CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

西郷どん  殿の死

2018-04-22 20:43:26 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「西郷どん」
視聴完了であります
まぁ、そうだろなと思いつつ見ていましたが
なかなか劇的なタイトル回収劇でありました
盛り上がって、そのまま逝くという
物語としては非常によいそれで、
お前がわしになれ、なんて台詞は、
いつぞやのスペシャルのときの意味がわかったというか
ダブルミーニングとすら思えるようなそれで
素晴らしかったのでありました
ただ、西郷どんがどんどん恰幅よくなってて
体大丈夫かと心配になってしまった

さておいて、急転直下の大老就任劇でありまして、
この頃の井伊については、ついていたと
言うべきなのか、その後を考えるとついていないというか、
むしろ、燃え尽きる前のろうそくだったのか
運命というのはわからんものだなと
改めて思い知った次第、
もう駄目かと思った継嗣の問題は、家定の急死によってさらっと済むし、
まぁ、裏で九条と繋がっていたからこそなんだろうが、
運が良かったというのはありそうな話だと思うところ
さらに、政敵として難題であった斉彬の唐突な死もまた、
井伊への追い風であったように思えてならないのでありました
この物語からすると、むしろ、斉彬は殺されたんじゃないかと
疑りたくなるところでありますが、
あれだけ大きな政変が失敗で終わったというところに
意気消沈ではないが、何か、きっかけになったんじゃないかと
史実について思いたいところもあったんだが、
実際どうであったろうか、
物語としては、京都へ薩摩が上るという案が
ここでひとつ出てきて、今後の西郷のひとつのテーマになっていくのかと思えば
なかなかよくできた話だとも感じられるのでありました
薩摩から、なぜ、西郷と大久保が出て
島津というのが出なかったのか、そのあたりがわかるようにも思う
象徴的な内容であったように思うのであります

次回逃避行が行われて
おそらくは、左内が死んでという感じではないかと思いつつ
唐突にスピードがあがったように感じながら
次の放送を待ちたいのであります