勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

2017年振り返り

2017年12月31日 | 振り返り
さて、今年も残すところ、あと僅かとなりました。
と言う事で、2017年鑑賞映画の振り返りです。

2017年の観賞作品ですが、以下のとおりです。


10月から11月は、プライベートで忙しかったので、
10月は1本、11勝ちは“0本”と言う事になりましたが、
それでも、年間47本も見ていました。

さて、年間で一番印象に残ったのは、
邦画ですが、
君の膵臓をたべたい
ですねぇ。
いやぁ、( ノД`)シクシク…
泣きますよ。
浜辺美波の可憐な演技が悲しい・・・

その他、今年印象的だったのは、
単に私がそういう選択をしただけなのかもしれませんが、
なぜか、ナチス・ドイツにまつわる話を描いた作品が多かった事。
1月の『アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男 / Der Staat gegen Fritz Bauer
7月の『ヒトラーへの285枚の葉書 / Alone in Berlin
8月の『ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦 / Anthropoid
12月の『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命 / The Zookeeper's Wife』と
ヒトラーに屈しなかった国王 / Kongens nei
と5本もあります。
それと、6月の『ハクソー・リッジ / Hacksaw Ridge』や
9月の『ダンケルク / DUNKIRK
も第二次大戦を描いたので、強ち無関係とは言えないですしね。
戦後70年を経過して、風化を防ぐと言う意味合いもあるんでしょうか?

来年は、どんな映画に出会えるんでしょうか?
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ヒトラーに屈しなかった国王 / Kongens nei

2017年12月23日 | 洋画(その他)
事実を下にした作品。

第二次大戦初期、ナチス・ドイツがノルウェーに侵攻。戦力に勝るナチス・ドイツは、ノルウェー政府及びノルウェー国王に、ナチス・ドイツの要求に従うように求められるも拒否し、後にノルウェー国王はイギリスに亡命すると言うのは史実な訳ですが、この作品は、そのナチス・ドイツによるノルウェー侵攻のごく初期の3日間を描いた作品です。

この作品を見て、改めて思ったのは、“ノルウェーの歴史って、意外に短い”と言う事。スウェーデンとの同君連合を解消して、ノルウェーが独立国家として成立したのは1905年なんですよねぇ。実は、アメリカよりも、ずっと短い。それ以前にも、同君連合ではありますが、国家としては存在していましたけど、独立の国家では無かったわけですよねぇ。それ以前には、デンマークの支配を受けていたと言う時代もありますし。それらも史実な訳で、そう言う事があった事は認識していましたが、第二次大戦と言う大きな出来事を前にして改めて振り返ると、意外に最近なんだなぁと認識を新たにしました。今の国王陛下(映画の中では、ハーラル王子として登場)で、まだ3代目ですからねぇ。

劇中で、国王と衝突する事もある王太子のオーラヴは、国王に即位後、自らに護衛を付けないことについて「私には400万人のボディガードがいたからね」と述べた人物としても知られています。当時のノルウェーの人口は約400万人であったので、オーラヴ国王は、ノルウェー国民全員が護衛であると言ったことになります。

また、こちらも劇中で、デンマークが早々にナチス・ドイツに降伏してしまっていることが描かれていますが、本作のホーコン7世の兄である、デンマーク国王のクリスチャン10世は、デンマーク降伏後もデンマーク国内にとどまり、ナチス・ドイツに対して有形無形の抵抗をした事で知られています。

いやぁ、それにしても、立憲君主制で実権は無いとはいえ、非常事態には、なぜだか国民国家は、こう言う高貴な方に頼る訳で、そのプレッシャーたるや如何ばかりか。劇中でも、ドイツ公使の要求をはねつけるに際して、その苦しい思いを吐露していますね。この物語は、あくまでも映画で、ドキュメンタリーではありませんが、実際の国王もそのように思ったのでは無いでしょうかね?この国王が居たので、今のノルウェーが築かれたんだなと言う気がしました。

