↑ケルス図書館跡
↑ヘラクレスの門
数年前のトルコ旅行は、神秘的なイスタンブール、奇岩の洞窟都市カッパドキアなど
を見るのが主な目的でしたが、実際に行って驚いたのがエーゲ海沿岸最大の遺跡が
残るエフェス都市遺跡です。
紀元前11世紀、ギリシャからやってきたイオニア人によってこの地に建設された都市
国家で、ローマ帝国支配下の紀元前130年頃の全盛期には、約10万人がここに暮し
ていたといわれますが、当時の繁栄ぶりを伝える数々の遺跡を観てまわり、古代の
人々の生活に思いを馳せるのも楽しい限りでした。
特に25000人を収容する野外劇場、2階建のセルスス図書館、壮麗な装飾が残るハ
ドリアヌス神殿、トラヤヌスの泉、ヴァリウス浴場などの遺跡が素晴らしいです。
更にキリストの死後、12使徒の一人ヨハネスが聖母マリアを伴ってここに移り住み、
余生を過ごした地であるとか、メイン通りはクレオパトラも歩いた大通り…なども話の
ネタになります。
更に付け加えたいのは珍しい昔の看板?でメイン通りの歩道上にあります。これは
なんとその時代にあった娼婦館への案内図(大理石製)といわれるものもで、足は館
への方向を示し、図柄からお金を持ってきてください、優しくします…と判読されると
伝えられています。
↑クレオパトラが歩いたという大通り
↑トラヤヌスの泉
↑当時のトイレ
↑ヴァリウスの浴場
↑ハドリアヌス神殿
↑娼婦館への案内看板
↑娼婦館入口に残る彫刻と建物跡
↑25000人を収容する野外劇場