荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

ドラマの巻、いつたび。

2016年03月12日 | 偽りの人生に優れたエンターテイメントを




普段、テレビは観ませんが、ドラマはネットで観ております。

今期はとてもドラマが面白い。

『やはり』と申しましょうか、『当然』と申しましょうか、地上波で面白い作品は多くありません。

お金も出すけど口はもっと出すスポンサーや、フィクションをフィクションとしてとらえられないクソバカクレーマーのせいです。

意欲的な作品を創りたくても、創れないクリエーターたちも気の毒ってもの。

もっとも、破れ太鼓のスポンサーや、クソバカクレーマーに立ち向かう反骨精神の持ち主もいないんでしょうが。

今期、地上波放映で唯一観ている作品は【ナオミとカナコ】のみ(【相棒season14】はもちろん観てますが)。



【ナオミと~】は最近はちょいと中だるんでいますけど。

長丁場だから仕方ありませんが。

とにもかくにも、高畑淳子の怪演を観るだけでも価値があります。

原作は直木賞作家・奥田英朗。



BSスカパー!【螻蛄】。



【破門】に続く疫病神シリーズ第2弾であります。

原作は、こちらも直木賞作家・黒川博行。

まさかシリーズ化されるとは思ってもいなかったので、とても嬉しかった。

ここ迄来たら、是非【国境】もドラマ化して頂きたい。

いや、せっかくだから映画化かな。

規模が規模だしね。



WOWOWの【きんぴか】。



原作は、やっぱり直木賞作家・浅田次郎。

浅田次郎初期作品のドラマ化です。

ウィキで調べたら1996年にVシネ化されてるんすね。

ピスケンは、我らがアニキ・哀川翔ヤンが演じております。

今回のWOWOWドラマ版のピスケンは中井貴一。

『ピスケン役に合うかな~』と思いましたが、杞憂でした。



NHK BSプレミアム【クロスロード】。



石原プロモーションの両巨頭でありながら、本格的共演は【ゴリラ・警視庁捜査第8班】以来26年振り、という舘ひろしと神田正輝の主演であります。



硬質で淡々と落ち着いた演出・お芝居がとても心地く、物語も縦軸・横軸がしっかりしている秀作。

歳を食ったオトコたちにしか出せないカッコ良さがにじみ出ております。

原作モノではありませんが、金子成人や大川俊道といったベテラン勢が脚本を担当。

この脚本家布陣、僕らの様な世代人にはたまりません。

あ、バーターで徳重聡・宮下裕治も出てます。



とまぁ、【ナオミと~】以外はオトコのドラマばっかり。

また、どれもコンビモノもしくはトリオモノ(【クロスロード】は違うかも)。

おまけに上述の如く、直木賞作家原作が多い。

まぁ、僕の嗜好がそうだというだけなのですが。

でも、その嗜好をなぞったら面白い作品が出来るのではないか、とも言えましょう。

視聴率が良いか否かは知りませんが。



『人生はドラマであって成り行きではない』マルコム・マゲリッジ(英国のジャーナリスト・1903~1990)



過去の記事。
ドラマの巻。
ドラマの巻、ふたたび。
ドラマの巻、みたび。
ドラマの巻、よたび。
相棒の巻。
相棒の巻、ふたたび。
相棒の巻、みたび。
相棒の巻、よたび。
相棒の巻、いつたび。
相棒の巻、むたび。
相棒の巻、ななたび。
相棒の巻、やたび。
黒川博行の巻。
黒川博行の巻、ふたたび。
黒川博行の巻、みたび。
黒川博行の巻、よたび。
黒川博行の巻、いつたび。
黒川博行の巻、むたび。
奥田英朗の巻。
直木賞の巻。


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