荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

予備校の巻、ふたたび。

2014年08月31日 | 日毎ニュースに正義の理想を
『日々是決算』『親身の集金』でお馴染みの代々木ゼミナールが全体の7割以上の校舎を閉鎖するとか。

また、模試やその分析も実施しない事に決めたそうです。

少子化・現役志向等、予備校を取り巻く環境も僕の時代とは大きく異なっておりますから仕方のない事ではありましょう。

それにしても7割以上の閉鎖とはもの凄ぇ決断です。

それだけ経営が圧迫されているのでしょうが、講師陣や職員たちの今後は大丈夫なのでしょうか。

予備校講師ってツブシが効きませんからねぇ。



かくいう僕も高校卒業後、代ゼミに通っていました。

2年も。

当時は予備校講師人気が結構高く、金ピカ先生こと佐藤忠志とか古文の土屋とか名物講師がいたものです。

現在でも東進の林修が頑張ってますね。意外とこのヒト、生き残ってるな・・・。



受験マンガってジャンルがあるわけですが、僕がとくに好きだったのが【冬物語】です。

作者は原秀則。なんと映画化にもなりました。

優柔不断な男子が予備校に通うわけなんですが、そこで出会ったしおりちゃんに恋しちゃう、ってお話。

当時は世代がドはまりだったので面白く読んでいましたが、今であれば『チャラチャラ惚れた腫れたやってっから八千代商科大学にしか受かんねぇんだよ』と苦言を呈したくなるでしょう。

奈緒子という、もうひとりのヒロインが登場するんですが僕はこっちの方が好みでした。



時代に伴い、予備校や予備校生を取り巻く環境が変わるのは当然ではありますが【受験戦争】なんてコトバが頻出していた頃が、ちょびっとだけ懐かしいです。



ジョイタイムという、代ゼミの学食と言われたファミレスがありました。

ガストやサイゼリヤが誕生する以前に激安を謳われたお店。

ハンバーグが単品で290円だった記憶があります。

画像は現在のジョイタイム跡地。

もらとりあむタマ子の巻。

2014年08月30日 | 偽りの人生に優れたエンターテイメントを
先日、山下敦弘監督・前田のあっちゃん主演の映画【もらとりあむタマ子】を観ました。

東京の大学を卒業したのに就職もせず、甲府の実家に戻るも、家業の手伝いも掃除・洗濯・炊事もせず、ただ食っちゃ寝してるだけのプー子を前田のあっちゃんが実にだらしなく、且つコミカルに演じきっておりました。

