荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

イライラの巻。

2016年10月31日 | 聖なるブログに名も無きカテゴリを




虚無のせいか、うつのせいか、何のせいなのか分かりませんが、イライラします。

昔のいとうあさこのネタみたい。

オトコにも更年期障害があると聞きますが、ソレに該当するのでしょうか。

でも生まれてから、ずーっとイライラしている気もしますが。

こうして、カタカタPCに打ち込んでいて、タイピングに失敗しますとPCをブチ壊したくなるのです。

その度に壊していたら、きっと100億台のPCが消費された事でしょう。



僕の携帯電話会社のキャリアは【au】。

んで、『ポイントが溜まったから、食いモノとか家電とかに交換出来るよ』ってな案内が来たんです。

まぁ、貰えるモノは貰おうとauにアクセスしようとしたら・・・。

ダメなんです。

IDもパスワードも合致しない。

しゃーないからauに電話したんですが、全然埒があかないんですな、コレが。

仕舞にゃオペレーターにブチ切れました。



知合いがスナックを開店するってんで、『胡蝶蘭でも送るべ』とPCで花屋を探しました。

まぁまぁ良さそうなトコがあったんで、決定し、ま~たPCにて手配を掛けます。

が~、やっぱ上手くいかないんですな、コレが。

なかなか次のページに進んでくれないんです。

いちおう『○○が入力されておりません』と赤字で教えてくれんですが、そもそもソレが分からんのです。

結局、『イーっ!!!』とブチ切れる事に。



街を歩いていても、やたらぶつかって来るヤツが多い。

僕はまっすぐ歩いているのに、斜めに歩いて来て僕の眼前に入り込む。

クルマだったら事故ですぜ。



・・・一体、どうしたら落ち着けるのでしょう。

自身や周りの環境は十分過ぎるのに、なぜこれ程に心が荒むのか。

このままではイライラし過ぎて、ヒトを殺めて・・・。

恐ろしい。

実に恐ろしい。

考えれば考える程、恐ろしい。

心の安定が喉から手が出る程欲しい。



誰か僕を助けて下さい。



『歴史上、宗教の助けなしにモラルを維持できた社会の例は見当たらない』ウィリアム・ダラント(米国の著作家・1885~1981)

過去の関連記事。
虚無の巻。
虚無の巻、ふたたび。
虚無の巻、みたび。
虚無の巻、よたび。
虚無の巻、いつたび。
虚無の巻、むたび。
虚無の巻、ななたび。
うつの巻。
うつの巻、ふたたび。
うつの巻、みたび。
うつの巻、よたび。

スペインの巻、よたび。

2016年10月30日 | 無聊な生活にさすらいの旅を




過去の関連記事。
スペインの巻。
スペインの巻、ふたたび。
スペインの巻、みたび。



1992年のある約3週間、宿の予約は一切せず、ひとりでスペインに行きました。

ま、バックパッカーの真似事ってトコです。

ちなみに、INはバルセロナでした。

そんな時、オトコひとりとオンナふたり(いずれもニッポン人)と出会い、計4人で街をうろつく事に。

『やっぱバルセロナといえば、サグラダ・ファミリアでしょ!』と話はまとまり、いざ出発。

2016年の今日に至りましては、ほとんど完成形の様ですが、なにせ24年前。

当時はまだまだこれから、といった風情。

さて、入場券を買おうとした途端、何人ものオンナのジプシーたちが寄って来て、カーネーションを『ウナペセタ!ウナペセタ!』と連呼し、僕たちに売りつけるのです。

僕はハナっからジプシーたちを相手にしませんでしたが、連れのオンナのコが買ってあげる事に。

優しいな~。

それにしても、ウナペセタって当時1.2円位。

そんなんでジプシーたちは食っていけんのかな?と、一瞬思ったものです。



んで、サグラダ・ファミリアに入館し、いろいろ写真を撮りながら、てっぺん迄登りました。

内側は落書きだらけで酷い有様になっております。

悲しい事にニッポン語も、チラホラ散見出来ました。実に嘆かわしい・・・。

大体、1時間ちょっとでしたしょうか。

十分、サグラダ・ファミリアを堪能出来ました。

なにせ【工事中】ですから、あんまり観るトコがありませんので。

空腹の4人は『飯食うべ』と、サグラダ・ファミリア前のイタリアンに入店する事に。

みんなでピザを食べました。

やがてお会計。

それぞれ財布を出す訳ですが、いやビックリ。

なんと、先程ジプシーからカーネーションを買ってあげたオンナのコの財布に【お札】が全く無かったのですから。

そう。

ジプシーたちが彼女のお札を抜いたのです。

確かに思い出しました。

彼女が財布を出すと、ジプシーたちはいっせいにカーネーションの束を被せたのです。

わざと小銭を要求し、それに気を取らせお札を抜く・・・。

そして、蜘蛛の子を散らすかの如く散る・・・。

敵ながら凄腕で鉄壁なチームワークだな、と関心しました。



勿論、オンナのコは旅費全部を盗られた訳ではありません。

抜かれたお札も【その日分】でしたから。

それでも彼女はショックを受けた様で、しばらく黙り込んでしまいました。



当時のバルセロナは、【ホールドアップ】迄は無いにせよ、かなり治安が悪かった。

なので、このテの犯罪は日常茶飯事。

旅を続ける上で、改めて気を引き締めねば!と思ったものでした。

しっかし、あれから四半世紀か・・・。



当時の写真。




『ヘイ、セニョリータ!今夜このちっぽけな惑星の上でブラウン運動を続けている全てのろくでなしのためにバラを一輪捧げてくれ!』真島昌利(ニッポンのギタリスト・1962~)