タイトル ヒトラーに屈しなかった国王 / 原題 Kongens nei

日本公開年 2017年
製作年/製作国 2016年/ノルウェー
監督 エリック・ポッペ
出演 イェスパー・クリステンセン(ホーコン7世)、アンドレス・バースモ・クリスティアンセン(オーラヴ王太子)、カール・マルコビクス(クルト・ブロイアー/ノルウェー駐在ドイツ公使)、カタリーナ・シュトラー(アンネリーゼ・ブロイアー/クルト公使の妻)、ツバ・ノボトニー(マッタ/ノルウェー王太子妃)、ユリアーネ・ケーラー(ダイアナ・ミュラー/ドイツ公使館秘書)、アルトゥル・ハカラフティ(フレドリク・セーベル/ノルウェー軍二等兵)、スベイン・ティンドベルグ(ペーデル・ベーデル・ヤールスバーグ)、ケティル・ホーグ(ハルヴダン・コート/外務大臣)、ゲラルド・ペッテルセン(ヨハン・ニューゴースヴォル/首相)、ヤン・フロスタッド(C・J・ハンブロ/国会議長)、エリック・ヒビュ(ビルゲル・エリクセン/オスカシボルグ要塞司令官ノルウェー海軍大佐)、ソフィー・ファルクゴール(ラグンヒルド王女)、イングリッド・ロス・ラフテモ(アストリッド王女)、マグヌス・ケーティルソン・ドビー(ハーラル王子)、ロルフ・クリスチャン・ラーセン(ブリニャル・ハンメル/ノルウェー軍軍曹)
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ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命 / The Zookeeper's Wife

2017年12月17日 | 洋画(その他)
事実を下にした作品。

第二次大戦時、ナチスに追われたユダヤ人をワルシャワ動物園の園長をしている夫とともに、動物園で匿った女性の姿を描く。

ナチスからユダヤ人を救った人物って、たくさんいるんですねぇ。今回のジャビンスキ夫妻も、そのような人物に名を連ねます。不勉強ですが、この映画を見るまで、彼らの活躍は知りませんでした。

それにしても、ナチスの裏のかき方、と言うか、このジャビンスキ夫妻とナチスの近さは、他の人たちと比べても一二を争うのではないでしょうか?ナチスの高官が、元々友人であったと言う事もあって、何かとちょっかいを出してくる状況の下での活動の緊張は、如何ばかりか。いやぁ、5年?、よくバレなかったと思います。

それにしても、ダニエル・ブリュール、彼は芸達者ですねぇ。今回は、ナチスの高官を演じたわけですが、明示的に権力を笠に着る訳ではないものの、それも権力を漂わせる人物を上手く演じていました。アントニーナに目を奪われていなければ、もっと早く、からくりを見破る事が出来たのではないかと思います。それだけ上手く、アントニーナが手玉に取ったとも言えるのかもしれませんが。

冷静に考えてみると、ポーランドでの話なので、話されるべき言語はポーランド語なのでは無いかと思いますが、英語での作品でした。そのかわりと言うべきなのか、みんな妙な訛りのある英語でした(苦笑)

普通の夫婦の、勇敢な戦いです。

タイトル ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命 / 原題 The Zookeeper's Wife

日本公開年 2017年
製作年/製作国 2017年/チェコ・イギリス・アメリカ
監督 ニキ・カーロ
原作 ダイアン・アッカーマン『ユダヤ人を救った動物園 ヤンとアントニーナの物語』
出演 ジェシカ・チャステイン(アントニーナ・ジャビンスキ)、ダニエル・ブリュール(ルッツ・ヘック)、ヨハン・ヘルデンベルグ(ヤン・ジャビンスキ)
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スター・ウォーズ 最後のジェダイ / Star Wars: The Last Jedi

2017年12月17日 | 洋画(アメリカ系)
レイが主人公のシリーズ第二弾。スター・ウォーズシリーズ的には、エピソード8になります。

前作の『スター・ウォーズ フォースの覚醒』が“アレ”だったので、今作については正直期待していませんでした。し・か・し、良くも悪くも裏切られましたね。『スター・ウォーズ フォースの覚醒』から、創始者(?)のジョージ・ルーカスの手を離れてしまった、このスター・ウォーズですが、二作目にして、これまでの蓄積を、登場人物的にも、物語の世界観的にもすべて放逐した感じです。

いやね、そもそも“フォース”と言うものが、ある種ファンタジー的な要素を持っていたことは否定しませんが、この作品によって、完全にファンタジーになってしまった感じがします。なんなのか?空間を超えたコミュニケーションは?