このタマ子という役を演じるために、前田のあっちゃんは女優になったと信じて疑いません。

演出も素晴らしい。

とくべつ何が起こるわけでもないのですが、まったく飽きる事がありません。

一気にマイ・フェイバリット・ムービーズ日本編【珠玉の10本】にランクインしました。

このタマ子、実にだらしない。

【ホタルノヒカリ】で綾瀬はるかが演じた干物女よりはるかにリアル。

まぁ、かたや大企業のOLちゃんで、かたや田舎のプー子じゃ、食っちゃ寝という行動も捉え方が異なってくるでしょうが。



さて近年、観劇した作品で何も起こらないものといえば【桐島、部活やめるってよ】もそうでした。

ですが【桐島、部活やめるってよ】はダメでしたねぇ。

あれほど大絶賛された作品ですが、どうも私には合いませんでした。

そもそも東出昌大って、カッコいいですかねぇ。

まぁ、顔はいいんだろうなってのは分かるっちゃ分かります。

背も高ぇんだろうし、カッコいいんでしょう。

でも、なーんか『んー?』って思っちゃいます。

その東出君の彼女役・山本美月ちゃんが死ぬほどキレイで死ぬほど可愛いくて死ぬほどスタイルが良いのが唯一の救いです。



【もらとりあむタマ子】のお話でしたね。

同じ山下監督の【天然コケッコー】も観てみました。

こちらはもっとド田舎を描いていましたが、基本的なトーンは一緒。

印象に残ったシーンをひとつ。

休日の午後、ボーっとテレビでマラソンを観ている弟。

主人公・夏帆ちゃんが『他に何かやってないの?』と聞くと『うーん。ゴルフと競馬・・・』とだるそうに答えます。

このシーンが最高でした。

そう。そうなんだよなぁ。日曜日の午後って・・・。



こういったトーンの映画を好きって言える様になった自分が、なんとなく愛おしいっす。

うふ。







↑この件がサイコーです。


ボランティアの巻、ふたたび。

2014年08月29日 | 日毎ニュースに正義の理想を
盆踊りの季節がやってまいりました。

チキンな僕は地元の地区委員を辞する事が出来ず、今年も盆踊りスタッフすなわちボランティアとして働きました。

担当はゴミの回収・場内清掃。

実に末端なお仕事であります。



さて、広島市安佐南区が土砂災害でとんでもない事になっているみたいですね。

最近はテレビはほとんど観ないし、ネットニュースも見ません。

ですので、こんな事になっているとは露知らず。

亡くなった方々のご冥福をお祈りします。



んで、問題になっているのが【ボランティア】だそうです。

3・11の時もそうでしたが、なんの準備も心構えもなくフラーっと現場に現れ、ボーっとつっ立ってる【ボランティア】がたくさんいるとか。

昨今、大学生なんかは4年の間にボランティア活動をしなきゃいけない、みたいな縛りがあるそうですね。

ボランティア活動の有無が就職活動に深く関わって来る。

だから、いやいやながらも現場にやって来るって感じでしょうか。

そもそもお金を稼ぐために就職するのに、なぜボランティア=奉仕精神が必要とされるのか採用サイドに聞いてみたいものであります。

また、モラトリアムバカのマスターベーション・自己満足に使用される事も多いですね。

イラク日本人人質事件の高遠菜穂子たちなんかは思いっきりコレに当てはまります。

ボランティアを自分探しのツールにしてるヤツって、はた迷惑なだけ。

しかし、このイラク・高遠菜穂子事件ってもう10年前なんですね・・・。

【参加してる感】がこいつらには大事だ、と哲学者・適菜収は著書で語っておりました。

所詮、どれだけの人数が参加しても、トーシロの集合体はトーシロに過ぎません。



問題は受け入れ側にもあります。

まず、自治体。

基本的に税金で食ってる連中に【お金を稼ぐ】という感覚と【ボランティア】という感覚の違いを明確に理解しているヤツはいません。

自治体の広報なんぞを眺めていてもボランティア募集がとても多い。

アウトソーシングにお金を出すという感覚が欠落しているのがよく分かります。

無駄・無能なノンキャリを飼っている方がムダの極みだって事くらい分かんないもんでしょうかね。

また、被災地サイドにも問題がないとは言えません。

凄ぇ困っているトコと、ちょっとしか困ってないトコでは住民のボランティアを要する温度が違い、ちょっとしか困ってないトコの住民はボランティアが窃盗や性犯罪を犯さないか不安になっているそうです。

困った時だけ助けろや、という傲慢不遜な態度はよろしくないですな。



極限状態に陥った時ほど人間の真価が分かると言いますが、まことにその通り。

ボランティア活動をするヤツも、受け入れるヤツも思い上がってはいけませんね。



『心のないやさしさは敗北に似てる』真島昌利(ニッポンのギタリスト・1962~)



本日の処分品。



地元の地区委員用Tシャツ。新しいヤツを支給されてしまったので、とっとと捨てます。

老眼の巻。

2014年08月28日 | 聖なるブログに名も無きカテゴリを
先日、コンタクトレンズを買い換えました。

今までは長期使用タイプでしたが、ついに1日使い捨てタイプにスイッチ。

僕は吝嗇なので1日使い捨てタイプ、すなわち1DAYはどうしても手を出す事が出来ませんでした。

とはいえ眼科の先生に『1DAYの方が目に傷が付きにくいよ』って言われたので、やむなくの選択であります。

やはり目は大事にしませんとね。

さて、改めて視力が矯正されたせいか近くのモノが全然見えなくなっちゃいました。

ガーーーン!!!ローガーーーン!!!