過去の関連記事。
旅の巻。
旅の巻、ふたたび。
旅の巻、みたび。
旅の巻、よたび。

意識高い系の巻。

2016年10月29日 | 聖なるブログに名も無きカテゴリを




それ程ネガティブって訳ではないのですが、かといってポジティブでもありません。

てか、ポジティブなヤツ嫌いですし。

そんな時、知った言葉が【意識高い系】です。

確かにちょくちょく耳にする様な気がしますな。

しかし、ウィキに載っていたのには驚きました。



今迄、【意識高い系】についての定義はよく知りませんでしたので、改めて確認してみました。

ウィキによりますと・・・、

『自分を過剰に演出するが中身が伴っていない若手』

『前向き過ぎて空回りしている若者』

『インターネットにおいて自分の経歴・人脈を演出し自己アピールを絶やさない人などを意味する俗称』


とあります。

又、『「意識高い系」という病 ソーシャル時代にはびこるバカヤロー』という本を出版した常見陽平氏によると、

『自分のプロフィールを「盛る」』

『名言を吐きまくる』

『横文字(カタカナ語)を多用する』

『人脈作りに熱心』

『勉強会や異業種交流会をやたら開く』

『ビジネス書を多読し、中途半端にその真似をする』

『少し関わっただけの案件に対し、全て自分がやったかのように言う』

『やたらとカッコつける』

『自分磨きに取り組む』

『就職活動のイベントに積極的に参加する』

『スターバックスでMacBookを使う』

『大学在学中に起業し、CEOの肩書の名刺を持ち歩く』


と膨大な特徴を挙げておりました。

なるほど~、強烈にウザいヤツですね~。

こんなヤツが周りに居ると思うだけで、ゲロが出そうです。



一方で、精神科医の片田珠美氏は、

『「意識が高い人」を装いながら空回りしている人を皮肉った言葉』

『他者からの承認欲求が強過ぎて滑稽に見える』

『目に余る上昇志向』

『高すぎる自己評価』

『頑張っている自分自身が好き』

『驕り高ぶった特権意識』

『傲慢な金満主義』


と評しております。



僕のイメージとしては、フットサルやるヤツが多そう。

シェアハウスに住みたがるヤツも多そう。

ポジティブビームを撒き散らしてるウザブロガーって、大体このふたつが該当してる気がします。

『人生一度きり、楽しんだモン勝ち』などの戯言をヌかすヤツも実に多い。

当り前ぇじゃねぇか、バカ。

わざわざ、口に出すトコに【自信の無さ】が露呈しております。



ま、若い時って自分を表現したくて仕方がないものですからねぇ。

気持ちも分からんではありません。

とはいえ、世の中ってのは『結果が全て』です。

いくら自分を装っても、結果が出せないのであれば、『コイツ使えねぇなぁ』となるのは当り前。

【意識高い系】と揶揄されたくなかったら、口に出したことは実行しましょうね。

あ、あと、そういうヒトはマルチには気をつけましょう。

人間の能力なんて知れてますから、あんまり高みを目指さない方がラクに生きられますよん。



『過剰に自己を意識することで、自分自身を窒息させ押しつぶしている。私たちは自分の能力と徳をないがしろにし続けるか、知らず知らずのうちに澱んだ利己主義の犠牲者になっている』ジョシュア・リーブマン(米国の作家・1907~1948)

過去の関連記事。
人生でやりたい事の巻。
自由人の巻。
自由人の巻、ふたたび。

虚無の巻、ななたび。

2016年10月28日 | 聖なるブログに名も無きカテゴリを




連チャンで虚無ネタであります。

何なんでしょうか、この酷い虚無感は・・・。

『きっと同志が居るだろう』と思い、ネットで【虚無感】と入力してみました。

その結果・・・、いやぁ、皆さん悩まれてますなぁ。

ホント、この世は諸行無常。

勿論、ニッポンに生きていて虚無感に苛まれる、という事がどれ程贅沢なのか、よ~く分かってます。

僕なんてプラプラして暮らしている身なので、世界中の大勢のヒトから『手前ぇ、ふざけんな!』と怒られても仕方ない。

五体満足で、ソコソコ健康で、毎日美味しいモノを食べられて、お酒を飲めて、立派なマンションに住んで・・・。

贅沢なのはよ~く分かってはいるのですが、やっぱり虚しいモノは虚しい。

果たして、この無限ループから逃れる事は出来るのでしょうか?

