勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

スターリンの葬送狂騒曲 / The Death of Stalin

2018年08月05日 | 洋画(イギリス系)
1953年のスターリン死去に伴う、ソ連政権内での権力争いをコミカルに描いた作品。ロシアでは、上映禁止となって話題になった。

旧ソ連を描いた作品なのでロシア語の作品かと思えば、英語の作品。しかも、ロシア語風の英語ではなくて、もはや、普通の英語。ドキュメント風にと言うよりも、むしろ、ブラックコメディ作品なので、それでいいのかも。実際、かなり凄い事を言っているのに、クスクス笑いが劇場内で、何度か出ていました。

いやぁ、でもね。完全に茶化していますね。“一応”旧ソ連時代と体制を一新したとはいえ、ロシアで上映が禁止されるのもわかる気がします。って言うか、いまの指導者の事を暗喩しているのかもしれないし・・・・

中々面白かったです。ブラックなところが、イギリスっぽい映画でした。

タイトル スターリンの葬送狂騒曲 / 原題 The Death of Stalin

日本公開年 2018年
製作年/製作国 2017年/イギリス
監督 アーマンド・イアヌッチ
出演 スティーブ・ブシェーミ(ニキータ・フルシチョフ)、サイモン・ラッセル・ビール(ラヴレンチー・ベリヤ)、ジェフリー・タンバー(ゲオルギー・マレンコフ)、マイケル・ペイリン(ヴャチェスラフ・モロトフ)、ポール・ホワイトハウス(アナスタス・ミコヤン)、ジェイソン・アイザックス(ゲオルギー・ジューコフ)、アンドレア・ライズボロー(スヴェトラーナ/スターリンの娘)、ルパート・フレンド(ワシーリー/スターリンの息子)、パディ・コンシダイン(アンドレーエフ)、オルガ・キュリレンコ(マリヤ・ユーディナ/ピアニスト)、アドリアン・マクローリン(ヨシフ・スターリン)、ダーモット・クロウリー(ラーザリ・カガノービチ)、ポール・チャヒディ(ニコライ・ブルガーニン)
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ロンドン、人生はじめます / Hampstead

2018年04月21日 | 洋画(イギリス系)
ホームレスの男性が、一夜にして億万長者になったと言う実話を下にした物語。

エミリーが住んでいるのは、高級“マンション”なんですね。つまり、英語での本当の意味でのマンション。コンシェルジェが常駐していてね。最初、ホテルか何かと思ってしまいましたよ。でも、“高級”な割には雨漏りしたりして、イギリスの建物は古いんですね。

もう少しきちんと描いた方が良いのでは?と思ったのは、エミリーとドナルドが魅かれ合って行く過程。いつの間には、ドナルドはエミリーの“恋人”になっていたのですが、劇中を見る限り、一夜は共にしていますが、それだけだし、何でエミリーあドナルドに魅かれて行ったのかを、もう少し明確に描いた方が、もっと良かったかなぁと思います。劇中で、エミリーgふぁアメリカ人であると言う事が判明していますし(って言うか、そもそも英語がアメリカ英語だという話もありますが)、イギリス風の階級社会にアメリカ人としては、中々馴染まなかったと言う事なんでしょうかね?なので、自由に束縛されずに生きるドナルドに興味を抱いたと。

もう一つ気になったのは、ドナルドの素性。裁判の場面で、意外に博識である事が露呈しますが、なんでなんでしょう?それまで受けてきた教育の成果なのか、あるいは、“ホームレス”の生活の暇に飽かせていた為なのか。そこも、きちんと描いてほしかったなぁと思います。

全体としては、社会正義が貫かれた、良い作品だったと思います。

タイトル ロンドン、人生はじめます / 原題 Hampstead

日本公開年 2018年
製作年/製作国 2017年/イギリス
監督 ジョエル・ホプキンス
出演 ダイアン・キートン(エミリー・ウォルターズ)、ブレンダン・グリーソン(ドナルド・ホーナー)、レスリー・マンビル(フィオナ)、ジェイソン・ワトキンス(ジェームズ・スマイス)、ジェームズ・ノートン(フィリップ/エミリーの息子)、アリスター・ペトリ(スティーブ・クロウリー)、フィル・デイビス(ファイフ)、サイモン・キャロウ(判事)
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ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男 / Darkest Hour

