私は今、東宝シネマズの1ケ月フリーパスを利用していて、それでなければ見逃し
た作品だったと思います。見逃さずに良かったです。
2014年にノーベル平和賞を史上最年少で受賞した、パキスタン生れの17歳の少女
マララ・ユスフザイの素顔に迫ったドキュメンタリーで、「不都合な真実」のデイビス・
グッゲンハイム監督が取材したものがベースです。
2012年に当時15歳だったマララと友人は、タリバン政権を批判したことからスクール
バスで下校途中に銃撃され、頭に大怪我を負いますが、この映画はここから始まり
ます。世界に衝撃を与えたこの事件を中心に、マララの生い立ちや父が彼女の名に
込めた想いを明かし、普通の少女がなぜ教育活動家としての道を歩むことになった
のかを描いて行きます。
最初に書いたように、あまり乗り気ではなく見た作品でしたが、意外にも最後まで興
味を持続させて見ました。
全体の纏め方がとても上手く、編集もいいのですが、途中にはアニメなどを挿入して
見やすく工夫してあります。そしてこの作品はマララさんの言動が本物であることをし
っかり伝えた内容・質を持った作品であることを、他の人に伝えたくなる映画でした。
お薦めです。