そんな、悩めるオレのあしたはどっちだ。





『孤独感にたじろいじゃって、逃避してしまっている、ごまかしてしまっているところに虚しさがある』岡本太郎(ニッポンの芸術家・1911~1996)



しっかし、こういう状態の時に、ポジティブな意見を吐かれると殺意すらわきますな。

元々、意識高い系のポジティブなヤツ嫌いだし。

過去の関連記事。
虚無の巻。
虚無の巻、ふたたび。
虚無の巻、みたび。
虚無の巻、よたび。
虚無の巻、いつたび。
虚無の巻、むたび。
うつの巻。
うつの巻、ふたたび。
うつの巻、みたび。
うつの巻、よたび。
自由人の巻。
自由人の巻、ふたたび。
人生でやりたい事の巻。
若さの巻、みたび。
SNSの巻、ふたたび。

虚無の巻、むたび。

2016年10月27日 | 聖なるブログに名も無きカテゴリを




『世の中は空しきものと知る時し いよよますます悲しかりけり』大伴旅人(ニッポンの貴族・665~731)



虚無です

な~んにもする気になりません。

困ったものです





まぁ、こんな日は寝ちまうに限ります。

お酒を飲む気もありませんしね。





『虚無感が胃を通して現れたのが、拒食症です』加藤諦三(ニッポンの社会学者・1938~)

過去の関連記事。
虚無の巻。
虚無の巻、ふたたび。
虚無の巻、みたび。
虚無の巻、よたび。
虚無の巻、いつたび。
うつの巻。
うつの巻、ふたたび。
うつの巻、みたび。
うつの巻、よたび。

歯の巻、ここたび。

2016年10月26日 | 聖なるブログに名も無きカテゴリを




ついに歯の治療が全て終わりました。

いや、長かった~。

1年3ヶ月もかかりましたよ。

前歯が抜けたのが2011年。

『いつ迄も歯抜け状態じゃいられねぇよなぁ・・・』

と一念発起。

大嫌いな歯科通いを始めました。

ホントは前歯さえ入ればそれで良かったのですが、親不知は抜かれるわ、虫歯は治療されるわ・・・。

でも、まぁこれで完璧です。

いつでも服役に行けます。



この1年3ヶ月、歯の治療の際は必ず静脈麻酔を施しました。

要するに全身麻酔で寝ている間に治療すると。

なので痛みは全くありません。

ただ、いちいち入院の手続きをしなければならないのがめんどいだけ。

歯科嫌いの方には是非おすすめです。



『音楽で歯痛は治らない』ジョージ・ハーバート(英国の詩人・1593~1633)

過去の関連記事。
歯の巻。
歯の巻、ふたたび。
歯の巻、みたび。
歯の巻、よたび。
歯の巻、いつたび。
歯の巻、むたび。
歯の巻、ななたび。
歯の巻、やたび。

プロジェクターの巻。

2016年10月25日 | 偽りの人生に優れたエンターテイメントを




引越しをしたばかりの時、自宅で飲み会を開催しました。

計8人の男女が集合。実に楽しいひとときだったものです。

んで、その時に、ある女性に言われました。

『この壁、広いからプロジェクターで映画とか観られるね』と。

なるほど、今現在はテレビは持っておりませんが、パソコンがあれば様々な映画やドラマを観られます。

とはいえ、実際に買ったら大失敗に終わるって不安もあるので、ずっと放っておりました。

ところが最近、ふたたび【プロジェクター熱】が再燃。

考えた結果、いきなり買うのではなく、レンタルでお試ししてみよう、と。

ネットで諸々レンタル屋さんをチェックしました。

1泊2日、数千円で借りられるモノから、数万円もするモノも。

まぁ、スペックはそれほど気にしないので、5,280円(保険込)のタイプにしました。

エプソン【EB-X12】というタイプです。



実店舗は人形町なので、プラプラ歩いて借りに行く事に。



僕はオトコのクセに結構メカに弱いんです。

ですので『プロジェクターとパソコンの接続は大丈夫かなぁ・・・』などと、ちょいと不安に。

でも、ノープロブレムでした。

ケーブル1本で簡単・楽々です。

いざ、視聴!

無限にあるコンテンツから選んだ映像は・・・

【必殺仕事人】第1話「主水の浮気は成功するか?」

です。

どうです?









