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CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【読書】ビートルズのデザイン地図

2017-02-07 20:33:46 | 読書感想文とか読み物レビウー
ビートルズのデザイン地図  著:石塚 耕一

美術というか、デザインの参考書というか、
授業用の読本か?と思うような内容でありました
人にすすめられて読んだのですけども、
なんと形容したらいいのか、
著者が語るビートルズの本で、
ビートルズにそこまで思い入れない自分が読むのは
違うと思わせる本であったように思うのである

美術やデザインの先生が持論を形にしたと
そういう具合なんだろうと思いますが、
各アルバムのジャケットにまつわるお話と、
そこにこめられたデザインの意義、意味みたいなものを
つらりつらりと並べていまして、
そうなのか、そうだったのねと
思ったり、不思議に感じたりしつつ読みすすめる

いかに先鋭というか、進歩的であったかというところが
ビートルズというひとつのアート作品について、
こんこんと語っているという具合でありまして、
あまり知らない自分からすれば、
そこまで凄い人たちだったのかと
いまさらながらに思い知らされたわけでありました
まぁ、確かにあれだけ、楽曲聴いてるんだから
そりゃ凄いわなと思うわけであります

アルバムジャケットのこだわりようも、
並々ならぬところがあって、プロダクトするもの
創造物である、楽曲を含めたLP盤それ自身を
アート作品と位置づけているといわしめるほどだそうで、
名うてのデザイン屋、ポップカルチャーの申し子、
サイケデリックの始祖みたいなのを
これでもかと語り盛っている内容でありまして
なかなか、ビートルズは凄かったんだなと
月並みな感想ながら、しっかりと思わされる内容でありました

面白かったかといわれると
なんか違うなというか、これは、この人の講義を聞くときの
サブ本ではないかと思ったりしつつ
困惑とともにメモっておくのでありました