荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

官僚の巻。

2013年06月21日 | 日毎ニュースに正義の理想を
飛ぶボールを作らせたのに、知らぬ顔の半兵衛を決め込んだ日本野球機構コミッショナー・加藤良三。

自身のツイッターで、311以降原発の恐怖に悲痛な叫びを上げている方々に【左翼のクソども】呼ばわりした復興庁参事官・水野靖久。

いずれも東京大学卒業であり、加藤は元外務省、水野は元総務省。

バレる可能性があるのに、物事を先送りにする公務員気質・官僚体質丸出しであります。

東大出て、官僚になるとどうも普通の感覚ではなくなる様です。

皆さん東大を出て各省庁に入省・入庁する迄は日本の為に働きたい、日本をこの手で動かしたい、という期待を持っていた事と思います。

ところが、現場に出ますと、因習・慣例を金科玉条の如く崇め、革新を厭う上司・先輩が蠢いている訳であります。

勿論、役人の世界は上意下達ですから、物言いをつける訳にもいかず、いつしか朱に交じって赤くなったり、腐ったミカンになったりするのですね。

さて、僕は天下りを悪いとは思いません。

皆さん天下りを含めた上で、生涯年収をはじき東大を目指しているのですから、当り前っちゃあ当り前。

給料考えりゃ、天下りがなきゃ官僚なんてバカバカしくてやってられません。

僕の様に、のほほんと遊んでばかりいたバカと、遊びたい盛りに一所懸命勉強していたヒトが同じ生涯年収であったら、こりゃ逆に不公平ってもんです。

問題はやはりそのヒトのパーソナリティーでしょうな。

東大行くなんてニッポンの総人口からすりゃ、もの凄ぇマイノリティーな訳でありまして、当然変わりモンが多い。

知り合いに3人程東大出がいますが、ひとり以外は結構な変わりモンです。

【相棒】シリーズの杉下右京が警察庁入庁後、一切の出世がなく警部のまんまでいるのは変わりモンだから、という記述を散見しますが、そんな事言ったらキャリア組は皆さん警部のまんまですよ。

普通のリーマンは変わりモンでは勤まりません。たとえ変わりモンだったとしても矯正されます。

官僚世界も矯正システムが必要なのでしょうが、前述しました様に、本来マイノリティーである人種が別なマイノリティーを矯正出来るのか。

ここに問題・矛盾があると思うのであります。

『自分たちの省庁の利益を守ること、自分たちの権威を守ること、それが官僚たち最大の目的』雁屋哲(ニッポンのマンガ原作者・1941~)

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