荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

旅の巻、ふたたび。

2013年10月04日 | 無聊な生活にさすらいの旅を
人生において、8泊9日という久々の長旅であった北海道の旅から戻り、約2週間が経ちました。

それなりにインパクトがあったのか、いまだにボーっとしてしまう時があります。

さて、今回の旅も含め、僕が旅に求める形態というのが、ようやく分かった気がします。

要するに、『流れ歩くバックパッカー的旅行』よりも『グラス片手にバカンス的旅行』ってコトです。

『流れ歩くバックパッカー的旅行』って疲れるんですよ。

まぁ、ある街に行った場合、しばらくその街に逗留するのであれば、疲れは軽減されるのでしょうけど。

今回の北海道の旅は、毎日が移動でしたから、とにかく疲れました。

やっぱ、南国にあるホテルのバルコニーでボーっと海を見ながらビールを飲むって方が良いですな

だって、楽だもん。

歳もあるけど。

また、【疲れる】って以外に【飽きる】ってのもあるんです。

いろんなトコ行って、名所旧跡・寺社仏閣等の観光名所をぼんやり眺め、中心街をブラブラ歩き、そこそこ有名なご飯屋さんで食事をとり、夜はスナックで飲んだくれるって、マジ飽きます。

基本、旅人向きじゃあないのかなぁ・・・。


今回の旅で見かけたヒトのお話しをひとつ。

網走駅近くのコンビニで、中年白人男性が買い物をしてたんですが、このヒト、ホームレスすれすれの旅人でした。

気温が下がったとはいえ、9月中旬の網走は25℃を下回る程度なのに、ダウンを着てます。

なのに、下はチノの半パンで靴はワークブーツという出で立ち。

肩掛けバッグを持っていますが、おそらくあれが全所持品でありましょうな。

まさに、『トランクひとつで暮らしたい』とか、寝言を言っている僕向きのおヒト

なんですがー。

汚いんですよ。その白人のオッサン。

ホームレス程じゃあないんですけど、薄汚れており、臭うんです。

あれが、【旅の垢】なんでしょうな。

大昔、ひとりでスペインを旅した時、ほんのちょびっとだけ接触したニッポン人がいました。

いまから思えば、そのヒトは20代後半位のものでしょう。

それにしても、そのヒトも崩れていました。

まさに【旅の垢】が目に見えて分かっちゃう様な。



トランクひとつの流れ者ってぇのも格好良く思いますが、存外実際はそんなものなのかも知れません。

『人生とは旅の様なもの』とよく耳にします。

スタイリッシュに旅を続けるのは、スタイリッシュに人生をおくる事と同じ位難しいのでしょう。


『あちこち旅をしてまわっても、自分から逃げることはできない』アーネスト・ミラー・ヘミングウェイ(米国の小説家・1899~1961)


本日の処分品。



これを広げると結構大きなバッグになります。海外旅行の際は、お土産用にいつも持って行っていくのですが、購入して20年、一度も使用していないので、処分。



ワイハで大量に買ったマカダミアナッツに付いて来たキャスター付きバッグ。これも『使うかも』って取って置きました。かれこれ10年位。

上記2点はキャリーケースに入ったままだったので、処分に着手出来ておりませんでした。

普段、見慣れないモノもちゃんとチェックしないとダメですね。


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