まだ、午後の段階で十分観られる明るさです。

ただ、ひとつだけ不満が出て来ました。

モーター音です。

これが結構うるさいんですな。

ですので、実際に購入する際には、とにかく静音タイプを探そうと思います。

こんな事に気付かされるのも、レンタルのおかげ。

実に有意義でした。



『貸すことは神の御業、借りることは英雄の徳』フランソワ・ラブレー(フランスの人文主義者・1483?~1553)

過去の関連記事。
銀座の巻。
銀座の巻、ふたたび。
必殺仕事人の巻。
必殺仕事人の巻、ふたたび。
必殺仕事人の巻、みたび。
必殺仕事人の巻、よたび。
必殺仕事人の巻、いつたび。
必殺仕事人の巻、むたび。
必殺仕事人の巻、ななたび。
必殺仕事人の巻、やたび。
必殺仕事人の巻、ここたび。
必殺仕事人の巻、とたび。
必殺仕事人の巻、拾壱たび。
必殺仕事人の巻、拾弐たび。
必殺仕事人の巻、拾参たび。
必殺仕事人の巻、拾四たび。

散歩の巻、よたび。

2016年10月24日 | 聖なるブログに名も無きカテゴリを




『愛の幸福な瞬間、そよ風の楽しさ、明るい朝に散歩して新鮮な空気の香りをかぐこと。
こういったことが、人生の中にあるすべての苦しみや努力ほどの価値がないと、誰に言えるだろうか?』エーリヒ・フロム(ドイツの社会心理学研究者・1900~1980)




先日、もの凄ェ早起きをしました。

午前4時30分。

前日、真っ昼間からお酒をガブガブ飲み、就寝が早かったからです。

二度寝も出来なさそうなので、『散歩でもすっかな』と外に出ました。

銀座に越して半年が経ちましたが、早朝の散歩は初めてです。

勿論、この時刻にベロベロで帰宅する事はありますけど。




銀座一丁目交差点。メルサ前から京橋をのぞむ。相互館110タワーが寺院の様です。




銀座二丁目交差点から、僕が贔屓にしておりますルイ・ヴィトンをのぞむ。




銀座三丁目交差点から、銀座プレイスをのぞむ。いまだ一度も行っておりません。ひょっとしたら一生行かないかも。な~んか果物の保護緩衝材みたいです。






三原橋交差点から、数寄屋橋をのぞむ。三原橋の地下道がなくなってホントに残念。




三原橋交差点から、築地をのぞむ。真ん中に建っているのが東劇ビルです。10月22日から【シネマ歌舞伎 スーパー歌舞伎II ワンピース】が上映中。




三原橋交差点から、歌舞伎座をのぞむ。建て替えてから、まだ一度も行っておりません。




築地四丁目交差点から、築地本願寺をのぞむ。奥にそびえるのは、聖路加ガーデン オフィス棟聖路加タワー&銀座クレストン。




【築地魚河岸】なる建造物。まだ竣工に至っていない模様。別段、魚屋が入居する様には見えません。一体、どんな用途なのでしょうか。




地元じゃ【井上】なんかより全然人気の【えび金】。残念ながらオープンしてませんでした。



と、ここでスマホのバッテリーが切れちゃいました。

んで、新京橋の【やよい軒】で朝定食&生ビールを頂き、帰宅しましたとさ。

勿論、その後二度寝したのは言うまでもありません。



『ろくな晩じゃねぇや。寝ちまえ、寝ちまえ。寝て起きりゃ別の日だ』杉浦日向子(ニッポンのマンガ家・1958~2005)

過去の関連記事。
散歩の巻。
散歩の巻、ふたたび。
散歩の巻、みたび。
銀座の巻。
銀座の巻、ふたたび。
築地の巻。
ルイ・ヴィトンの巻。
ルイ・ヴィトンの巻、ふたたび。
ルイ・ヴィトンの巻、みたび。
ルイ・ヴィトンの巻、よたび。
ルイ・ヴィトンの巻、いつたび。
ルイ・ヴィトンの巻、むたび。
ルイ・ヴィトンの巻、ななたび。
ルイ・ヴィトンの巻、やたび。
ルイ・ヴィトンの巻、ここたび。
徒然の巻、20160711。

ドラマの巻、拾壱たび。

2016年10月23日 | 偽りの人生に優れたエンターテイメントを




2016年10月期ドラマも出揃いましたね。

それでは今期、一回でも観たドラマのレビューをば。

内容については、全てウィキでもご覧下さい。

過去の関連記事。
ドラマの巻。
ドラマの巻、ふたたび。
ドラマの巻、みたび。
ドラマの巻、よたび。
ドラマの巻、いつたび。
ドラマの巻、むたび。
ドラマの巻、ななたび。
ドラマの巻、やたび。
ドラマの巻、ここたび。
ドラマの巻、とたび。



逃げるは恥だが役に立つ

コレは面白いです。ガッキーと星野源のお芝居がとても心地良い。

ガッキーは鬼の様に可愛く、星野源の几帳面ぶりは【箱入り息子の恋】での健太郎役を彷彿させます。

主題歌【恋】も良い曲ですし、エンディングのダンスも超キュート。

ただ“契約結婚”ネタで、1クールもたせられるのかな、とちょっと心配。

初回視聴率は12.1%。

過去の関連記事。
入れ替わりの巻。
箱入り息子の恋の巻。



相棒season15

過去の関連記事。
相棒の巻。
相棒の巻、ふたたび。
相棒の巻、みたび。
相棒の巻、よたび。
相棒の巻、いつたび。
相棒の巻、むたび。
相棒の巻、ななたび。
相棒の巻、やたび。
相棒の巻、ここたび。
相棒の巻、とたび。
相棒の巻、拾壱たび。
相棒の巻、拾弐たび。


