荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

桐野夏生の巻、ふたたび。

2014年12月29日 | 枯渇した生活に豊潤な読書を


過去の関連記事。
桐野夏生の巻。

桐野夏生著【だから荒野】を読了しました。

本年5月あたりの図書館予約でしたから、貸出に至るまでに半年以上を要している事になります。

さすが人気作家。

最初、タイトルだけを聞いた時は、北方ラーメン著【さらば、荒野】の誤植かと思いました。

過去の関連記事。
ブラディ・ドールの巻。

そんな僕にとっては【ハピネス】以来の桐野作品です。

今度はどんな切り口のストーリーかなぁ、と楽しみに貸出を待ちました。

今回の主人公・朋美も専業主婦。

バカ亭主・クソガキふたりにブチ切れ、東京を離れ、ひとり旅に出るというのが縦軸となります。

クルマに乗ってのロードムービー調な初盤はワクワクしました。

んで『クルマを盗られてからは徒歩か・・・?』と思いましたが、さに非ず。

奇特なヒトたちが助けてくれます。

でしたが、所詮ニッポンは狭い。

中盤以降は長崎での生活が描かれます。

非日常を求めていたはずなのに、定住と共に日常が戻って来てしまう・・・。

考えてみれば【魂萌え!】の主人公・敏子は、世間知らずが故に非日常を求めましたし、【OUT】の主人公・雅子の死体解体という裏稼業も、日常からの脱出と考えられなくもない。

いや、雅子は無料で仕事を受けていたので、間違いなく日常脱出そのものが目的でしょう。

さて、朋美目線と交互に描かれるのが、バカ亭主・浩光目線。

桐野作品にしては、いささかステレオタイプ過ぎるバカっぷりです。

とはいえ、自分もひょっとしたらあれくらい身勝手で見栄っ張りで小心者なのかなぁ、と、ほんのちょっとだけ自問しました。

まぁ、あんなオトコじゃ、会社内でもなんて言われてるか分かったもんじゃありません。



なんでもドラマ版では、鈴木京香が朋美役を演じるそうですが、あんなキレイなオバサンが、PAでウロウロしてたら、その辺のオッサンならソワソワしちゃいますよ。

どっちかと言えばバー【エルチェ】の千春ママの方がピンと来ますねぇ。



それにしても、小野寺百合花にコンドーム入りポーチを送ったのは誰だったのだろう?

やっぱ、桜田百音(仮名)だったのかな。

和服の巻、ふたたび。

2014年12月28日 | 華麗な生活に極めたシンプルを


アラフィフオヤジのたしなみとして、和服を作りました。

正月だけのコスプレとしてではなく、普段使いもするつもりです。

11月初旬に呉服屋に行きましたから、実に1ヶ月半待った事になります。

いや、待った甲斐がありました。

我ながら良く似合っているとは思います。

【若旦那】って感じ。

ま、若くはないんですけどね。

ちなみに【温泉若おかみの殺人推理】の東ちずるなんて54歳です。大女将だろ、その年齢。

さて、問題はコレを着てどこに行くか、です。

残念ながら別段、僕は旦那趣味がありません。

僕はお座敷遊びするくらいなら、ガールズバーに行った方が楽しいっていう雑魚キャラです。

い痴かわAV蔵と一緒です。

い痴かわAV蔵はクソ底辺の雑魚キャラです。

伊藤リオンちゃん、ホント次は仕留めてね



とまぁ『和服は着てみたが行くトコがない!』ってオヤジのため、その呉服屋が2~3ヶ月に1回ほど【和服の会】みたいなのを開催しているんです。

帯の結び方の講習のあとに、皆さんで飯を食う、ってイベントだとか。

もちろん、講習時に帯を買わせるためでもありましょう。

とりあえず僕は、和服を着るのが好きなオンナのコと和服デートをする予定です。

フレンチでも食いに行きましょうかね。



ヨーロッパインテリアの商売をしていて痛切に思うのが『ニッポンの文化はプアー過ぎる』という事です。

何千年もかかって定着した文化と、それをただ安っぽく真似た戦後70年程度の文化。

なにひとつ独自の文化がない猿真似文化の中、和服は胸を張って主張出来る、数少ない文化のひとつだと強く思いました。

『ものの種類であれ、作り方であれ、売り方であれ、新しいものを考案しよう。人真似、猿真似はやめておこう、真似では勝利は得られない』井深大(ニッポンの実業家・1908~1997)


