勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

チャッピー / Chappie

2015年05月23日 | 洋画(アメリカ系)
第9地区 / District 9』、『エリジウム / Elysium』の、ニール・ブロムカンプの作品。

ニール・ブロムカンプ監督の作品は、『第9地区』も『エリジウム』も、SFを舞台にしながらも、差別や、階級社会という社会的な問題を浮き彫りにした、社会派の一面を持つ作品でした。この作品も、そんな社会派の一面を持つ作品。

「AIは、人類を滅ぼす」と言う様なことを、車いすの天才天文学者スティーヴン・ホーキング博士や、稀代の起業家イーロン・マスク氏などが言っていますが、この作品は正に、そんなAIを題材にしています。確かに、子供は育て方次第で、どんな風にでも育つので、そう言う意味で、非常に興味深いAIの描き方というか、これは穿った見方かもしれませんが、なんで貧困は犯罪者を生むのかと言う事も描き出したような気もします。不幸の再生産だよなぁ。

ここからネタバレ。

いろいろあって、人間の意識をクラウドにUPLOADするという事を強いられるのですが、そう言う題材は『トランセンデンス / Transcendence』でも扱われていて、最近、結構目にするような題材ですね。AIと人間の意識の電子化。SF映画で描かれたことは、意外の後の時代に実現したりするんで、怖いですねぇ。

それと、その人間の意識をクラウドにUPLOADせざるを得なくなった出来事の背景には、人間の恨みつらみがあったりして、SFながらも、非常に泥臭い人間物語が描かれていたような気がします。って言うか、あれは、マッド・サイエンティスト・・・(苦笑)。

それと、ちょっと抜けた犯罪者集団を描くときにありがちな、実はその犯罪者集団は、悪いやつであることは確かだけど、ちょっとだけ、良い奴の側面もあるんだなぁ見たいなところも垣間見れました。彼らが出てきた時、そうなるのかなぁと思いましたが、案の定でしたね。

ニール・ブロムカンプ監督、今回も、中々いい作品でした。

タイトル チャッピー / 原題 Chappie
日本公開年 2015年
製作年/製作国 2015年/アメリカ
監督 ニール・ブロムカンプ
出演 シャルト・コプリー(チャッピー)、デブ・パテル(ディオン・ウィルソン)、ニンジャ(ニンジャ)、ヨーランディ・ビッサー(ヨーランディ)、ホセ・パブロ・カンティージョ(ヤンキー(アメリカ))、ブランドン・オーレ(ヒッポ)、ヒュー・ジャックマン(ヴィンセント・ムーア)、シガニー・ウィーバー(ミシェル・ブラッドリー)
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ラン・オールナイト / Run All Night

2015年05月16日 | 洋画(アメリカ系)
最強のオヤジ降臨。還暦を超えているのに、リーアム・ニーソンは、まだまだ意気軒昂ですねぇ。今回は、特殊技術を駆使する元諜報員ではありませんが、それでも、一流の腕を持つ殺し屋。それと、『フライト・ゲーム / Non-Stop』の時もそうでしたが、身を持ち崩したヤサグレ男と言うのも似合います(失礼)。

リーアム・ニーソンも良いですが、エド・ハリスがかなり良いですねぇ。ジミーを理解しつつも、戦わざるを得ない状況に追い込まれた男を上手く演じています。裏社会の大物ですが、大物であるが故にストイックと言うところが、エド・ハリスにぴったりな雰囲気でした。

それと意外に良いと思ったのは、ジミーを20年にも渡り追い続ける、銭形警部のような刑事ハーディングを演じているビンセント・ドノフリオも嫌いじゃないです。ちょっと出番が少ないですが、もうちょっと重要なポジションを与えて、もっと出番を作っても良かったと思います。

