勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

未来よ こんにちは / L'avenir

2017年03月25日 | 洋画(フランス系)
仕事にも、家庭にも、充実した生活を送っていると思っていた女性が、ある日突然、夫から離婚を切り出され、母は亡くなってしまい、気が付けば“おひとり様”になっていた。そんな女性が、新しい人生に向かって進んでいくさまを描いた作品。

日本との違いに驚いたのが、ナタリーは高校教師ではあるんですが、高校の哲学の教師であると言う事。フランス特有なのかもしれませんが、欧米人が、大人で、且つ、自分で物事を考えるのは、高校時代から哲学とかをきちんと学んでいるからなんだと思わされました。小学校の道徳の教科書で、“パン屋はダメで、和菓子屋にする”とか言う低レベルな話をしているようじゃ、かなわないですね。

もう一つ驚かされたのが、ナタリーが離婚する理由は、夫が浮気をしたからと言う事なんですが、泥沼になる事もなく、且つ、浮気を告白されても大人の対応をしている事。もちろん、心の奥底でどう思っているのかわかりませんが、日本の陳腐な脚本ならば、泥沼になったり、女性が泣き叫んだりするところなのかもしれませんが、そうじゃない!やっぱり、大人。それと、オランド大統領が不倫しても、それほどの大問題にもならなかったというお国柄も感じました。この問題、逆に不倫を暴かれた側が、キレているくらいだもんなぁ。

いやぁ、大人の映画です。主人公が、哲学の教師であると言う事も影響したのかもしれませんが、たとえ相手が不倫した夫であっても、あるいは、意見の異なる教え子であっても、それが故に気まずくなると言う事もそれ程無く、ちゃんと一人の人間として対応する。フランスの個人主義の影響もあるのかな。

PG12の映画ですが、どのあたりが?と言う気がします。セクシャルなシーンも無いですしね。あまりにも、個人主義過ぎて、子供には難しいと言う事?『フランスを見た』と言う気になりました。

タイトル 未来よ こんにちは / 原題 L'avenir

日本公開年 2017年
製作年/製作国 2016年/フランス、ドイツ
監督 ミア・ハンセン=ラブ
出演 イザベル・ユペール(ナタリー・シャゾー)、アンドレ・マルコン(ハインツ)、ロマン・コリンカ(ファビアン)、エディット・スコブ(イベット)、サラ・ル・ピカール(クロエ)、ソラル・フォルト(ヨアン)、エリーズ・ロモー(エルザ)、リオネル・ドレー(ユゴー)、グレゴワール・モンタナ=アロシュ(シモン)、リナ・ベンゼルティ(アントニア)
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1 コメント

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PG12 (映画好きパパ)
2017-04-01 13:15:29
こんにちは。レーティングは薬物使用のシーンがあるためです。映倫のサイトで確認できます

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