和服ってハゲてデブでも似合うってトコが利点です。

むしろハゲの方が良いかも。




三味線屋勇次の着こなしはサイコーでした。

ババアの巻、いつたび。

2014年12月26日 | 聖なるブログに名も無きカテゴリを


過去の記事。
ババアの巻。
ババアの巻、ふたたび。
ババアの巻、みたび。
ババアの巻、よたび。

【国民的美魔女コンテスト】なるものがあったんですね。

しかも今年で5年目、すなわち5回目だとか。

今年の受賞者は43歳のオバサンだそうです。

画像を拝見しますと、なるほどキレイなオバサンではあります。

しかしながら、このテのヒトってだいたい元モデルなんですよね。

もともとキレイなヒトが頑張っているのですから、そこら辺にあるファミレスでドリンクバーをガブガブ飲みながらグダグダくっちゃべってるダブダブしたババアと違うのは当り前でしょう。

【美】は【頭脳】や【身体能力】といった、いわゆる【才能】。

そもそも才能・能力を持ったヒトが更に努力するのですから、凡人が敵うわけがありません。

実際、バーにこんなキレイなオバサンがいたら結構ソワソワしちゃいますよ。

それなのに『オバサンが若作りしている様子は見ていて痛々しい』という意見を耳にします。

そりゃ、その辺のババアがおんなじ事してたら針山の如く痛々しいでしょうが、これだけキレイだったら問題ないっす。

もっとも、それは僕がアラフィフである事が大きいかも。

20代だったら『お袋と同じ年齢じゃムリ!』って叫ぶに違いません。



いずれにしても、例えオバサンでも女性はキレイなのがいちばんです。

旦那は鼻高々でしょうし、子どももさぞや嬉しいでしょう。

美人さんは世の中を明るくしてくれます。

一方、ブスなババアは暗澹とさせます。

ホント、一日中、家に閉じこもって外に不細工なツラを晒さないで頂きたい。

なのに、そういうババアに限って、でけー声で『わたしが!わたしが!』なんだよな・・・。

『憎まれっ子世に憚る』とはよく言ったもんだ・・・。


夏川結衣。『老けたなぁ・・・』とは思いますが、このくらい緩んだくらいの方が良い、と思える様になったのも歳のせいですかね。

【結婚できない男】。もっとブレイクして欲しい女優さんのひとりです。



『若さの秘訣?愛されることよ』マドンナ(米国の歌手・1958~)

踊る大捜査線の巻。

2014年12月25日 | 偽りの人生に優れたエンターテイメントを


久しぶりに【踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望】を観ました。

ワクワクして観た映画第1作・第2作に比べると、死にそうな爺さんの臨終に立ち会うって感じ。

作品の失速感は否めませんな。

他の刑事モノ作品に比べると、比較的レギュラー陣の新陳代謝は活発だったとは思うんですが、それでもダメなものはダメ。

スタート時は『キャリアとノンキャリアの確執』『本庁と所轄署の反目』というリアリティを伴った世界観が、既存の刑事ドラマとは一線を画しており、成功の要因となりました。

ところが、いまやすっかり田舎の年寄りが観る様な、2時間サスペンスでも『キャリアがどーの』だの『所轄がどーの』だの描いています。

もちろん、死ぬほどリアリティはありません。

そんな現在の状況を鑑みますと、青島くんの『所轄の意地、見せてやっから!』ってセリフも空々しく聞こえてしまうのです。

【太陽にほえろ!】も同様でした。

若い刑事が走り回り、拳銃を撃ち、殴り、蹴り、カーチェイスをするのが新しかったのが、長期化すれば『んなわきゃねーだろー』となります。

作品の持つ世界観が、シリーズが長期化するにしたがい、逆にその作品の首を絞めてしまうという事ですね。

ちなみに【相棒】では【本庁】ではなく【本部】と呼んでいますし、キャリア云々も敢えてオミットしています。

いつだかカイトくんに『そういえば、杉下さんもキャリアでしたもんね』なんて呑気なセリフを言わせていました。

どんな商売も差別化って大変です。



さて、世間的にも評判のよろしくない【~新たなる希望】ですが、オープニングは秀逸でしたねぇ。

レギュラードラマ・スペシャルドラマ・映画、全作品の中でもっとも良い出来であったと思います。

まぁ、第3作【~ヤツらを解放せよ!】では例の【El Cascabel】・・・じゃなくて【Rhythm And Police】を使っていませんでしたから、盛り上がりには欠けるってもんです。



