銀河英雄伝説 作:田中 芳樹
読みました
この本自体が伝説めいたもので、
日本のSF大長編として金字塔を打ち立てた
そんな優れた作品なのでありましたが
読んだこともなければ、評判のアニメも見たことがないので
初銀英伝を堪能したのでありました
ネタバレ全開になってしまいそうなので、
手心が大変難しいのであるが
2巻と8巻が衝撃的な内容でありました
もう、どこ行っても多分そう書いてあるんだろうけども
特に、8巻が個人的には衝撃でありまして、
正直なところ、8巻で終わってもよかったというか
ある種、終わってしまったと感じたのでありました
いや、9巻の攻防もステキでありましたけども、
8巻の主人公の一人であるヤンの魔術師たる活躍が
まぁ、なかなかどうして、素晴らしいなと
惚れ惚れしてからのというあたりが、
衝撃だけども戦争というのはえてしてそういうものかしらねなんて
思わされたりしたのでありました
各人のエピローグについては、それぞれ
思うところがあるものの、ユリアンについては、
主人公ではなかった、英雄ではなかったのじゃないかなと
そんな風にも思えて、それがまた、
英雄を記述する人でありたいヤンの生き方とも似て
それぞれが、思うところとは違う生き方になり、
また、全体を通して、それぞれの理想がなぜか、
敵対している、あるいは反対であろう相手側に存在していると
そういう不可思議がまぶされていて
読んでいて、そういうものだな世の中と
当たり前の感想を抱かされてしまうのである
ファンタジーなうえに、宇宙のお話なのに
人間生活というか社会は普遍的であるなとまざまざ
見せ付けられたようでありました
そういう人間関係というか、組織のあり方、
人間の行動というものが面白いところでもあるわけだが、
それと並ぶように、艦隊戦の面白さも秀逸であります
このあたりは戦記というのが楽しいというそれと
まったく一緒なわけでありますが、
いくつか巧妙に張り巡らせた罠が、からくりによったり、
誰かの動きによったりして、ようやく花開いていくというか
頭脳戦の楽しさもふんだんにあって、
結局かかれてしまうと、そうなる物語なんだからと
思わなくもないところが、
そうせざるをえないし、はまってしまうなと思えるよう
とても丁寧に罠にはめてくれるのが
なかなかに楽しいのでありました
圧倒的にヤン派で読んでしまったのでありますが、
ラインハルトの生き方と、姉萌えっぷりにも
目を見張るところはあったり、
それぞれに伴侶というかパートナーとなった女性とのやりとりの微笑ましさも
なんというか、ほのぼのと楽しめて
コメディ調もステキだわとあれこれ楽しんで終えられたのでありました
個人的にはキャゼルヌがよかったなぁ、ああいう仕事できる男になりたいものである
読みました
この本自体が伝説めいたもので、
日本のSF大長編として金字塔を打ち立てた
そんな優れた作品なのでありましたが
読んだこともなければ、評判のアニメも見たことがないので
初銀英伝を堪能したのでありました
ネタバレ全開になってしまいそうなので、
手心が大変難しいのであるが
2巻と8巻が衝撃的な内容でありました
もう、どこ行っても多分そう書いてあるんだろうけども
特に、8巻が個人的には衝撃でありまして、
正直なところ、8巻で終わってもよかったというか
ある種、終わってしまったと感じたのでありました
いや、9巻の攻防もステキでありましたけども、
8巻の主人公の一人であるヤンの魔術師たる活躍が
まぁ、なかなかどうして、素晴らしいなと
惚れ惚れしてからのというあたりが、
衝撃だけども戦争というのはえてしてそういうものかしらねなんて
思わされたりしたのでありました
各人のエピローグについては、それぞれ
思うところがあるものの、ユリアンについては、
主人公ではなかった、英雄ではなかったのじゃないかなと
そんな風にも思えて、それがまた、
英雄を記述する人でありたいヤンの生き方とも似て
それぞれが、思うところとは違う生き方になり、
また、全体を通して、それぞれの理想がなぜか、
敵対している、あるいは反対であろう相手側に存在していると
そういう不可思議がまぶされていて
読んでいて、そういうものだな世の中と
当たり前の感想を抱かされてしまうのである
ファンタジーなうえに、宇宙のお話なのに
人間生活というか社会は普遍的であるなとまざまざ
見せ付けられたようでありました
そういう人間関係というか、組織のあり方、
人間の行動というものが面白いところでもあるわけだが、
それと並ぶように、艦隊戦の面白さも秀逸であります
このあたりは戦記というのが楽しいというそれと
まったく一緒なわけでありますが、
いくつか巧妙に張り巡らせた罠が、からくりによったり、
誰かの動きによったりして、ようやく花開いていくというか
頭脳戦の楽しさもふんだんにあって、
結局かかれてしまうと、そうなる物語なんだからと
思わなくもないところが、
そうせざるをえないし、はまってしまうなと思えるよう
とても丁寧に罠にはめてくれるのが
なかなかに楽しいのでありました
圧倒的にヤン派で読んでしまったのでありますが、
ラインハルトの生き方と、姉萌えっぷりにも
目を見張るところはあったり、
それぞれに伴侶というかパートナーとなった女性とのやりとりの微笑ましさも
なんというか、ほのぼのと楽しめて
コメディ調もステキだわとあれこれ楽しんで終えられたのでありました
個人的にはキャゼルヌがよかったなぁ、ああいう仕事できる男になりたいものである