タイトル通り、一夜の物語。ノンストップムービーです。

タイトル ラン・オールナイト / 原題 Run All Night
日本公開年 2015年
製作年/製作国 2015年/アメリカ
監督 ジャウム・コレット=セラ
出演 リーアム・ニーソン(ジミー・コンロン)、ジョエル・キナマン(マイク・コンロン/ジミーの息子)、エド・ハリス(ショーン・マグワイア)、ビンセント・ドノフリオ(ジョン・ハーディング/NYPD刑事)、ニック・ノルティ(エディ・コンロン/ジミーの叔父)、ブルース・マッギル(パット・マレン/ショーンの部下)、ジェネシス・ロドリゲス(ガブリエラ・コンロン/マイクの妻)、ボイド・ホルブルック(ダニー・マグワイア/ショーンの息子)、コモン(アンドリュー・プライス/殺し屋)
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ブラックハット / Blackhat

2015年05月08日 | 洋画(アメリカ系)
逮捕され、収監されているハッカーが、巻き起こったネットワーク犯罪の解決のために捜査当局から協力を求められる・・・と言う、まぁ、有りがちなストーリー。ちなみに、タイトルの“ブラックハット”は、通常、「悪意を持ったハッカー」と言う意味です。

えーーーっ!そう来んの?監督がマイケル・マンだというので期待しすぎたかなぁ。駄作とは言いませんが、B級、C級と言うのは、言ってもかまわないと思います。

冒頭、“香港”の原発事故から始まりますが、香港の原発って、あまりリアリティがないんだよなぁ。だったら、中国本土の原発の方がよっぽどリアリティがあります。人民解放軍も出張ってくるという設定なんだから、その方が良くない?あるいは、香港が舞台である必要があるのならば、香港警察にして、人民解放軍は香港警察を邪魔する役とかね。

アメリカ連邦政府職員が、いきなり香港で銃撃戦をするのはどうなの?映画だと言っても、酷い。

なんか、ハッキングによる原発事故と言うセンセーショナルな設定は思いついたけど、そこからの話のふくらませ方が、NO IDEAだったという感じです。

まいりました。

タイトル ブラックハット / 原題 Blackhat
日本公開年 2015年
製作年/製作国 2015年/アメリカ
監督 マイケル・マン
出演 クリス・ヘムズワース(ニコラス・ハサウェイ)、ワン・リーホン(チェン・ダーワイ)、タン・ウェイ(チェン・リエン)、ビオラ・デイビス(キャロル・バレット)、ホルト・マッキャラニー(マーク・ジェサップ)、アンディ・オン(レックス・トラン)、リッチー・コスター(エリアス・カサール)、クリスチャン・ボール(ジェフ・ロビショー)、ジョン・オーティス(ヘンリー・ポラック)、ヨリック・バン・バーヘニンゲン(サダク)
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フォーカス / Focus

2015年05月01日 | 洋画(アメリカ系)
ウィル・スミスが、天才的詐欺師を演じるサスペンス。

ちょっとヤサグレたようなウィル・スミス。役作りなんでしょうか?物語は、前半と、後半という風な作り。本格的にサスペンスになって行くのは、もちろん後半の方。って言うか、前半は、もちろん詐欺師的要素(リ・ユアンの件)はありますが、ほとんどは、単純なスリカンパニーの話。「イマイチかなぁ」と思い始めたところで、物語後半が始まります。

物語の後半で、ニッキーとジェスが出会うところなんて、なんかちょっとルパン三世的な感じ。まぁ、話はルパン三世的ではないですが。

物語の前半と後半の繋がりがないかのような印象を与えたら誤ります。前半の話が、きっちりと後半の話に繋がります。言ってみると、前半は後半の伏線以外の何物でもありません。しかしなぁ、最後はそう来るか。話は中弛みしましたが、最後のどんでん返しで、少し締まった話になりました。それがないと、ほぼB級だな。

タイトル フォーカス / 原題 Focus
日本公開年 2015年
製作年/製作国 2015年/アメリカ
監督 グレン・フィカーラ、ジョン・レクア
出演 ウィル・スミス(ニッキー)、マーゴット・ロビー(ジェス)、ロドリゴ・サントロ(ガリーガ)、ジェラルド・マクレイニー(オーウェンズ)、エイドリアン・マルティネス(ファーハド)、B・D・ウォン(リ・ユァン)、ロバート・テイラー(マキューエン)、アポロ・ロビンス(アポロ)
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