また、正直、スリーアミーゴスあたりのやり取りは必要性ゼロ。

とにかく主要メンバーだから出番作んなきゃ、ってトコでしょう。

そこそこ古参メンバー化していた小泉孝太郎を犯罪者役にしちまうってのは、スタッフの作品からの強い決別を感じました。

この点は高く評価したいものです。



シリーズスタート時、織田裕二っていまひとつだった気がするんです。

だって、元は月9俳優ですよ。

それが、この作品は火曜9時。

草なぎくんならともかく、キムタクが顔を出す枠じゃないですよね。

そんな微妙な立ち位置や枠であったのが大化けするから、エンターテイメントは面白い。

そんなエンターテイメント作品を心から所望します。

あ、あと【踊る~】の復活はホントに結構です。

栄えある日本アカデミー賞優秀音楽賞を受賞した【El Cascabel】・・・じゃなくて【Rhythm And Police】。

【El Cascabel】は古ーいメキシコ歌曲。著作権は切れてるので法的問題はないそう。

ジェネリックってわけです。

とはいえ、クリエイターとしての倫理は問われますよね。

シンプルの巻、むたび。

2014年12月24日 | 華麗な生活に極めたシンプルを


僕の敬愛する毒舌王・有吉弘行がMCを務めているバラエティ番組【有吉ゼミ】を観ていたところ、驚きました。

立石諒とかいう水泳選手の部屋にです。

とにかくシンプルです。

ソファ・テーブル・テレビのみ。

いわゆるクローゼット等の収納スペースはなく、洋服は部屋の隅に数箱のダンボールに収納。

それ以上、洋服が増えた場合は捨ててしまうそうです。

いやー、これほどシンプルな部屋はそうはありません。

僕の部屋も相当ですが、洋服がそれなりにありますから僕の負けです。

僕は一切のスポーツ番組を観ませんから知りませんでしたが、この立石諒ってヒトはロンドンオリンピックで銅メダルを獲得したらしいですね。

そのメダルは実家に置きっ放しにし、その他のオリンピック関連グッズもヒトにあげてしまったとか。

番組でもその姿勢を【ストイック】と評していましたが、ホントにシンプルに暮らすのってストイシズムが伴わなければ無理。

結果を出す人間とは、そういうものなのです。



それにしても、まだ25歳だというのに、この達観ぶりは凄まじい。

僕が25歳の時は、物欲まみれでしたから。

ところで、眺望も良く、広い部屋を借りられるなんて、水泳選手って儲かるんすね。



相変わらず僕の部屋は変化しようがありません。



【佐藤可士和さん、仕事って楽しいですか?】と【なんにもない部屋のもの選び】を読了。

部屋も思考もシンプルであるべきだと改めて思います。

過去の記事。
シンプルの巻。
シンプルの巻、ふたたび。
シンプルの巻、みたび。
シンプルの巻、よたび。
シンプルの巻、いつたび。

『生活は簡単(簡素)に、思想は高く』ラルフ・ワルド・エマーソン(米国の思想家・1803~1882)

狭小空間の巻、ふたたび。

2014年12月23日 | 華麗な生活に極めたシンプルを


過去の記事。
狭小空間の巻。

【未来住まい方会議】というサイトをよく眺めています。

世界中の狭小住宅紹介がメインのサイトです。

ホントにセンスが良く、シンプルでいてアイデア満載の、小さなおうちを眺める度『自分だったらあーしよー、こーしよー』と想像を膨らませます。

それにしても、このテの建築って環境が恐ろしく良いトコだから映えるのでしょう。

大田区西糀谷あたりの住宅密集地に建ってたら、一気に『渡辺篤史が急襲して来る変なおうち』ってレベルに成り下がる様な気がします。

まぁ、あのレベルの建築・インテリアをニッポンで建築出来るとも思いませんけど。

つくづく建築と環境の相関関係って大事ですね。

ニッポンのプアーな景観にはヘドが出ます。



【faircompanies.com】という動画サイトがあります。

やはり、世界の小さなおうちやアパートメントがたくさん紹介されており、これまた大変興味深く、面白い。

どの物件もセンスとアイデアが光ります。手間とお金はかかりそうですけど。

もちろん欧米にもダサいヒトはいっぱいいるって事は理解しているんですが、どうしても【羨ましい感】が拭えません。

なんでニッポンの建築・インテリアはこうもダサいのか。



広いおうち・部屋に住みたいってのがマジョリティなわけですが、様々なサイトを覗いてみますと敢えて狭いおうち・部屋に住みたいってヒトがいるのも事実。

もっとも、一度広いおうち・部屋に住んだ事がなければ分かって貰えない感情なんでしょうかねぇ。

モノを持った事がなければ、持たない暮らしという選択に至らない事とおんなじです。

さて、50m2以上の1LDKにひとり暮らしをしている僕は、タイニーハウス暮らしは出来るのか?実に怪しいですな。



皆さん丁寧な生活をされてそうです。








『家は平安な世界のシンボルなのだ。この小さな箱が人間界の無事平穏の象徴なのだ』村田喜代子(ニッポンの小説家・1945~)