地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子

ちょっとファンシーなお仕事ドラマ。

『校閲という仕事の描き方が全くなっていない!』という批判が噴出していると聞いておりますが、そういうヤツってホントにバカか?と思います。

ドラマなんだから仕方ないですよね。そんな事言いだしたら、毎クール製作されてる刑事ドラマとか医療ドラマなんか、滅茶苦茶でしょう。

石原さとみって確かに可愛いと思うんですが、な~んか性格悪そうだな、と彼女の口調から感じます。

第2話迄観ましたが、脱落。

初回視聴率は12.9%。



コック警部の晩餐会

すっかり、ひとつの潮流として認められた【料理人ドラマ】。

『んじゃ、刑事ドラマにくっつけちゃおう。深夜ドラマだし、テキトーで良いんじゃない』

という企画会議により誕生した、しょーもない作品。

でも、意外と小島瑠璃子のお芝居がナチュラル。

それにしても、塚本高史、太ったな~。

初回視聴率は1.9%。

あ~あ・・・。



ドクターX~外科医・大門未知子~

大人気作の第4弾。・・・なんですが、あんまり好きじゃないです。

やっぱ米倉涼子が好きじゃないのかな?自分でもよく分からないんですけど。

今作より泉ピン子が登場しました。

まぁ、さすがの安定感です。

西田敏行も嫌いなので、第1話で脱落。

初回視聴率は20.4%。



Chef~三ツ星の給食~

前述の通り、刑事ドラマとか医療ドラマとかと同じく、ドラマ界のメインネタとなった【料理人ドラマ】。

天海祐希のキャラクターありきで製作されたに違いません。

高慢な天才オンナシェフが給食のオバサンに、って設定で、当然給食の調理師たちと衝突します。

でも、どうせ最後は『力を合わせて』という大団円になるでしょう。

天海祐希の紋切り型のお芝居にも飽きました。よって第1話で脱落。

それにしても、知らない役者ばっかです。

あ、あと主題歌を担うのが、よりによって松任谷由実。

今時、松任谷由実って・・・。若いコは知らないぜ。

前クールの【営業部長 吉良奈津子】もそうでしたが、この辺のセンスがフジテレビジョンなんだよなぁ。

初回視聴率は8.0%。

過去の関連記事。
偽装の夫婦の巻。



砂の塔~知りすぎた隣人

これも結構面白い。タワマンに住む、主婦たちのヒエラルキーがこれでもか、と大袈裟に描かれてます。

実際、ホントにこんな世界があるんでしょうかね~。やだやだ。

桐野夏生の【ハピネス】を思い出しました。

んで、謎のオンナとしてドーベルマン女房こと松嶋菜々子が登場。

ボスキャラ・横山めぐみ辺りをやっつけそうですな。

連続誘拐事件も効果的ですし、なかなかサスペンスフル。

エグザルが出てるのだけが気に食いません。

初回視聴率は9.8%。

過去の関連記事。
桐野夏生の巻。
桐野夏生の巻、ふたたび。
桐野夏生の巻、みたび。
桐野夏生の巻、よたび。




IQ246~華麗なる事件簿~

織田裕二の【ポワロキャラ】が波紋を呼んでいる様です。

僕は全然気になりませんし、杉下右京に似てるとも思えません。

杉下右京に似てるとか、与太をトばしてるバカって何考えているのでしょうね。

ただ、貴族の末裔にしては織田裕二の顔が黒過ぎ。

土屋太鳳も良いですねぇ。暴走族に発砲したというキャラクター設定がたまりません。

両さんみたい。

真飛聖は嫌いな女優でしたが、今作での、口の悪い警視庁捜一刑事役は存外ハマっております。

これも観続けるつもり。

初回視聴率は13.1%。

過去の関連記事。
名探偵ポワロの巻。
踊る大捜査線の巻。
あいつがトラブルの巻。



キャリア~掟破りの警察署長~

現代の【遠山の金さん】。いまだに『キャリアは現場を分かっていない』などとホザいている愚作です。

そんで高嶋政宏が、ま~た“ゴリさんキャラ”。

それにしても所轄署の署長なんて、キャリアからしたら末端です。

もうちょっと、警察官僚について勉強して頂きたい。

猛省を促します!

いずれにせよ、もう観ません!

