CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

清浄歓喜団

2012-09-06 21:32:12 | 食べ物飲み物
どっちかというとNHKのせいなんですが、
大河ドラマ「平清盛」に出てきた、
中村梅雀さんが演じる家貞というおじじが、
それはそれは、とてもとても、
すっごくおいしそうに食べていたのがこれであります
劇中では「唐菓子(からくだもの)」とされておりましたが、
それがまさかの、現代で食べられるとのことで
わざわざ京都駅の伊勢丹までいって買ってきたのでありました

というわけで、相当に古風な和菓子であります
いや、唐菓子というくらいだから、和菓子というたとえは違うのか
わかりませんが、当時の秘密レシピからアレンジされて
現代によみがえっているものなんだそうで、
京都の老舗和菓子屋さんで売られております
正直、どんなものなのか、見当もつかなかったんですが、
ともかく、テレビ上であんまりにも上手そうに家貞が食べるもんだから
こりゃ、相当にうまいものに違いないなんて
そう思ったわけであります
多分、そんな人いっぱいいたんじゃねぇだろうか

さておき、実際食べてみてどうだったかというと
意外と硬ぇっ、でも旨ぇ!
てなもんであります

正直、そういう古いものだから、もっとエッジがきいたというか、
もう、これはちょっとどうだろう、もはや菓子とは言いがたいみたいな
そういう感じも覚悟していたのでありますが
香ばしく揚げられているボディというか皮が
ちょっと硬すぎてびっくりだったけども、
中身のいわゆる餡の部分は、ほどよい甘さで大変おいしい
それも、外側の揚げられたところとあわさると
えもいわれぬ味わいというか、うまいと思わず言うほどだったのであります
なかなかに、侮りがたし

もっと重たい感じかとも思いましたが、
2つくらいは、ぺろりと食べられるくらいでほどよく
なんとも、大変満足できたのでありました
ただ、梅雀さんほどうまそうなリアクションはできなかったのを考えると、
やっぱり、あれは梅雀さんがうますぎたんだろうなと
ちょっとやられたと思ってしまうところ
いや、あの気分が味わえたという特別感を考えると
これはこれで乙なものというか、よかったなんて
思ったりしながら、
満足したのでありましたとさ

ちょっと珍しい京都土産に、なかなかよいかもしれないと
真剣に思い至った次第なのであります