そう。老眼がかなり進んでしまいました。

本年5月に老眼鏡を購入済みだったので、それを掛ければ良いだけなんですが、いやぁ一気にジジイ化した感が・・・。

47歳なんでジジイっちゃジジイなんですけどね。

老眼鏡をずらして掛け、上目づかいに視線をおくるなんてまるで古本屋のオヤジであります



老眼もレーシック手術で矯正出来ると聞きましたが、ビビりの僕にはどうも越えられない壁です。

皆さん、よくああもレーシック手術に踏み切れるものだと感心します。

とくに若いヒト。



まぁ、目では結構苦労して来ましたから、今さら老眼くらいでガタつく事もないはずなんですがね。



↑ビックカメラ有楽町にて2,000円台で購入した老眼鏡。



↑ホントはクリックリーダーが欲しいです。実に便利そう。

復活の巻。

2014年08月27日 | 聖なるブログに名も無きカテゴリを
ブログやんのにお金がかかるとばっかり思っていましたが、思い違いでしたね。

なので復活します。

別のトコでやってたんですが、レイアウトや編集方法がめんどいので『なんかやりづらいなー』と思っていたのでタイミングは良かったです。

また、格段にアクセス数が違うんですよ。

やはりアクセス数が多い方がやりがいはありますから。

半年振りの復活であります。



さて、僕のライフワークであるシンプル生活の推進ですが、その間もモノはそこそこ捨てて来ました。

まぁ、購入してしまったモノもそこそこありますが。

『二進一退』といったトコでしょうか。



また、モノの処分と密接にリンクしている体重も減りました。

本年3月末時、63.6kgだったのが、現在60kgを切る日すらあります。

減量方法は一日一食です。

ただ、この方法は一旦ある程度の体重まで落ちますと、それ以下にはほとんど落ちませんね。

また、お水をガブガブ飲むのも効果的だと思います。

これは塩ダイエットと言われる様です。



とまぁ、復活であります。

よろしこ。







最近の部屋。Yチェアは売っちゃいました。

代わりにジャスパー・モリソンのチェアと新居猛のテーブルを導入。

いずれも折りたたみなので、普段はしまっています。

終戦記念日の巻、ふたたび。

2014年08月15日 | 聖なるブログに名も無きカテゴリを
69回目の終戦記念日であります。

昨年は映画『少年H』のプロモーションがキチガイじみていたのを、よく覚えております。

まぁ、年に一回くらいはしつこいほど戦争について考えるべきだとは思いますが、所詮映画を『売らんかな』ですからねぇ。

私は例年8月15日、靖国神社へ参拝に行く様にしております。

現在のニッポンの栄華・繁栄は全て『お国のため』と散って逝った英霊たちが残してくれたものと信じて疑わないからです。

私も決してニッポン国民として胸を張れるほどの価値ある人間だとは思っておりません。

が、サッカーとかいう玉転がしを、鼻から脳みそ垂れ流して『ニッポンがんばれー』だの『夢をありがとー』だの喚いているクソバカ共に比べれば、はるかに立派な人間であるとも思っています。

安っぽいナショナリズムを振りかざす暇があったら少しはニッポンのことを考えろや。

集団的自衛権・特定秘密保護法等、徐々にキナ臭くなっている世の中で、呑気に玉転がしを観て喜んでる連中には、この世の終わりを感じずにはいられません。

某国に攻め込まれたら一巻の終わりでありましょう。

日々、戦闘態勢にある緊張感を持った国と、シブヤで鼻から脳みそ垂れ流してるクソバカの住む国・・・。

いつもは街宣車がギャーギャー喚いているのはうるさいですが、この日ばかりは彼らの好きな言葉『憂国』が私の脳内をよぎります。

平和であることは、鼻から脳みそ垂れ流すこととは異なるのです。

もう夏も終わりですね。

あっ、今年は靖国神社へは行きませんでした。





↑靖国神社の境内に併設される遊就館に展示されている人間魚雷『回天』。

横山秀夫著『出口のない海』は回天が登場する素晴らしい作品。

終戦記念日くらいはこういった作品を読みましょう。



今回のネタは以前、僕が別のトコで書いたものをコピーしてます。