初回視聴率は7.9%。

過去の関連記事。
刑事7人の巻。
官僚の巻。



しかし、今期はタイトルに【~】が付くドラマが多いなぁ。



『ゆゑもなく憎みし友と いつしかに親しくなりて 秋の暮れゆく』石川啄木(ニッポンの歌人・1886~1912)

相棒の巻、拾弐たび。

2016年10月22日 | 偽りの人生に優れたエンターテイメントを




【相棒season14】より杉下右京の4代目相棒を務める冠城亘。

【~season14】では、法務省から警視庁に出向して来たキャリア官僚、という設定でした。

ところが【~season14】最終話「ラストケース」で、警視庁に転籍というオチに・・・。

先日放映された【~season15】では、警察学校を卒配後、警視庁総務部広報課に着任、という体でスタートしました。

んで、ちょいと気になった点があります。

劇中、イタミンや内村刑事部長が

『冠城亘巡査』

を連呼しておりましたが、ホントに“巡査”なのかな、と。

確かに冠城亘は警視庁採用ですから、形式上は“ノンキャリア”となるでしょう。

しかしながら、彼はどうであれ元法務省のキャリア官僚。

ましてや、日下部法務事務次官からの強力なプッシュがあった事も、容易に想像出来ます。

当然、法務知識にも長けている。

果たして、その様な人材を“ノンキャリ”扱いするでしょうか?

何が言いたいかと申しますと、この場合、冠城亘は“準キャリア”扱いになるのでは?という事です。

としますと、彼は“巡査部長”となるのです。

準キャリは巡査部長から始まりますから。

なのでイタミンや芹沢くんと、同階級って事になっちゃうんですねぇ~。

ま、昇進システムはノンキャリも準キャリも一緒ですけど。



あっ、キャリア・ノンキャリ・準キャリの各定義は、ウィキでも読んで下さい。



『だいたい日本の会社って構造がネズミ講なんですよ。ピラミッドの頂点に近づけばいい目が見れるけど、底辺にいる間は死ぬほど働かされて搾取されまくる』堀江貴文(ニッポンの実業家・1972~)

過去の関連記事。
相棒の巻。
相棒の巻、ふたたび。
相棒の巻、みたび。
相棒の巻、よたび。
相棒の巻、いつたび。
相棒の巻、むたび。
相棒の巻、ななたび。
相棒の巻、やたび。
相棒の巻、ここたび。
相棒の巻、とたび。
相棒の巻、拾壱たび。
官僚の巻。



それにしても、仲間由紀恵の声って変だよな~。

もう少し低音にしないと、キャラクターに合わないんだよな~。

僕の敬愛する芸人・有吉弘行が、彼女につけたあだ名は『声が不安定』でした。




ジムの巻、むたび。

2016年10月21日 | 聖なるブログに名も無きカテゴリを




僕は銀座に住んでます。

9月下旬に、近所のスポーツジム【G】に入会しました。

が、なんだかんだ自分に言い訳をし、行っておりませんでした。

んで、ようやく最近通い始める事に。

せっかく徒歩6分のトコにあるのに・・・。

てか、単純に会費がもったいないっす。



やってみて初めて気付く事っては、ままあります。

スポーツジムも一緒。

数点、気に食わないトコを挙げましょう。



ネット環境がない

僕は1時間程チャリをこぎます。

チャリにはテレビは備わっているのですが、ネット環境が備わっていないんです。

いつもYouTubeで音楽を聴くので、実に不便。



単純に古い

施設も、器具も古いんです。

まぁ、オープンから年月が、かなり経っていますから仕方ないですけど。



ロッカールームが狭い

ただでさえ、【G】は筋肉バカが多いので、“圧”が強いんです。

筋肉バカが数人居るだけで『狭っ!』って感じちゃう。

筋肉バカって荷物を地べたに置いて、中身を引っかき回すのが好きな様です。

きっと脳味噌迄、筋肉で出来ているのでしょう。



風呂が狭い

以前通っていた【O】の半分程度の広さです。

やはり、筋肉バカがウジャウジャ入浴しているので『邪魔臭ぇな~』と、心の中で毒づく訳です。



それにしても、不思議なのは【G】は、平日の午前中にも関わらず、比較的若年層が多い事。

銀座に来る筋肉バカは、無職が多いのでしょうか?

【O】は同時間帯では、ジジイ・ババアしか居ませんでした。

『トコロ変わればヒト変わる』って訳ですね。



『馬鹿は死ななきゃ治らない』広沢虎造(ニッポンの浪曲師・1899~1964)

過去の関連記事。
ジムの巻。
ジムの巻、ふたたび。
ジムの巻、みたび。
ジムの巻、よたび。
ジムの巻、いつたび。
銀座の巻。
銀座の巻、ふたたび。

ルイ・ヴィトンの巻、ここたび。

2016年10月20日 | 愚か者の街に紳士の佇まいを




僕には趣味がほとんどありません。

まず、ゴルフだの釣りだのギャンブルだの、といったスポーツ新聞系の趣味には全く興味がない。

又、以前はともかく、近年は読書や映画鑑賞の機会も激減。

スポーツジムもあんま行っておりません。

そんな僕にとって、唯一の趣味と言って良いのが【ルイ・ヴィトン】であります。

ここ6年位で随分買ったなぁ・・・。

昔は、ブランドに興味ってなかったんですけどね。

年齢がようやくブランドに近付いた、って事かも知れません。

なので、【無理してる感】はあまり出てないと思ってます。

実際、ブランドを買うのに、無理は全くしておりませんから。

無理してるブランドオヤジって、ダサいっすもんね。



先日、今迄のルイ・ヴィトンへの投入額を、ザックリ計算してみました。

その結果、340万円という金額に・・・。



さて、来年、僕は50歳を迎えるのですが、その際には【コトヴィル】を購入しようと企んでおります。



そしたら、いよいよ400万円突破!ですな。



『金を稼ごうと思ったら、金を使わなければならない』プラウトゥス(古代ローマの劇作家・BC254~BC184)

