荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

必殺仕事人の巻、やたび。

2015年11月05日 | 偽りの人生に優れたエンターテイメントを




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ずーっとシークレットであった【必殺仕事人2015】の情報が解禁となりました。

1年に一度のジャニタレ学芸会も随分と定番化しましたね。

それにしても僕の様な世代人には、ジャニタレ学芸会という形で【必殺】を観るってぇのはホントにツラい。

まだ宝塚歌劇団の演目の方がマシかも。(決して僕はヅカファンではありませんが。)

とはいえジャニタレ学芸会が【必殺】を名乗る以上、作品は観ますし、文句も言います。

『文句ばっかり言うなら、観なきゃ良いじゃん』という意見も分からんでは無い。

なら、ホントにお願いですから【必殺仕事人】の五文字を外して下さい。

【痛快!小五郎始末帳】とか【暗闇同心・裏詮議】とか【奇天烈!御仕置侍】とか【天罰屋あげない】とかで良いじゃないですか。

正直申し上げれば、ジャニタレ学芸会は【必殺仕事人V・激闘編】(の中盤以降)や【必殺仕事人V・旋風編】や【必殺仕事人・激突!】に比べれば、真面目に作っているとは思います。

まぁ、1年に一度のスペシャル番組であって、レギュラー番組じゃありませんから、少しは真面目に取り組んで貰わ無ぇと。

ただし、真面目にやってもセンスが無きゃダメなわけで。

今のジャニタレ学芸会に徹底的に欠けているのが、このセンス。

必殺創成期から関わっている石原興が一体何を考えて、あんなモンをこしらえているのか?

それは、彼はキャメラマンとしてはセンスがあり優秀なのでしょうが、監督としては全くセンスが無いからに他ありません。

センスが無いヒトが、更にジャニタレに遠慮しいしい作ってんだから、優れた【必殺】を生み出せるわけがない。

演者も本来センスが無きゃ外されるトコですが、なにせ『ジャニタレありき』の人事ですので、センス云々以前の問題であります。

センスは無い、【必殺愛】も無い、そんなヤツらに歴史ある作品を汚しては欲しく無いってのは、当然でしょ。



そんな中、久々に【必殺!III 裏か表か】を観ました。

1986年に公開された作品です。もう30年も前なんだなぁ。

映画版【必殺】は当然全作を観ておりますが、僕は、この【裏か表か】がもっとも好き。

呑気で平々凡々化していたテレビ版に比べて、ハードな世界観がガッチリと僕のハートを鷲掴み、です。

おまけに錺り職人の秀が帰って来る!ってんだから、最高でした。

改めて思います。工藤栄一という監督はホントにBGMの使い方が上手かった。

それはテレビスペシャル版での【仕事人大集合】にも言えます。

それに比べると、現在のジャニタレ学芸会版【必殺】はド下手。

もちろん新曲がたんまりとあれば、ジャニタレ学芸会版【必殺】でも、それなりの世界観を演出する事が出来るでしょうがね。

流用曲しかない現在とあっては、それを上手く使わざるを得ません。

ここでもセンスが要求されます。

【音】は【映像】と同じ位、センスがモノを言いますからねぇ…。

あ~あ、困った困った。

『この世の中に、才能のない人なんてひとりもいない。(略)あなたに足りないのは、才能ではなく意思』松原惇子(ニッポンのエッセイスト・1947~)


【必殺仕事人2015】に登場する山本美月ちゃん。何と仕事人役。

クソ学芸会の中、唯一楽しみなトコです。

う~ん、若くて可愛くてスタイルが良いコの起用は大賛成!

松岡の続投は大反対!

松岡の芝居はウザウザウザウザウザウザウザウザウザウザウザウザウザウザウザウザウザウザウザウザウザウザウザウザウザウザウザウザウザウザウザウザウザウザウザウザウザウザウザウザ!

インドにも仕置人がいるんだ…。

やっぱミュージカル仕立てなんすかね。

ジャニタレ学芸会版【必殺】よりゃマシでしょうが。


『ウザい、ウザすぎる』


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