行列の巻。

2014年12月22日 | 日毎ニュースに正義の理想を


僕は行列に並ぶってのが大嫌いです。

実にみっともなく、さもしく、浅ましく、愚かで貧しい行為だと思います。

もちろん、若いヒトがラーメン屋程度に並ぶくらいは『まぁ、若さ故のバカさ』と許せますが、いい歳ぶっこいたオッサン・オバハンがモノを買う・メシを食うってだけでバカ面ぶら下げて並んでいるのを見ますと、ヘドが出そうになります。

先日も東京駅で100周年限定Suicaが発売された際に大騒ぎになったそうですね。

怒号が飛び交い、駅員がブン殴られそうになったとか。

仕切りがJRですから、そりゃ何事も後手後手になるのは、火を見るより明らかではありますが。

JRはあと100年経ってもぼんやりした営業をしている事でしょう。

それにしても、たかがSuicaに何千人もがこの冷たい雨が降る寒空の中、何時間も並ぶ・・・。

転売目的のヒトもいるんでしょうか。

遠くからフラフラ出て来た田舎モンもいるんでしょう。

チラリと映像で観ましたが、やはり皆さんアタマが悪そうで、貧しそうなお顔をしたヒトたち。

いやー、僕には理解不能です。

生産性のない愚かしい行為なんて。

東京駅100周年ってそんなに大切か?

3年も経ちゃ忘れてるんだろ?

バカだからよ。

バカ。

クソバカ。

死んだ方が良いバカ。

『最新ケータイを手に入れるために徹夜したり、有名なラーメン屋に1時間以上も行列したり・・・。今じゃ当たり前の光景だけど、昔の日本の常識じゃ、これは「みっともないこと」だった』ビートたけし(ニッポンの芸人・1947~)

物欲の巻、ふたたび。

2014年12月20日 | 華麗な生活に極めたシンプルを


最近、街行くオトコを見ていて急に気になりだしたのが、彼らが背負ういわゆる【ワンショルダーバッグ】です。

こういうヤツ。【スリングバッグ】とも呼ぶそうですね。

『ワンショルダーの何が気になるのだ』と言いますと、とにかくその使用者の多い事多い事。

バッグを所持している、街行く10代~50代のオトコの半分以上は、このワンショルダー型を使用していると思われます。

別に使用するのは構わないんすよ。僕はなーんにも困りませんから。

ただ、あまりにもダサい。ダサ過ぎるんです。

お洒落って、誰とも違うから格好良いってトコあるじゃないですか。

もちろん、他者と違や良いからって妙チキリンな格好するのは野暮の極みですが。

そう考えますと、ワンショルダー型ってあまりにもダサい。

便利なのは分かるんです。

財布・スマホ・本・タバコ等々入れるのにちょうど良いですもんね。

実は僕もグッチのヤツを持ってますし、2泊程度ならコレで十分。

しかしながら、便利に流される事もお洒落さんの敵。

そんなわけで江戸っ子なり・アラフィフなりのお洒落を模索している僕としては、ワンショルダー型を使用するのはいささか躊躇われます。

そうしますと、次は何にしようかと。

いろいろ考えた結果【エディターズバッグ】なんてどうかな、と思う様になりました。

こういうヤツ。

ところが、このタイプってルイ・ヴィトンにもグッチにもないんです。

安物を買い、しばらくそれで様子を見るという方法もあるにはあるのですが・・・。

中途半端に高価なモノを買うのも、もったいないですし。

僕の物欲にも困ったモノであります。



まぁ、とはいえ持っているバッグが多過ぎるんで、物欲はともかくエディターズ型を買う事はないでしょう。きっと。

基本、僕は手ぶらなのでバッグって使いません。1泊2日なら手ぶらで旅行に出ます。

過去の記事。
物欲の巻。

『最近よく言う「自分へのご褒美」みたいなのもいらないですね。そんなもんやめたほうがいいです』有吉弘行(ニッポンの芸人・1974~)