過去の関連記事。
ルイ・ヴィトンの巻。
ルイ・ヴィトンの巻、ふたたび。
ルイ・ヴィトンの巻、みたび。
ルイ・ヴィトンの巻、よたび。
ルイ・ヴィトンの巻、いつたび。
ルイ・ヴィトンの巻、むたび。
ルイ・ヴィトンの巻、ななたび。
ルイ・ヴィトンの巻、やたび。

相棒の巻、拾壱たび。

2016年10月19日 | 偽りの人生に優れたエンターテイメントを




秋です

もう10月か・・・今年も、もう3ヶ月無いんだな・・・。

などと、おセンチになってるうちに【相棒season15】がついに始まりましたねぇ。



気になる視聴率は15.5%。

・・・う~ん、いまいちかなぁ。

キャスト&スタッフも、もう少し良い視聴率が獲得出来ると信じていた事でしょう。

手変え品変えで、果敢にアタックしているドラマではありますが、さすがに息切れして来たのかも。

とはいえ、今回もいろいろ仕掛けられてましたね。

では、ちょいとレビューを・・・。



アナウンス通り、人気キャラクター・鑑識課の米沢守は不在でした。

さすがに、ネットのコメントを見ますと“米沢ロス”のヒトが多い。

スピンオフ映画の主役になるわ、【警視庁捜査一課9係シリーズ】にもゲスト出演するわ。

こんな人気キャラクターを退場させられるのは、確かに【相棒シリーズ】位でしょう。

自信の程がうかがえます。



新キャラクターとしては、【~season14】第15話「警官嫌い」の青木年男が、新人警察官として再登場。

冠城亘と同期って事です。

青木の父親が警察庁副総監・衣笠藤治と昵懇である、という経緯から警察官に・・・という設定。

不敵&不気味なキャラクターが今後、特命係にどう関与するのかは興味深いですな。

あと、衣笠の口から、カイトくんネタが出たのには満足しました。



鑑識課の新キャラクターとしては、イタミンの同期・益子が登場。

米沢とは違い、頑固そうなお顔をされてますな。

特命係との距離感が楽しみであります。

あるいは、イタミンの同期って事は、亀ちゃんとも同期なので“既知の仲”設定でしょうか。

鑑識関係者に関しては、てっきり米沢の部下・早乙女美穂(演:奥田恵梨華)が、レギュラー入りするのかな・・・って思ってました。

ちなみに早乙女は、映画【相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿】、【~season13】第11話「米沢守、最後の挨拶」に出演しております。





2作ぶりに社美彌子登場。

仲間由紀恵が【~season14】には出なかったのは、【月桂冠】のCMに出演しているから、と思っていましたが違いますねぇ。

現在も【月桂冠】のCMに出てますから。



あっ【相棒シリーズ】のスポンサーが、同じ酒造メーカーである【黄桜】って事から気になっていた事案であります。

現在の【黄桜】のCMには、真野恵里菜ちゃんというコが出演中。



う~ん、前任・笛木優子様の方が良かったなぁ。

笛木優子様はドラマ【メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断】に出演中との事。





ドラマを観て感じたのは『キャラクターにいろいろ付帯し過ぎて、ワチャワチャしてるなぁ』ってトコです。

ちょっと詰め込み過ぎかな、と。

正直、社美彌子のロシアンスパイ云々の設定はいらないと思います。

アノ設定が、社美彌子のキャラクター造形の足を引っ張るかも。



社美彌子の部下として警視庁・広報課に居た冠城亘ですが、ソッコー特命係に戻ってましたね。

ま、仕方ありませんけど。



『変化というものは、伝統を変えるものではない。むしろ、それを強めるもの』エディンバラ公フィリップ王配(英国王室の成員・1921~)

過去の関連記事。
相棒の巻。
相棒の巻、ふたたび。
相棒の巻、みたび。
相棒の巻、よたび。
相棒の巻、いつたび。
相棒の巻、むたび。
相棒の巻、ななたび。
相棒の巻、やたび。
相棒の巻、ここたび。
相棒の巻、とたび。
笛木優子の巻。
笛木優子の巻、ふたたび。

夢の巻。

2016年10月18日 | 日毎ニュースに正義の理想を






お笑いコンビ【ピース】の綾部祐二が、活動拠点を米国・ニューヨークに移し俳優を目指す、との事。

もっとも、【ピース】自体は解散はしないそうですね。

やはり相方・又吉直樹との“格差”が、渡米を決意させたのでしょうか。

それにしても、モノ凄ぇ決断だとは思いますよ。

とりあえずニッポンに居りゃ、お金はバンバン入って来るし、オンナも寄って来る・・・。

そんなハッピーな環境を捨てちまうんですから。

そりゃ、失敗に終わるでしょう。

でも、チャレンジする事に意義があると思います。

僕は『やってみないと分からない』だの『やらないより、やって後悔した方が良い』だのカッコ付けた戯言は大っ嫌いです。

しかしながら、今回は猛烈に応援したいな、と。



米国で成功したニッポン人って誰がいます?