2018年04月01日 | 洋画(イギリス系)
チャーチルの第一次内閣発足から、ダイナモ作戦(ダンケルク大撤退)までの4週間を描いた映画。

ゲイリー・オールドマンが第90回アカデミー賞で主演男優賞、辻一弘が同じアカデミー賞で、その主演男優賞のゲイリー・オールドマンを似ても似つかないウィンストン・チャーチルに“変身”させた事で、メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞しています。

ダイナモ作戦(ダンケルク大撤退)と言えば、昨年、クリストファー・ノーランの『ダンケルク』がありましたが、その撤退作戦に至るまで、イギリス政府指導部の内部では、こんな政治的な暗闘が繰り広げられていたんですね。チャーチルが、首相就任の頃、ここまで仲間の政治家たちに人気が無いとは知りませんでした。“挙国一致内閣”と言いながら、全然挙国一致していない。隙あらば足元を掬おうとしている政敵ばかり。リアルに国家の危機に瀕しているのに、議会政治の先進国であるイギリスにおいてすら、こんな状況なのかと、驚きました。まだまだ議会政治の世界で言えば野蛮な国である日本が、下らん政治的駆け引きに終始しているのも仕方ないのかな・・・。

それと思ったのが、いつの時代も、政党を移るような政治家は、政治家から嫌われるんですね・・・。日本でもそうですよね。

って言うか、乱世には暴れん坊・・・。日本でも、戦後の乱世の時代、チャーチルとどことなく風貌の似ている吉田茂が首相になって、長期政権を築いたことに気が付きました。政治家仲間から、なんとなく嫌われているのも似ていますね。

映画の話に戻ります。

ゲイリー・オールドマンがチャーチルを熱演していますが、彼の強気一辺倒のところだけではなく、党派争いで弱気になったり、アメリカからの援助を得ることが出来なくて絶望の淵にたったりと、様々な表情を上手く演じています。確かに主演男優賞モノですね。

上記の通り、似ても似つかないゲイリー・オールドマンがチャーチルになってしまったのですが、それ以外にも、顔を知っている人で言えば、チェンバレンも何となく似ていました。

最後ですが、微妙に“邦題あるある”に汚染されていますね。確かにチャーチルは、ヒトラーに勝ったわけですが、この作品は、その最後のところまでは映画いておらず、政権当初の立ち上がりの部分だけを描いています。そういう意味では、“ヒトラーから世界を救った男”と言うのは、言い過ぎでは無いかと?

タイトル ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男 / 原題 Darkest Hour

日本公開年 2018年
製作年/製作国 2017年/イギリス
監督 ジョー・ライト
出演 ゲイリー・オールドマン(ウィンストン・チャーチル)、クリスティン・スコット・トーマス(クレメンティーン・チャーチル/ウィンストンの妻)、リリー・ジェームズ(エリザベス・レイトン・ネル/ウィンストンの秘書)、スティーブン・ディレイン(ハリファックス子爵エドワード・フレデリック・リンドリー・ウッド/外務大臣)、ロナルド・ピックアップ(ネビル・チェンバレン/枢密院議長)、ベン・メンデルソーン(国王ジョージ6世)、ニコラス・ジョーンズ(サイモン子爵ジョン・オールスブルック・サイモン/大法官(貴族院議長))、サミュエル・ウェスト(アンソニー・イーデン/陸軍大臣)、デビッド・バンバー(バートラム・ヒューム・ラムゼー提督/ダイナモ作戦(ダンケルク大撤退)責任者)
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ウイスキーと2人の花嫁 / Whisky Galore

2018年03月04日 | 洋画(イギリス系)
実話を下にした作品。

第2次世界大戦中の1941年、スコットランド・エリスケイ島沖で起きた貨物船SSポリティシャン号座礁事件がもとになっている。また、日本未公開の1949年に製作された同名映画「Whisky Galore」のリメイクでもある。