それと、確かにフォースは肉体の存在を超越した存在と言えるのかもしれませんが、本当に超越してしまうって、どういう事よ。オビ・ワンとか、ヨーダとか、確かに肉体を超越した描写がこれまでもありましたが、今回のルークは違うんじゃないかなぁ。ちょっと、釈然としませんでした。

それと、なんか、これまで以上にアジアを感じる映像でした。すわ「中国マネーの威力か!!」と思ったのですが、ローズ・ティコを演じたケリー・マリー・トランは、ヴェトナム系でした。彼女、いい味出していましたね。

なにやら着ぐるみで演じられた最高指導者はアンディー・サーキスだったのですが、彼は、猿の惑星でも猿を演じており、アンディー・サーキスは、もはや着ぐるみ界の第一人者となってしまったのでしょうかね?

既にディズニーから、スター・ウォーズ新シリーズが3作制作されることは発表されています。今回の作品から、ジョージ・ルーカス時代のレガシーを活かしつつ、全く異なるスター・ウォーズになっていく事が、高らかに宣言されたような気がします。古き良きスター・ウォーズから、新時代へのスター・ウォーズへ。悲しいような、楽しみなような。

でもなぁ、たぶん、限界があるんだよねぇ。『スター・ウォーズ フォースの覚醒』の時も思い、今回も感じたんですが、“破壊できるのは創業者だけ。後継者は、続けるしかない”と言う事。創業者ならば、誰にも遠慮することなく破壊することが出来ますが、後継者は創業者の遺産を活かして行かなければならないので、破壊する事は出来ないんですよねぇ。それが、何か『むかし見た感じ』と言う印象をぬぐい切れない、ルーカス後のスター・ウォーズの悩み・限界だと思います。

最後になりますが、キャリー・フィッシャー永遠なれ。

タイトル スター・ウォーズ 最後のジェダイ / 原題 Star Wars: The Last Jedi

日本公開年 2017年
製作年/製作国 2017年/アメリカ
監督 ライアン・ジョンソン
出演 デイジー・リドリー(レイ)、ジョン・ボヤーガ(フィン)、アダム・ドライバー(カイロ・レン)、オスカー・アイザック(ポー・ダメロン)、マーク・ハミル(ルーク・スカイウォーカー)、キャリー・フィッシャー(レイア・オーガナ)、ルピタ・ニョンゴ(マズ・カナタ)、アンディ・サーキス(最高指導者スノーク)、ドーナル・グリーソン(ハックス将軍)、アンソニー・ダニエルズ(C-3PO)、グウェンドリン・クリスティー(キャプテン・ファズマ)、ケリー・マリー・トラン(ローズ・ティコ)、ローラ・ダーン(アミリン・ホルドー中将)、ベニチオ・デル・トロ(DJ)
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オリエント急行殺人事件 / Murder on the Orient Express

2017年12月10日 | 洋画(アメリカ系)
アガサ・クリスティーの名作『オリエント急行殺人事件』の映画化作品。

結末が判っている作品なので、それだけにどういう演出・演技で映像化されるところが肝な訳ですが、制作・監督・主演のケネス・プラナーをはじめ、ジョニー・デップ、ジュディ・デンチ、ミシェル・ファイファー、ペネロペ・クルスと、主役級の俳優陣。流石に見事です。

それとは別に、非常に興味深かったのが、作品の冒頭が、なんともお騒がせなアメリカ大統領のせいで、いま非常に緊張したところになってしまったエルサレムから始まっている事。そうなんだよねぇ。世界三大宗教が、集まっているから、微妙な土地なのにね・・・。

さて、映画の話に戻ると、列車の中はセットで撮影されているのだと思いますが、列車の走行シーンはCGですね。グルんグルんと、ドローンで撮ったかのような映像にも見えますが。

いやぁ、中々、良かったです。ジョニー・デップの悪人役も、中々悦に入っているんじゃないですかね?

