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アニメ「TIGER & BUNNY」や「映画 怪物くん」「ガチ☆ボーイ」などの脚本、テレ
ビドラマの脚本や舞台演出などをこなして頭角を現した西田征史の脚本・演出
で2013年に上演された同名舞台の映画化です。
舞台と同じく向井理と片桐はいりが主演し、西田が映画監督デビューを果たし
たハートウォーミングコメディということで期待して見ました。
早くに両親を亡くし、2人で暮らしてきた33歳の弟・小野寺進と40歳の姉・小野
寺より子です。
引っ込み思案で奥手な進は、過去の失恋の痛手からいまだに抜け出せず、世
話好きなより子はそんな弟にとやかく口を出しながらも、2人は程よい距離感
を保ちながら暮らしていました。
そんな小野寺家にある日、1通の手紙が誤って配達されたことをきっかけに、進
とより子それぞれの恋の風が吹き始めます・・・。
向井理も今までより演技に進歩を見せ、麻生久美子、ムロツヨシ、大森南朋、
及川光博などの共演者もそれぞれの味を出して楽しく見れるところはあるので
すが、舞台では面白くっても、脚本・演出がまるでアマチュアが撮ったように、
映画的にこなれていない箇所があり、プラス・マイナスあって結果マイナスです。
もう一つは舞台では良かったのかも知れませんが、姉役の片桐はいりは映画
で見ると、実年齢50歳を超えていて無理だし、これでも向井の姉かと思うくらい
異形でありミスキャストです。
付け加えるなら、撮影・照明・録音の技術レベルがとても低いのが気になりま
した。残念作としか言えません。