スコットランドって、何かにつけてウィスキーなんですね。なので、ウィスキーが無くなると、何もできなくなってしまう・・・。そんなところに、天からの配材か、目の前にウィスキーが沢山あるんですから、そりゃぁ、欲しくなりますよね(笑)。それにしても、かなり脚色しているであろうとは言え、こんな事が実際にあったとは。

興味深いのは、“安息日”が厳格に守られている事。一瞬、ユダヤ教徒かと思いましたが、そうではなくて、カトリックと言う事ですね。しかも、かなり厳格な。いまもヨーロッパでは、日曜日になると街中の商店と言う商店が閉まりますが。それと、パブのオヤジが、裏切ってしまうのですが、それに対して島民が「ユダ!」と言葉をかけるのも、なんともカトリックですね。

その他にも興味深いのが、“軍務の経験がほとんどなさそうな民間人”が“大尉”と言う将校の地位にある事。なので、アフリカの激戦の地から戻ってきたきちんと訓練を受けている軍曹が、そのぼんくら大尉の指揮下に入ってしまうと言う・・・。大尉は、どうもホーム・ガード(Home Guard)と言う、ナチス・ドイツによる本土侵攻に備えて、17歳から65歳までの男性により組織された義勇兵組織みたいですね。指導者的な立場にあったのは主に地域や自治体の有力者みたいだったので、まぁ、町内会?的な感じと言うと、言い過ぎ?だから、軍務経験のない人物が将校になっていたりするんですね。

戦時中とはいえ、どこかのんびりとしているところが中々面白かったです。それと、寂しいながらも、二人の娘を嫁に出すお父さんに、娘への愛を感じました。

タイトル ウイスキーと2人の花嫁 / 原題 Whisky Galore

日本公開年 2018年
製作年/製作国 2016年/イギリス
監督 ギリーズ・マッキノン
原作 コンプトン・マッケンジー『Whisky Galore』
出演 グレゴール・フィッシャー(ジョセフ・マクルーン)、ナオミ・バトリック(ペギー・マクルーン)、エリー・ケンドリック(カトリーナ・マクルーン)、エディ・イザード(ワゲット大尉)、ショーン・ビガースタッフ(オッド軍曹)、ブライアン・ペティファー(アンガス)、ケビン・ガスリー(ジョージ・キャンベル)、ジェームズ・コスモ(マカリスター牧師)、ジョン・セッションズ(マクレーン医師)、ティム・ピゴット=スミス(ウールシィ)
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スリー・ビルボード / Three Billboards Outside Ebbing, Missouri

2018年02月03日 | 洋画(イギリス系)
2017年第74回ベネチア国際映画祭で脚本賞、同じく2017年のトロント国際映画祭でも最高賞にあたる観客賞を受賞。

ベネチアでの脚本賞は納得ですが、トロントの観客賞は・・・、トロントの人は目が肥えているんですね。いや、脚本賞が納得なので、悪くないんですが、終わり方がね。わかったような、わからなかった様な。こう言う結論が宙ぶらりんの、オープンエンディングとでも言うような作品は少なくないんですが、この話の内容で、そう来るとは思いませんでした。オープンエンディングの作品が合うのは、人生模様だったり、人そのものを描いた様な内容だと思うんですが、この作品は?まぁ、“ある意味”人を描いてはいるので、良いのかなぁ?

そんな風に思わせられるほど凄い演技を見せたのは、フランシス・マクドーマンド。いやぁ、これを見ると、フランシス・マクドーマンドは「実はこう言う人なんだ」と誤解しそうです。この作品で、ゴールデングローブ賞主演女優賞(ドラマ部門)を受賞するだけの事はありますね。