貧乏人の巻。

2014年12月19日 | 華麗な生活に極めたシンプルを


『貧乏人ほど太っている』

『貧乏人ほど部屋が汚い』

『貧乏人ほど行列に並ぶ』

『貧乏人ほど宝くじを買う』

『貧乏人ほどタバコを吸う』

『貧乏人ほど宗教にハマる』

『貧乏人ほど無駄遣いをする』

ネットで『貧乏人ほど』と入力すると、上記の様なフレーズが出て来ました。

なるほど、心あたりがあります。



『太っている』は米国では以前から言われていたフレーズですが、いまやすっかりニッポンにも当てはまる様になりました。

もちろん、金持ちにもデブはいます。

が、要するにカロリーコントロール出来ないヒトは、生活もだらしなくお金の遣い方もコントロール出来ない、という証左でしょう。

また、貧乏なのでスポーツジムに通うお金もなかったりしますし、安価なジャンクフードや駄菓子をバクバク食う。

貧乏そうな夫婦モンを見かけますが、だいたい女房は太っています。

夫婦ふたりして黒・紺・茶・灰色の服を着、バッグをたすき掛けにしてヨタヨタ歩っていますね。

僕のBMI値は21です。



『部屋が汚い』も『太っている』と同様、生活をキチンとコントロールする能力の欠如です。

太ってるヤツは面倒臭がりだから、部屋も汚く、手の届くトコに食いモンをズラリと並べているのでしょう。

とても目に浮かびやすい光景ですな。

僕の部屋はとてもキレいです。というか何もありません。



『行列に並ぶ』は、なんとなくお得だな、と感じる事と新しいモノ好き・テレビで紹介されたモノ好き、といった気持ちがそうさせるのでしょう。

お得だのコスパだのは貧乏人を煽る常套句です。気をつけましょう。

試しに行列に並ぶヒトをご覧なさい。

金持ちに見えるヒトはいないでしょ。

僕は絶対に並びません。ディズニー以外は。



『宝くじを買う』に関しては、有楽町んトコの売り場を眺めていると分かります。

これも、とても金持ちに見えるヒトはいません。

クソ暑い中・クソ寒い中、ほぼほぼ当選しない宝くじを買うために、ずーっと並ぶ。

生産性のある行動とは思えません。

生産性がなければ、お金は生まれて来ません。

僕は1回だけ宝くじを買った事があります。黒歴史です。



『タバコを吸う』は金持ちも当てはまるっちゃあ当てはまります。

ヒト好き好きですからねぇ。

しかしながら、これも貧乏人なのに【タバコ】という何の生産性もないモノにお金を遣う、というメンタリティが問題です。

貧乏人で『カネがねぇ』とブツブツ言う割に、タバコを吸うヤツがいます。

僕はそういうヤツを心の底から軽蔑します。



『宗教にハマる』も一概には言えないのですが、やはりパーセンテージとしては貧乏人が多い。

そもそも宗教はヒトの不安感につけこむ商売です。

そう考えれば、金持ちより貧乏人を的にした方が有効なのはよく分かります。

広く浅く。まるで税金ですな。

僕は無宗教です。まぁ、禅に興味はあるんですが。



『無駄遣いをする』は間違いないフレーズです。

タバコもそうですが、必要ないモノにお金を注ぎこむ行為は恐ろしく愚かです。

『お金は遣わなければ貯まる』という不文律を全く理解していない馬鹿としか思えません。

金持ちはドカン!と遣いますが、ガラクタはあんまり買わないものです。

100均などは間違いなく貧乏人のためのお店。

モノの単価の問題ではなく、無用なガラクタをいきおいで買ってしまうという、これまた愚かなメンタリティがそうさせるのであります。

僕はほぼモノを買いません。毎晩、飲みに行ってはいますけど。



他にも『パチンコをする』とかありますが、飽きたので今日はやめときます。

『若いときの自分は、金こそ人生でもっとも大切なものだと思っていた。今、歳をとってみると、その通りだと知った』オスカー・ワイルド(アイルランドの詩人・1854~1900)

