映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「フランス組曲」

2016年01月19日 | 日記

   

 

   1942年にアウシュビッツ収容所で命を落とした女性作家イレーヌ・ネミロフスキーによる

   未完の小説を、生き残った二人の娘がその遺稿を70年後に発見して出版した作品の映

   画化です。

   脚本・監督は、「ある公爵夫人の生涯」のソウル・ディブでヒロイン役は、「マリリン 7日間の

   恋」のミシェル・ウィリアムズ。フランス人女性とナチスドイツ将校の許されざる愛を軸に、

   過酷な状況の中で必死に生きる人々の姿を描き出しています。ドイツ将校にはマティアス・

   スーナールツ、ヒロインの厳しい義母役はクリスティン・スコット・トーマスと、主な役どころ

   の俳優さんは好演ですが、フランス語が英語で語られ相手がドイツ語とは少し考えると不

   自然そのものでした。

 

   もともと予備知識を持たずに見たのですが、上記のように気になる部分はいたるところに

   あるものの、結構面白く見ました。未完の小説のように、映画のラストも放り投げたままで

   すが、見ている側が色々想像を働かせる面白さにつながります。演出、音楽、演技、カメ

   ラなどと総合力を発揮していて、最後まで見どころが一杯です。

 

 

 

コメント (2)
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