CLASS3103 三十三組

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青天を衝け  栄一、志士になる

2021-04-18 20:59:02 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「青天を衝け」
視聴完了であります
志士になるって、大層な副題だと思ったけど、
実際に草莽の志士という概念を吸収して帰ってきたと
そういうお話でありました
まぁ、その合間合間に、嫁さんといちゃいちゃするのが
なんというか、志士としてどうなんだと思ってしまったんだけど
志士とかおいといて、ちゃんと嫁さんを大切にする男になれよと
思ったりしてしまったのである

さて、来週長七郎がどうなるのかさっぱりわからんけど、
あのテロ組織的な私塾が、きわめて不穏だなと
栄一に引っ掻き回されるところも含めて、
なんというか、とんがった思想組織ってだいたいああいう感じだよなと
新興宗教にも近い恐怖を覚える展開でありました

結局、彼らのテロは不発で終わったと
そういうお話であったわけだけど、
あの片目のやつの生き様とか、その人間の思考というか、意志というか、
長七郎が切腹するのに目をキラキラさせていたそれと
まったく変わらないのであろう、
何かでありたいという強い欲求に従ったものだったのかもなぁと
思わされたりしたのであります
名を成す、ひとつの目標としてそれはあるんだが
その方法が、凄く雑になっているというか、
走り出して、今更テケトーなところで降りられない
どうせなら派手にみたいな、そういう浅慮の末のようにも見えてしまって
なんか悲しくなってしまうのである
でも、そうなってしまいがちな、あの農民をバカにした男も
部屋住みの武士崩れだったりするんだろなと思えば
なんとなく、同情みたいなことを覚えるのであった

あとは、和宮の輿入れが無事終了して、
家茂がとてもいい人として描かれているのがよかった
これもドラマのわざとらしい綾ともいえるが、
そういう公武合体の姿をけしからんとする勢力があり
それらが猛威を奮うという、もう、どうともならない状態というのが
幕末のカオスっぷりをよく顕していて
考えさせられるのでありました
大きなものは、個人の幸せとかそういうのとはまったく別になってしまい
よくわからないそれらに絡めとられて、がんじがらめになってしまうのだろう
権力者という立場になった人の不幸が見えたようでもあり
面白い回でありました


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