衆院選の巻。

2014年12月18日 | 日毎ニュースに正義の理想を


やはり2/3以上を自公で抑えた今回の衆院選。

面白味はなかったものの、海江田が落選するなどそれなりの彩りはあった様ですね。

それにしても、民主凋落のA級戦犯・菅直人は比例で当選しちゃうんですから、選挙は分からんものです。

とはいえ、もう民主党も危ないんじゃないでしょうか。

よほどの事がない限り、巻き返しは無理でしょうねぇ。

やはり、東日本大震災時に菅直人がなーんにもしていなかったのがトリガーだと思っています。

勉強不足で全然知らなかったのですが【支持政党なし】って政党があるのですね。

エラそうに聞こえちゃうかも知れませんが、なかなか着眼の良い政党名だと思いました。

スキマ家具みたいな感じ。

一方、次世代の党なんぞはダメダメだったとか。

そりゃそうだろ、とトーシロでも思います。

引退宣言をようやく表明した石原“老害”慎太郎が代表を務めていたってんですから、笑かせてくれます

どう考えても【旧世代】のジジイが【次世代】を名乗るとは。

やはり政治屋の厚顔無恥さには感心させられます。

いつも思いますが、選挙ってなんの意味があるのですかねぇ・・・。

民意、民意って喚いても結局は体制の流れには逆らえませんから。

『文句言うためにも選挙には行く』とか、いかにもの事を言ってるヒトが結構いますが、そりゃただのマスターベーションだろ、としか思えません。

そもそも、その文句を言うヤツがどれだけの拡散性を持ってるんだよ、と。

有名人ならともかく、トーシロが分かった様な事言ったって、だーれも聞きゃしません。

ましてや『ワタシの1票がニッポンを変える』とか言ってるヒトがいたら、そいつぁ掛け値なしの大馬鹿モノでしょう。

やはり馬鹿にガス抜きを促すためにも選挙って必要なんでしょうね。



『ペテン師政治家は選挙で民衆に媚びる』アンリ・フレデリック・アミエル(スイスの哲学者・1821~1881)



過去の記事。
参院選の巻。

映画の巻。

2014年12月17日 | 偽りの人生に優れたエンターテイメントを


本田ばっさーちゃんと、東大出・・・じゃなくて東出昌大主演の映画が上映されるんすか?