ま、今であればケン・ワタナベの名前を挙げるヒトが多そう。

実際、ケン・ワタナベって米国でどれ位有名なんだろ?。

ニッポン人って『ニッポン凄ぇ!』って思いたがるアホが多いじゃないですか。

そういうアホからすると

『ケン・ワタナベは全米で超有名なんだぜぇ~』

と喚きたいんでしょうね。

『イチローですらそんなに有名ではない』と聞きますから、それ程有名でもなかろう、と。

だったら、真田広之の方がメジャーではないかなぁ。





神田瀧夢なんてのも居ました。

米国中で超有名なスタンダップ・コメディアン、って触れ込みでした。

ところが、全然有名じゃなかったんですよね。

野沢直子も『誰?全然知らない』みたいな事言ってましたし。



ピンク・レディーや吉田栄作なんかも失敗組ですね。

一方で、工藤夕貴や田村英里子あたりは、比較的成功の部類に入りそうです。

しかしながら、失敗を恐れずチャレンジして頂きたい。

そういうヒトがひとりでも増えれば、国際社会でのニッポン人の立ち位置も変わるでしょう。

ニッポンという、村社会的で特殊な環境から、米国というグローバルな社会に踏み入れるのは、ホントに大変だと思います。

当然、人種や言語、イデオロギーの違いにも、思い悩むに違いありません。

どうか、それを跳ね返して下さい。



有名・無名問わず、夢を追うヒトは素敵だと思います。

僕自身は夢というモノを抱いた事がないので、余計そういうヒトを応援したくなるのかも知れません。



『現実が夢を壊すことがある。だったら、夢が現実を壊すことがあってもいいじゃないか』ジョージ・ムーア(英国の小説家・1852~1933)

過去の関連記事。
芝居の巻。
芝居の巻、ふたたび。
芝居の巻、みたび。
直木賞の巻。

世代論の巻。

2016年10月17日 | 聖なるブログに名も無きカテゴリを




*今回は、2011年に別んトコで書いていたブログに加筆・修正したモノをお送りします。



古来より、

『今の若い奴らはダメだ』

というフレーズがあります。

世相風俗全般として言うのか、あるいは仕事上の若者への苦言なのかは、いろいろとあるでしょう。

『年長者は若者に対して小言を言うのが努めである』

と、白洲次郎や遠藤周作も言っていた気がします。

年長者が自身の生き様、考え方を鑑みたうえでの苦言・提言であれば、若者も甘受するでしょう。

しかしながら、正直

『あんたさぁ、偉そうに言ってるけど自分はどうなの?』

と言いたくなるオッサンが実に多い。

断言しますが、年長者というだけで高い人格になることは決してありません。

よく、年齢を重ねると

『人間が丸くなる・思慮深くなる・人格者になる』

と言いますが大きな間違いです。

人間が丸い奴は若い時から丸いです。

思慮深い奴はもともと思慮深いです。

人格者は・・・言わずもがなですね。

ことほど左様に世代論というものは、意味をなさないように感じるのです。

己の若い頃というのは、美しい歴史であります。

おそらく、今を生きる若者を認める事は、己の美しい歴史を否定される気がするのではないでしょうか。

だからこそ、己を正当化させるために若者を否定してみせる・・・。



約二十年前、当時50代なかばのオッサンと飲む機会がありました。

酒もすすみ、オッサンは酔い、こう言いました。

『今の若い奴らはダメだ』

僕は当時30歳そこそこ。

まぁ、まだ若者の範疇です。

当然、聞きました。

『何がダメなんですか?』

そしたら、そのオッサンは

『今の若い奴らは学園紛争をしないからダメなんだよ』

と言います。

翌日、そのオッサンを知るヒトに聞きました。

『あの人の職業はなんですか?』と。

そのオッサンを知る人が答えました。

『市役所勤務』

・・・体制に反旗を翻した人間が、その体制の根本である税金を食んで生きる。

当時、僕には理解出来ませんでした。

50歳近くなった今でも理解出来ません。

永遠に理解出来ないでしょう。

多分。



どんな時代にも年長者がいて若者がいます。

意味のない世代論は捨て、おのおのが手を取り合い、次代を目指す。

理想論かも知れませんが、出来ない事ではない。

僕はそう思っています。



『新しい世代が、しばしば、当たり前のこととして受け取っているものは、実は、前の世代の厳しい戦いの成果であることが忘れられるものである』ジャワハルラール・ネルー(インドの首相・1889~1964)