それと、なんとも言えなかったのが、警察署長を演じたウッディ・ハレルソン。彼、良いですよ。抑えた演技、泣ける。そして、その最後も泣けるんですけどね。

それにしても、アメリカの田舎町って、やっぱりいまだにこんな感じなんですかね?そういう観点でも、なんだか、複雑な気持ちになる作品でした。

タイトル スリー・ビルボード / 原題 Three Billboards Outside Ebbing, Missouri

日本公開年 2018年
製作年/製作国 2017年/イギリス
監督 マーティン・マクドナー
出演 フランシス・マクドーマンド(ミルドレッド・ヘイズ)、ウッディ・ハレルソン(ビル・ウィロビー/警察署長)、サム・ロックウェル(ジェイソン・ディクソン/巡査)、アビー・コーニッシュ(アン・ウィロビー/ビルの妻)、ジョン・ホークス(チャーリー)、ピーター・ディンクレイジ(ジェームズ)、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ(レッド/広告看板会社の人間)、ケリー・コンドン(パメラ)、ルーカス・ヘッジズ(ロビー)、ジェリコ・イバネク(デスクの巡査部長)、クラーク・ピータース(アバクロンビー)、キャスリン・ニュートン(アンジェラ・ヘイズ/ミルドレッドの娘)、アマンダ・ウォーレン(デニース)、ダレル・ブリット=ギブソン(ジェローム)、サンディ・マーティン(ディクソンの母)、サマラ・ウィービング(ペネロープ)
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キングスマン ゴールデン・サークル / Kingsman: The Golden Circle

2018年01月08日 | 洋画(イギリス系)
2015年のヒット映画『キングスマン』の続編。前作で、エグジーの師匠であったハリーは死んだはずでしたが??

劇中では、前回から一年後程度と言う設定の様です。前回の戦いで、壊滅的打撃を受けたキングスマンですが、何とか再興を果たし、エグジーも一線のエージェントとして活動しているところから物語は始まりますが、今回もまたも、キングスマンは、壊滅的打撃・・・と言うか、文字通り壊滅してしまうんですよねぇ。簡単に壊滅する秘密組織は如何なものかと思います(苦笑)

そこで今回、アメリカの類似組織ステイツマンの力を借りることになるのですが、こういう組織、各国にあるんですかね?それとも、UKUSAだけ?なんか、雰囲気的にはUKUSAだけっぽいですね。

元々、冷徹なエージェントを絵に描いたようなハリーでしたが、今回はそれにもまして冷徹。そして、どこで、どう判断したのかわかりませんが、モグラを疑ったりと、その知的能力は、復活しても健在。身体的能力については、作品を見てください(笑)

最後ですが、このシリーズ、人の死に方が中々えぐいですが、今回もえぐいです(苦笑)。よって、PG12指定になっています。

最後になりますが、エルトン・ジョンは、何を考えてこの作品に出たんでしょう?

タイトル キングスマン ゴールデン・サークル / 原題 Kingsman: The Golden Circle

日本公開年 2018年
製作年/製作国 2017年/イギリス
監督 マシュー・ボーン
出演 タロン・エガートン(エグジー)、ジュリアン・ムーア(ポピー)、エドワード・ホルクロフト(チャーリー)、マーク・ストロング(マーリン)、ハル・ベリー(ジンジャー)、チャニング・テイタム(テキーラ)、ジェフ・ブリッジス(シャンパン)、ソフィー・クックソン(ロキシー)、ペドロ・パスカル(ウイスキー)、コリン・ファース(ハリー・ハート)、エルトン・ジョン(エルトン・ジョン(本人役))
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僕と世界の方程式 / X + Y

2017年01月28日 | 洋画(イギリス系)
ずば抜けた数学の能力示す少年が、金メダルを目指して国際数学オリンピックに出場する姿を描いた作品。

“gifted”の少年ですね、ネイサンは。親がその能力に気付かないと、子供は可哀想なことになるんですが、幸いネイサンの場合、親がネイサンの能力に気付いた事で、彼の能力は更に(多分)伸びる事になります。結果それが、国際数学オリンピックへの出場につながります。言い方的には自閉症ということになるんでしょうけど、そんなネイサンをエイサ・バターフィールドは上手く演じていました。

