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「ヘラクレス」
ギリシャ神話の英雄ヘラクレスを描いたスティーブ・ムーアの原作を、「ワイルド・
スピード」シリーズや「G.I.ジョー バック2リベンジ」などで活躍するドウェイン・ジョ
ンソン主演で映画化したアクション作品です。
神々の王ゼウスと人間アルクメネの間に生まれた半神半人の男ヘラクレス(ドウ
ェイン・ジョンソン)ですが、神さえも恐れおののく並外れたパワーを持ちながらも、
人間の心も併せて持つ彼は、強さと優しさに満ちた者として名をはせています。
だが、わが妻や子供たちが自分のために命を落としたことで罪の意識に押しつ
ぶされそうになっていたのです。悩み苦しみ抜いた果てに、彼は12の試練を自ら
に課して救いを得ようとします。
そんなある日、トラキアの王女ユージニアから、父コテュス王に反旗を翻した凶
悪なレーソス率いる反乱軍から国を守ってほしいと頼まれます。
高額な報酬と引き換えにこれを引き受けたヘラクレスは、寄せ集めの兵士たち
を鍛え上げ、レーソス軍の襲撃に備えますが、この話の裏には大きな罠が仕掛
けられていたのです・・・。
監督は「X-MEN:ファイナル・ディシジョン」「ラッシュアワー」のブレット・ラトナー
です。世界的に話題となっている美女軍団に囲まれ、ストーリーも判りやすくて
いいのですが、アクション場面がこれでもかこれでもかとサービス過剰です。
プロレスラーの頂点にいたドウェイン・ジョンソン主演だから仕方がないと言えば
そうでしようが、粗野な所が気になります。
ヘラクレスは半神半人なのですから、もっと威厳があった方がいいと感じました。
お時間があればご覧ください的な作品です。
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「まほろ駅前狂騒曲」
人気作家・三浦しおんの同名ベントセラーを、映画「まほろ駅前多田便利軒」(20
11)、その続編として製作されたテレビドラマ「まほろ駅前多田番外地」(2013)に
続くシリーズ第3弾として作られたのが今作です。
まほろ市で小さな便利屋をやっている多田啓介(瑛太)のもとに、中学時代の同
級生・行天春彦(松田龍平)が転がり込んできて3年が経ちます。
多田は行天の元妻から、精子提供したのみで、行天さえも会ったことがない彼
の実娘はるの子守りを依頼されてしまいます。
一方、まほろ市の裏番長・星からは、新興宗教団体を前身とする謎の野菜販売
集団の極秘調査を押しつけられる。やがてその集団は以前に新興宗教団体だっ
たことが判明。しかも代表の小林は行天の過去を知る人物。この厄介な依頼に
悪戦苦闘するなか、バスジャック事件にまで巻きこまれてしまい・・・。
監督は「まほろ駅前多田便利軒」も手がけた大森立嗣が続投し、キャストは瑛太・
松田龍平に加えて、いつもの高良健吾、真木よう子、本上まなみ、大森南朋に加
え、永瀬正敏が新登場です。
なんと言っても瑛太・松田龍平のコンビの面白さが一番です。もともと面白い原
作なので、工夫すればシリーズは続くと思いますが、残念ながら脚本と演出がス
ムースにこなれていないのが欠点です。特に演出はナレーションとかスーパーに
頼ってしまい、流麗さを欠きます。
更に意図的な描写でしょうが、やたら喫煙の場面が多いのも考えもので、もう少
し別の描写があった筈です。次作を期待します。