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「マダム・マロリーと魔法のスパイス」
ミシュランの星付き老舗フレンチレストランの厳格女主人と、新興インド料理
店一家とのバトルや、色々あって頑なな心に変化が訪れる姿を描いたヒュー
マンエンタテインメントです。
南仏でマダム・マロリー(ヘレン・ミレン)の経営する「ル・ソール・プリョルール」
は、極めつけの味と穏やかな雰囲気を重んじ、ミシュランで1つ星も獲得して
いる老舗レストランです。
ある日、そんなマロリーの店の真正面に、賑やかな音楽とスパイスたっぷり
のインド料理を提供するド派手なインドレストラン「メゾン・ムンバイ」が開業し
ます。
全く異なる価値観の2つの店は、道を隔てて対立するが、「メゾン・ムンバイ」
店主の息子ハッサンが亡き母から譲り受けたという「魔法のスパイス」と、ハ
ッサンの持つ天才的な料理のセンスが、そしてハッサンとレストランの副料理
長マルグリットとの恋模様がからみ次第に両店主の頑なな心を溶かして行き
ますが・・・。
展開がインド映画のように賑やかなので、ラストは出演者全員が踊るのかと
思うくらいですが、スティーブン・スピルバーグとオプラ・ウィンフリーが製作、
「ギルバート・グレイプ」「ショコラ」のラッセ・ハルストレムがメガホンをとった、
れっきとしたアメリカ映画です。
ロングショットによる南仏の風景が素敵ですが、このようなCGの使い方は推
奨ものです。ストーリーそのものに新味はありませんが、妙に気持ちをふんわ
かさせるというか、優しい雰囲気にさせてくれる作品で楽しいですよ。
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「トワイライト ささらさや」
加納朋子のミステリー仕立てベストセラー小説「ささら さや」の映画化です。
天涯孤独のサヤ(新垣結衣)は、売れない噺家のユウタロウユウ(大泉洋)と出
会い、結婚して不思議な町「ささら」に暮らしていましたが、突然の交通事故で
ユウタロウに先立たれてしまいます。
生まれたばかりの息子を抱え途方にくれるサヤは、身寄りもなく苦労の連続で
す。そんな2人を残して成仏出来ないユウタロウは、他の人の体を借りては現
れてサヤを助けますが、他人の体を借りられるのは一人1回り・・・。
監督は「60歳のラブレター」「神様のカルテ」などの深川栄洋ですが、なんでこ
んなに不味いのか不思議に思います。
原作を上手くアレンジしていないチャチな脚本も悪いのでしょうが、ゴーストも
のとかタイムスリップものが映画・テレビに溢れていて、もうこの手のものは飽
きあきです。
私が見た公開2日目(日)の映画館はガラガラでしたが、もう少し工夫して中身
の濃い作品を作ってもらいたいと思います。新垣結衣が初の母親役でしたが、
彼女は着実に進歩していますので、今後に注目です。
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