国際数学オリンピックで出会う中国代表の少女がチャン・メイ。彼女のセリフに「台湾が羨ましい」と言う趣旨の言葉が出てきたのにはビックリ。本当の中国人、あるいは香港人は言えないセリフだよなぁと思ったら、演じていたジョー・ヤン(焦陽)は中国系イギリス人でした。プロフィールによれば、生まれは中国ですが、8歳からロンドンで育ったようです。その後、北京電影学院卒業し、中国の映画作品にも出演していたようです。でも、あんなセリフを言ったら、もう中国には行けないよね。

見終わって思ったのは、この作品は青春映画ですね。ネイサンの将来に光あれ。

タイトル 僕と世界の方程式 / 原題 X + Y (A Brilliant Young Mind)

日本公開年 2017年
製作年/製作国 2014年/イギリス
監督 モーガン・マシューズ
出演 エイサ・バターフィールド(ネイサン・エリス)、レイフ・スポール(マーティン・ハンフリーズ/数学教師)、サリー・ホーキンス(ジュリー・エリス/ネイサンの母)、エディ・マーサン(リチャード・グリーブ/マーティンの知人、数学オリンピック事務局員)、ジョー・ヤン(チャン・メイ/数学オリンピック中国代表)、マーティン・マッキャン(マイケル・エリス/ネイサンの父)、エドワード・ベイカー=クローズ(ネイサン・エリス(9歳))
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奇蹟がくれた数式 / The Man Who Knew Infinity

2016年10月23日 | 洋画(イギリス系)
インドの天才数学者ラマヌジャンと、彼を見出したG・H・ハーディとの交流の実話を描いた作品。

本当に、ラマヌジャンとハーディの交流しか描かれていません(笑)。そう言う意味では、ラマヌジャンが、なぜ数学に興味をもったのかと言う事が判らないので、突然現れた天才と言う風にしか感じません。でも、色々と調べてみると、彼は、数学に熱中するあまりに途中退学となってしまって卒業はしていませんが、大学に入学はしているんですね。でも、そう言う背景がなくても、ラマヌジャンとハーディの人と人の交流という観点を描いている物語なので、特に障害にはなりません。

何と言っても、ジェレミー・アイアンズかなぁ。こう言う学者のような役が似合いますねぇ。彼は、その昔『ダイ・ハード3』でテロリストを演じたりもしていますが、そのテロリストも、どこかしか知性を感じさせるものだったことを思い出しました。

ラマヌジャンを演じたデーブ・パテルですが、彼は『スラムドッグ$ミリオネア』で、主演の少年を演じていたんですね。って言うか、『スラムドッグ$ミリオネア』も天才的な才能を示した人物を演じていたので、そう言う天才の役に彼は縁があるんですね。って言うか、デーブ・パテル、『チャッピー』にも出ていたか。

数学の話は、XX問題とか言うように、その命題は出てきますが、何かを計算するなどは出てきませんので、数学が苦手でも大丈夫です(笑)。上記に記したように、子弟あるいは同じ数学を志す友人同士の交流を描いた作品です。中々、面白かったです。

タイトル 奇蹟がくれた数式 / 原題 The Man Who Knew Infinity

日本公開年 2016年
製作年/製作国 2015年/イギリス
監督 マシュー・ブラウン
出演 デーブ・パテル(シュリニヴァーサ・ラマヌジャン)、ジェレミー・アイアンズ(G・H・ハーディ)、デビカ・ビセ(ジャナキ)、トビー・ジョーンズ(ジョン・リトルウッド)、スティーブン・フライ(サー・フランシス・スプリング)
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われらが背きし者 / Our Kind of Traitor

2016年10月23日 | 洋画(イギリス系)
ネタバレあり。

ジョン・ル・カレの小説『われらが背きし者』の映画化。

原作が2010年の出版なので、最近の世界情勢をある程度反映しています。ジョン・ル・カレと言えば、『寒い国から帰ってきたスパイ』や『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』などが有名ですが、『寒い国から帰ってきたスパイ』は1963年、『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』が1974年と、冷戦華やかなりし頃の出版なので、冷戦が集結し、国と国の正規戦ではなくなりテロとの戦いになり、中国が台頭してきている今の時代とは乖離を感じますが、それを感じさせ無かったのは、そう言う事なんですね。まぁ、それら冷戦の頃の作品も、「冷戦のころは、そうだったんだなぁ」と思えば、特に違和感は無いですけどね。