タイトル オリエント急行殺人事件 / 原題 Murder on the Orient Express

日本公開年 2017年
製作年/製作国 2017年/アメリカ
監督 ケネス・ブラナー
原作 アガサ・クリスティー『オリエント急行殺人事件』
出演 ケネス・ブラナー(エルキュール・ポアロ)、ジョニー・デップ(エドワード・ラチェット)、ミシェル・ファイファー(キャロライン・ハバード)、ジュディ・デンチ(ドラゴミロフ公爵夫人)、ペネロペ・クルス(ピラール・エストラバドス)、デイジー・リドリー(メアリ・デブナム)、ウィレム・デフォー(ゲアハルト・ハードマン)、ジョシュ・ギャッド(ヘクター・マックィーン)、デレク・ジャコビ(エドワード・マスターマン)、レスリー・オドム・Jr.(ドクター・アーバスノット)、マーワン・ケンザリ(ピエール・ミシェル)、オリビア・コールマン(ヒルデガルデ・シュミット)、ルーシー・ボーイントン(エレナ・アンドレニ伯爵夫人)、 セルゲイ・ポルーニン(ルドルフ・アンドレニ伯爵)、マヌエル・ガルシア=ルルフォ(マルケス)、トム・ベイトマン(ブーク)
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gooのトラックバックが終了だそうです。

2017年12月02日 | Weblog
gooのスタッフblogのポスト
【完了】トラックバック機能終了について』によれば、
2017年11月27日で、gooブログのトラックバック機能が、
送受信共に終了したそうです。

ひと月ほど、多忙なため離れていたので、
その為にトラックバック出来ないのかと思っていたんですが、
そもそも機能が無くなっていたんですね。

いままでトラックバック頂いていた方、
ありがとうございました。
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探偵はBARにいる3

2017年12月02日 | 邦画
東直己原作の「ススキノ探偵シリーズ」の映画化作品「探偵はBARにいる」の第3作目。前作は2013年でしたので、4年ぶりになります。

この作品、見るたびにいつも思うんですが、一応「ススキノ探偵シリーズ」って、ハードボイルドなんですよねぇ。でも、なんでコメディーになっちゃっているんでしょう?まぁ、コミカルな作品も良いですけど、謎です。

今回のヒロインは、北川景子。“今回のヒロイン”なんて、往年の名作「寅さんシリーズ」見たいですね(笑)。北川景子初の、悪女役だそうですが・・・、うーん、悪くないですが、ここまでのヒロインの小雪や尾野真千子に比べると、やっぱり演技力でイマイチ?小雪と尾野真千子と比べるのが分が悪いですかね?美しさは随一ですが、悪女としての、迫力がね。

それよりなにより、やっぱり芋である事が良く分かったのが、前田敦子。彼女、ダメだね。まぁ、演技力が必要な役では無かったものの、それでもねぇ、芋感が・・・。

怖いのが、リリー・フランキー。この人、やっぱり怖い。怖い演技と言えば、鶴瓶の怖い人の役には定評がありますが、それに通じるものがあります。日ごろ、人が良さそうに見えるだけに、より一層怖かったです。

ここまでの二作では、探偵が受ける暴行?拷問?が、中々激しかったわけですが、今回は、どうなんだ?やっぱり人気者で、売れっ子の大泉洋に、手荒な事は出来なくなってしまったんですかね?第一作目の、雪に埋められる様な激しさは感じませんでした。まぁね、冬の北海道で、漁船の舳先に繋がれれば、それなりに酷い事になりますけど、なんか、釈然としない感じがしました。

高田君の動向については、エンドロール後に注目。まぁね?

タイトル 探偵はBARにいる3

日本公開年 2017年
製作年/製作国 2017年/日本
監督 吉田照幸
原作 東直己
出演 大泉洋(探偵)、松田龍平(高田)、北川景子(岬マリ)、前田敦子(諏訪麗子)、リリー・フランキー(北城仁也)、田口トモロヲ(松尾)、安藤玉恵(峰子)、マギー(源)、篠井英介(フローラ)、土平ドンペイ(ブッチョ)、今村美乃(ヤンヤン)、松重豊(相田)、志尊淳(波留)、野間口徹(マネージャー)、坂田聡(椿秀雄)、鈴木砂羽(モンロー)、正名僕蔵(教頭先生)、斎藤歩(工藤啓吉)、前原滉(原田誠)、天山広吉(北城の手下)、片桐竜次(桐原)、栗山英樹(栗山英樹(本人役))
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