっていたシアランの公女・マリルーシャが身を寄せており、シアラン出身のリヒャルトは、彼女の希望で護衛につくことに。
そんな中、セシリアからマリルーシャの侍女エレノアの行動を見張ってほしいと頼まれたミレーユは、彼女を尾行するが、その途中で義賊・ランスロットに編みかけのショールを盗まれてしまい……

シリーズ3作目。あいかわらず何に『挑戦』なのだかわかりませんが……編み物?(この辺のタイトルのはずしっぷりは、もはやお約束なのでしょうか?/笑)
リヒャルトの過去が明らかになったり、新キャラ・ランスロットが登場したり、今後の展開も気になるところです。

<08/1/16>