う~ん、ユアン・マクレガーが大学教授ですか・・・。残念ながら、あんまりそう言うイメージじゃないですねぇ。なんか軽い・・・。ちょっとそこが残念かな。ナオミ・ハリスの弁護士には、それほど違和感は無かったんですけどね。

原作がジョン・ル・カレなので、アクションよりは抑えたリアリティと言うところでしょうか。エスピオナージなので、少し派手なアクションを期待していると、外されます。

タイトル われらが背きし者 / 原題 Our Kind of Traitor

日本公開年 2016年
製作年/製作国 2016年/イギリス
監督 スザンナ・ホワイト
原作 ジョン・ル・カレ『われらが背きし者』
出演 ユアン・マクレガー(ペリー)、ステラン・スカルスガルド(ディマ)、ダミアン・ルイス(ヘクター)、ナオミ・ハリス(ゲイル)、ジェレミー・ノーサム(オーブリー・ロングリッグ)、ハリド・アブダラ(ルーク)、マーク・ゲイティス(ビリー・マットロック)
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ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK The Touring Years / The Beatles: Eight Days a Week - The Touring Years

2016年10月01日 | 洋画(イギリス系)
オノ・ヨーコやポール・マッカートニー、リンゴ・スターの協力の下に制作された、ザ・ビートルズの公式ドキュメント映画。

ビートルズのヒットナンバー満載ですよ。って言うか、わたしが生まれる前の出来事のはずなのに、出て来る曲の殆どが判るというのはどういう事なんでしょうね?やっぱりビートルズは、50年の時を経てまで影響力が有る、唯一無二で空前絶後のグループだったということなんでしょうね。

公式ドキュメント映画なので、ネガティブなことについてはあまり触れられていません。その一つが、“5人目のビートルズ”の事。メジャーデビュー前に居たはずのメンバーに全く触れていません。そうなっちゃうのかな。

それと、後に『ビートルズを解散させた女』と非難される事にもなるオノ・ヨーコについても、全く触れていません。彼女に関しては、この作品の制作に協力しているので当然なのかもしれませんが、それでも、ビートルズの後半の活動に関しては大きな影響があったと思うんで、なにがしら触れても良かったんじゃないかと思いますがね。

この作品で描かれているのは、メジャーデビューの頃から、ライブ活動を止めてしまうまでの頃で、ライブ活動終了後から解散までの活動についてはほとんど描かれていません。唯一とも言っていい映像は、『ルーフトップ・コンサート』と言われるアップル社の屋上での映像のみ。あれを見ると「彼らは本当は自由に音楽を奏でたいんだな」と言う気持ちになりますね。束縛なく演奏している彼らは楽しそうでした。

それと思ったのは、ビートルズだけではなく、多くのバンドやグループ、歌手に当てはまることだと思うんですが、デビューしたての頃は、只々音楽が楽しくて、みんなに自分の音を聞いてもらうのが楽しくているんですが、商業的に成功すると、業界の様々なしきたりや、群がってくる有象無象から、いろんなプレッシャーを受けたり、自分自身でしがらみを感じたり、あるいは、音楽性に迷ってしまったりするんだなぁと。ビートルズの場合も、始めの頃は本当に楽しそうに演奏しているんですが、後半のライブ活動を止める頃になってくると、なんか苦しそうに演奏しているように見えました。

本編終了後、1965年のニューヨーク、シェイ・スタジアム公演の映像が流れますので、本当に最後になるまで席を立ってはいけません。

いやぁ、でも、数々のヒットナンバーを聞いて気分が高揚してしまいました。ビートルズファン必見です。

タイトル ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK The Touring Years / 原題 The Beatles: Eight Days a Week - The Touring Years

日本公開年 2016年
製作年/製作国 2016年/イギリス
監督 ロン・ハワード
出演 ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スター、ブライアン・エプスタイン、シガニー・ウィーバー、ウーピー・ゴールドバーグ、エルビス・コステロ、浅井慎平
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