なんか最近、このテの映画が恐ろしく多い様な気がするのは僕だけでしょうか。

ジャニタレを含めたイケメンくんと、剛力ちゃんとか武井咲ちゃんとかをシャッフルして、学校だの会社だのを舞台にただただ惚れた腫れたを繰り返す・・・。


そりゃまぁ、この20年くらいで一気にシネコンが増えましたから、映画そのものが足りないのはよく分かります。

それにしても、あまりにも酷い。

もちろん僕もこのテの映画は観ていませんから、作品を語る事は出来ませんけど。



ただ、感じるのが都心の映画館では、ひとつの作品が繰り返し上映されないって事です。

こないだ【イコライザー】を観に有楽町に行ったんですが、1日に2~3回なんですね。

ひとつの劇場でいろんな作品をぐちゃぐちゃに上映しているんです。

『あの映画観た後、飯を食いに行って・・・』とオンナのコとデートの時、スケジューリングに非常に困るんですよ。

【昔は良かったおじさん】にはなりたくないんですが、ここんトコは元通りにして頂きたい。



今の映画も面白いんですが、どーもCGってのがねぇ・・・苦手ですねぇ。

だって何でも出来ちゃうじゃないですか。

アニメと変わんないですよ。

『貴様!アニメを愚弄するのか!』と怒られそうですが、僕はアニメって大して評価してないんすよね。

【文化庁メディア芸術祭】でもニッポンの作品ってアニメとかマンガばっか。

ちゃんとした映像が観たいなぁ。

『映像化不可能と言われたアノ作品がついに映像化』ってのもリアリティないです。

『CGで何でも出来ちゃうでしょ』って事。

若い頃は1日1本観ていましたが、1990年代前半あたりから映画を観なくなりました。

それは、ちょうどCGがバンバン使用され出した時期と合致します。



皆さんおっしゃる様に、ジャッキー・チェンが廃れないのはCGに頼らない作品づくりだからに違いありません。

技術の進歩の弊害ってどんな業界でもあるんですよね。

椅子の巻。

2014年12月16日 | 華麗な生活に極めたシンプルを


インテリアのお仕事を20年近くやっています。

ですので【椅子】が好きなんです。

フツーのヒトからすれば椅子なんてどうでも良いモノでしょう。

しかしながら、プロにとっては椅子って大事なんです。

僕の主な取り扱いはデンマークやスウェーデンといった北欧。

あちらさんは何千年も椅子・テーブルです。北欧に限らず。

戦後70年弱程度しか椅子・テーブルでの生活の歴史がないニッポンとはおおいに違います。

んー、今でも椅子・テーブルの生活でないヒトもこの国にはたくさんいる事でしょう。

田舎の一家とか、都会でもワンルームのヒトなんかは床の生活をしてるんでしょうね。

そんな僕ですから、自宅でもそれなりの椅子を使用していたりするのですが、最近椅子がひとつ壊れました。

知人が遊びに来た際に壊してしまったのです。

この椅子は【バレットチェア】という名前。

デンマークの家具デザイナーであるハンス・J・ウェグナーの作品です。

正規品を買ったら100万円するトンデモ椅子ですが、僕のはジェネリック製品と言われるいわゆるコピー品で、5万円程度。

ジェネリック製品の定義は面倒なので省きますが、僕もプロのはしくれ、この椅子を買った時はちょっと良心が痛みました。

『ま、あくまで洒落だから』と己を納得させましたが。

さて、今回壊れた箇所、すなわち椅子の座部を跳ね上げる際の脚ヒンジ部は、このジェネリック製品では【木】で出来ております。


一方、100万円する正規品は【金物】で出来ているんですね。

なるほど、座部を跳ね上げた時に脚にかかるストレスを考えれば、木ではいかにも弱い。

正規品は伊達に高額というわけではないのですね。

・・・と思って確認したら、このジェネリック製品の脚ヒンジ部は金物に変更になっていました。

クレームが入ったんでしょうか。

シンプル生活だのミニマリストだの言っていた割には、いきおいで買ってしまったこの椅子。

やはり処分すべき対象として【捨て神様】が下した判決なのかも知れません。

あるいは『プロがジェネリック製品に手を出すのはご法度』というインテリアの神様か。

『不満を持っている人間には、安楽な椅子は見つからない』ベンジャミン・フランクリン(米国の政治家・1706~1790)

新潟の巻。

2014年12月15日 | 無聊な生活にさすらいの旅を


先週末は熱海に1泊して来ました。

過去の記事。
熱海の巻。

今週末は新潟です。手ぶらで行って来ました。

オジサン4人の酔いどれ旅。

50代ふたり、40代ひとり、30代ひとり、といったなかなかバラエティに富んだ布陣です。

別に会社の慰安旅行ってわけじゃありません。

皆さん別々の企業にお勤めのヒトたちです。

土曜9時過ぎの新幹線で一路、新潟へ

新潟に行くのもエラい久しぶりです。

しっかし新潟って近いですね。東京から1時間半ちょっと

とはいえ川端康成じゃありませんが、トンネルを抜けたらホントに雪・雪・雪


山間部のみかと思いきや、新潟市内も凄ぇ雪なんです

まずは、徒歩にて【せかい鮨】を目指します

通常徒歩20分のトコ、大雪のせいで40分近くかかりました。

が、苦労して訪れた甲斐がありましたよ。そこで頂いたのどぐろの炙りがホントに美味しい!

お店の方々も良いヒトばかりです。

雪で濡れたブーツをわざわざストーブの近くに置いてくれました

ビール・日本酒と杯を重ねているうちに、街歩きをオミットする事に決定。

ガンガン飲んだくれた上、旅館の送迎バスに乗るため、千鳥足で新潟駅に再び行きます。

雪道をバスに揺られ40分村杉温泉。お宿の名は【長生館】。

立派なお宿です。こちらのスタッフの方々も良いヒトばかりでした。新潟って良いヒトばかり。

早速、お風呂へ。

いやぁ良い露天風呂ですなぁ

ちょっとぬるめなんですが、ゆっくり浸かる事が出来ます。

雪がちらほらとお湯に降り注ぐ景色がなんとも言えない風情。

その後はお食事となります

僕は日本酒は飽きちゃったので赤ワインを飲みました

とはいえ、疲れてたんでしょうねぇ。すぐに寝ちゃいました

翌日はJRで直江津に向かう予定だったのですが、雪のため運行中止。

しょうがないんでバスにて高田まで。そしてJR在来線で高田から直江津へ。

直江津では春日山城をはじめ謙信ゆかりの地をウロウロする予定だったのですが、これまた雪で中止。

それではと、へぎそばを頂きに小嶋屋へ。


これまた美味かった!鮎正宗という妙高の日本酒をガンガンいきます

んで、これまたスタッフのオンナのコが感じが良いんです

なんでこんなに新潟は良いヒトばかりなのか。

そんなこんなで春日山駅に向かい、在来線で長野を目指します。

が、やっぱり雪のせいで新井ってトコで2時間以上の足止めをくらいました。

オジサン4人でやったのは、なんと【トランプ】

しかも【ババぬき】。

ところが、これが超面白い。心理戦って感じでドキドキしました。

まぁ、なんとか列車も動き、20時27分の東京行き長野新幹線に乗る事が出来ました

ラストは缶チューハイで乾杯。

ホントに飲んだくれの1泊2日オジサン4人旅でした。



雪深い街並みを眺めていて思いました。

白・黒・グレーの3色しかない生活。

田舎のヒトがパチ屋に好んで行くのは、パチンコそのものが好きだという事もありましょうが、あのギラギラした極彩色と賑やかな音楽に触れたい、といった欲求ではないか、と。

