黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『Danza』オノ・ナツメ(講談社)

2008-01-04 | 読了本(漫画)
父親・ピッポが、亡くなったおじ・ミケーレと2人でやっていた葡萄畑に、手伝いにやってくる息子・イーヴォ。歓迎されないと知りつつ手伝いにやってくる彼だったが……CORNICE1 長靴、
少年・ラルフの前に現れたひとりの男……大切な人とその大切な人に会いにきたという彼は、タイムスリップしてやってきたラルフの息子だという……CORNICE2 湖の記憶、
アメリカ人の青年・ホルと結婚した娘・さちこと、2人の間にできた孫娘・マリタが来日。箱庭づくりが趣味の父の元を訪れるが、なかなか打ち解けることが出来ずいた……CORNICE3 箱庭、
有名なジェラート屋の前で警備をしなければならない、軍警察の青年にとって夏場は苦行。そんな話を仲間としていると、近づきがたい雰囲気の准尉に笑われた。そんな青年は子供の頃、立っていた軍警察の向かいに立って見せつけるようにジェラートを食べていたことがあり……CORNICE4 ジェラテリーアとカラビニエーリ、
友人に古城での誕生パーティに呼ばれたアルド。そこには彼が苦手としている兄・ピエートロも呼ばれていた。なるべく顔を合わせないようにしていたのだが、突然起きた地震により一緒に閉じこめられてしまい……CORNICE5 煙、
刑事ヴァルとキースは、相棒だが、相性はいまひとつ。そんな中、警察内部に情報を外に売っている奴がいるという噂を聞いたヴァル。しかもそれはキースだというのだが……CORNICE6 パートナーの6編収録。

ちょっと心温まる雰囲気の作品集。
『長靴』と『湖の記憶』あたりが好みかな。
巻末の予告からすると、『パートナー』のキャラクタたちが新たな作品に登場するのでしょうか?

<08/1/4>

『指し手の顔 下』首藤瓜於(講談社)

2008-01-04 | 読了本(小説、エッセイ等)
つてをたどり財界の大物である元代議士秘書・松浦善三との連絡をとりつけた茶屋は、真梨子とともに会いに行くが、彼は首を切断され死亡していた。それらが、鈴木一郎が犯人であると報じる新聞により、かつての担当医師として報道陣に追われることになった真梨子は櫻子の元に身を寄せる。
一方、その捜査の為にプレハブ小屋を見張らせていた刑事2人が殺害され、その監視カメラにはライダーススーツの謎の女の影が。
やがて真梨子は、かつて潘がアメリカにおいて入陶大威であった時の鈴木一郎と関わりがあったことを知り……

鈴木一郎は今回、主役というよりも暗躍な感じ(笑)。
ハラハラドキドキの展開ではあるのですが、個人的にはどこかちょっと微妙;
どうやらラストの感じからすると続きがありそうですが、今度はもうちょっと早く出てくれるといいなぁ(笑)。

<08/1/4>