娯楽の少ない雪国では、ひょっとしたらパチ屋は娯楽以上の存在なのかも知れません。



それにしてもホントに新潟のオンナのコは色白で肌がキレいです。

まじで東京のコと比べると肌が違う。

また、目茶苦茶美人が多いってわけでもないんですが、やっぱ可愛いんですよ。

これって性格が表情に出ている証左だと思うんですね。

確かに今回の旅でお世話になった方々は、みーんな良いヒトばかりでした。

こういったコミュニティで育ったコは、当然性格の良いコに育つんですね。

結果、それが顔に出る、と。

一度、新潟のコと飲みたいなぁ・・・と思案して出た答えが、銀座・白いばらに行こう!って事でした。

単純ですね。


忠臣蔵の巻。

2014年12月14日 | 偽りの人生に優れたエンターテイメントを


今年は忠臣蔵ネタの映画やドラマがないんですねぇ。

昨年は【47RONIN】というトンデモ作品がありました。

僕は未見なんですけど、観に行ったヒトのお話を聞くと存外面白かったという意見が多かったです。

この『外国で忠臣蔵を制作する』ってのは、だいぶ前にドイツ映画にもありました。

戦国時代の甲冑を着た外人さんが行進するという、これまたトンデモ作品だった様です。

【11PM】だか【EXテレビ】でほんのちょびっと映像を観ました。



しかしながら、僕も含めてニッポン人は忠臣蔵が好きですね。

主君の仇討ちってのが良いんですかねぇ。

今時のブラック企業の社長なんて、仇を討って貰うどころか部下にブっ殺されちゃうかも。

時代と共に価値観が変化しますから。

そのうち忠臣蔵を理解出来ない世代も登場する事でしょう。

それでも灯は消して欲しくはありませんよね。



作品を正攻法で描くのも、ずいぶん前に飽きられているのか、様々な忠臣蔵が存在します。

例えば【必殺忠臣蔵】。

まぁ【必殺】ありきなんですが、吉良上野介を殺したのは中村主水だったという新解釈、というかやっぱりトンデモ作品。

必殺史上、もっともつまらないシリーズの誉れ高い【必殺仕事人V・旋風編】放映時のスペシャル番組でした。

四十七士のひとりであり、唯一生き残った寺坂吉右衛門が実は仕事人だった、という設定が面白かったです。

また【なにわ忠臣蔵】なんてぇのもありました。

これは現代のヤクザ社会に忠臣蔵をトレースした作品。

大石役は馬鹿ジジイの誉れ高い岩城滉一、吉良役は長門裕之、浅野役は竹内力でした。

浅野組は正義のヤクザって事になっており、街のヒトたちに愛されてるんですが、さすがに無理がありましたねぇ。

終盤、吉良を射殺して逮捕されるんですが、警察署に護送されるシーンは街のヒトが旗を振ったり、垂れ幕を用意したりとまるでパレードでした。

似た様なので【ギャング忠臣蔵】というのもありました。

高倉健さんが浅野役。

『お願いだ。吉良さん、麻薬だけはやめてくれ』と言い、拳銃を吉良に向ける、といういわゆる松の廊下シーンのみ観た事があります。

健さんもいろいろやってますね。

ヤーさん版があればリーマン版も、って事で【サラリーマン忠臣蔵】なんてのも。

森繁久彌が大石役をやったすげぇ昔の映画ではなく、バブルの頃のドラマ。

大石役が加山雄三・堀部役が森田健作だった記憶があります。



とまぁ、いろんな忠臣蔵があるものです。

【イケメン忠臣蔵】とかいって47人の色男かき集めて映像化したら、とりあえず話題にはなるんじゃないでしょうか。

大石役が西島秀俊・浅野役が斎藤工とかね。

もちろん、正攻法の重厚な作品もぜひとも観たいっす!

47都道府県の巻、ふたたび。

2014年12月12日 | 無聊な生活にさすらいの旅を


僕が今まで訪れた事のない県は、

富山県・三重県・滋賀県・岡山県・島根県・佐賀県

の6県だと記憶しておりました。

が、三重県・滋賀県は訪れた事を思い出したのです。

三重県には川越町という町があり、その市庁舎の仕事で行きました。

鈴鹿のホテルにも宿泊しております。

都合3回は行ってたんすよ。

滋賀県は思いっきり琵琶湖の眼前のホテルに泊まっておりました。

長浜のキレイな日没を思い出しました。

ヒトの記憶なんてあやふやなモンです。

あと、怪しいのが富山県です。

22年ほど昔、友人3人で北陸3県を巡った事があります。

ですので、富山県は間違いなく訪れてはいるはず。

ただ、この場合『訪れた事のない県』の定義は、

『明確な目的があって訪れていない。また、クルマや鉄道で通過しただけのトコはカウントしない』

なので、カウントしづらいんです。

というわけで、2014年暮れ現在、僕が訪れた事のない県は、

富山県・岡山県・島根県・佐賀県

の4県と致します。

どうでも良いお話ですね。