勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

バチカンで逢いましょう / Omamamia

2014年04月30日 | 洋画(ドイツ系)
夫に先立たれた女性が単身ローマを訪れ、教皇との面会を目指すという物語。

ドイツ人一家なんですが、住んでいるのは、カナダだったり、イタリアだったりします。でも、言葉は、殆どがドイツ語。一部英語だったり(カナダなんで)、イタリア語だったり(イタリアなんで)しますが。どう言う経緯で、カナダに渡った一家なんですかね?まぁ、日系人家庭も、移民直後は家庭では日本語、外では英語など現地の言葉を使っていると思うので、家庭でドイツ語を使うこと自体は、問題ないんですけどね。でも、マリーの夫が、ジョーと言う名前なので、カナダ人なんだと思うんですが、彼までドイツ語を駆使していたりするんで、不思議な感じがしました。

マルガレーテは敬虔なカトリックなので、ローマ法王を神聖視し、逢って許しを得たいと言うのが、単身カナダからローマに渡る理由です。これは、無宗教国家と言っても良い日本では判りにくい感覚ですね。昨年式年遷宮が行われた伊勢神宮に日本人が行くのは、それとは違って、観光とかの要素が強いと思うので、違う感じですもんね。

心配症のマリー、敬虔なカトリックのマルガレーテ、自由を求めるマルティナと、女性の自分探しの物語と言って良いのでしょうか?最後の方に、マルガレーテがローマ法王に許しを請いたい事が明らかになりますが、「ほぅ。やるじゃん。」と言う気になりました(笑)。だから、マルティナとシルヴィオにも、意外に早く順応したのかもしれません。

あ、それと、イタリア人男性は、やっぱり・・・。典型的ですね。

タイトル バチカンで逢いましょう / 原題 Omamamia
日本公開年 2014年
製作年/製作国 2012年/ドイツ
監督 トミー・ビガント
出演 マリアンネ・ゼーゲブレヒト(マルガレーテ)、ジャンカルロ・ジャンニーニ(ロレンツォ)、アネット・フィラー(マリー)、ミリアム・シュタイン(マルティナ)、ラズ・デガン(シルヴィオ)、ジョバンニ・エスポジート(ディノ)、ポール・バーレット(ジョー)、トーマス・カイラウ(教皇ベネディクト)

[2014/04/30]鑑賞・投稿

相棒 劇場版III 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ

2014年04月29日 | 邦画
う~ん、どうでしょう~。期待したからなのか、ちょっと釈然としないものを感じます。

これまで、相棒の映画は、スピンオフを含めると本作含め5作品。その中で、一番完成度が低いと言わざるを得ません。何が悪いのか?脚本の作りこみが足りないのではないでしょうか?相棒といえば、時事問題と絡んだ話で有る事が、そのドラマの面白さに一層の魅力を与えているのですが、日本で民兵ですが・・・。まぁ、アメリカでは問題になっていますし、日本でも今度は出て来るでしょう。でもねぇ。【今】ですか?と言う感じです。

それでも、民兵達、そして、物語の行き掛かり上でてくる自衛隊員の所作が、それなりになっているのであれば、まだ無理矢理なテーマ設定に目を瞑ったんですが、ちょっと酷い。突っ込みどころ満載と言うか、日本は、ミリタリオペレーションを経験している人材が圧倒的に少ないので、抱腹絶倒の所作もOKなんですかねぇ。

それと、これも物語の行き掛かり上でて来るんですが、警視庁航空隊のヘリ、何ですか?あれは。車は、劇用車と言う事で、実際のパトカー同様のカラーリングが施されていますが、赤を基調としたカラーリングのヘリに無理やり“警視庁”とそして警察の星のマークを書いただけですか。あの、警察カラーのヘリは、認められないということなんですかね?

ヘリつながりで言うと、チヌークが出て来るんですよねぇ。でも、エンドロールを見ても、協力に自衛隊の文字は出てこないので、あのチヌークは何?CGですかね?あるいは、資料映像?

TVのレギュラー放送も、視聴率が落ちてきているらしいですが、ちょっと本腰を入れて立て直さないと、今後の相棒は大変なことになりそうです。

タイトル 相棒 劇場版III 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ
日本公開年 2014年
製作年/製作国 2014年/日本
監督 和泉聖治
出演 水谷豊(杉下右京)、成宮寛貴(甲斐享)、伊原剛志(神室司)、釈由美子(高野志摩子)、風間トオル(綿貫孝雄/防衛省防衛政策局次長補)、吉田鋼太郎(栗山朔太郎/参議院議員、防衛大臣政務官)、渡辺大(多賀周治)、宅麻伸(若狭道彦)、川原和久(伊丹憲一)、大谷亮介(三浦信輔)、山中崇史(芹沢慶二)、山西惇(角田六郎)、六角精児(米沢守)、神保悟志(大河内春樹)、小野了(中園照生)、片桐竜次(内村完爾)、及川光博(神戸尊)、石坂浩二(甲斐峯秋)、鈴木杏樹(月本幸子)、真飛聖(笛吹悦子)

[2014/04/29]鑑賞・投稿

アメイジング・スパイダーマン2 (3D字幕) / The Amazing Spider-Man 2

2014年04月28日 | 洋画(アメリカ系)
リブート版スパイダーマン第二弾。3D字幕版で鑑賞。

きちんと第一作目と時間は繋がっています。第一作の内容を良く覚えていた方が、物語には入りやすいです。

やはり、物語的には、これまでのスパイダーマンシリーズより、きちんと物語が構築されている印象です。これまでのスパイダーマンは、マンガをそのまま映画にしたという感じでしたが、こちらはちゃんと実社会の話にも合わせてきていて、近未来の話として理解しやすいです。そうは言っても、いきなり人間が、電気人間になってしまって、送電網を自由自在に行き来するというのは、マンガ以外の何物でも無いですが。

アンドリュー・ガーフィールドのピーター・パーカーは、力強い所が全然ないんですよねぇ。軽~い、お馬鹿な高校生そのもの。そう言う所がいいんですかね?

一方、エマ・ストーンのグウェンは、良いです。聡明で、美しい。原作の設定でもあるので、ここに書いても良いと思いますが、そんなグウェンが最後は亡くなってしまうんですね? 原作を知らない私は「え?なんで?」と一瞬思ってしまいました。日本的なストーリーだと、間一髪助かるという設定なんですが、そうでは無く、原作の設定をなぞっています。

って言うか、確かにエレクトロは強いんですが、ああ言う負け方?なんだかなぁ。結構あっけなくスパイダーマンに敗れてしまいました。

第三作目が有るかどうかは知りませんが、第三作が有るとしたら、グウェン亡き後、MJこと、メリー・ジェーン・ワトソンが出て来るという事なんでしょうか?

タイトル アメイジング・スパイダーマン2 / 原題 The Amazing Spider-Man 2
日本公開年 2014年
製作年/製作国 2014年/アメリカ
監督 マーク・ウェブ
出演 アンドリュー・ガーフィールド(ピーター・パーカー/スパイダーマン)、エマ・ストーン(グウェン・ステイシー)、ジェイミー・フォックス(マックス・ディラン/エレクトロ)、デイン・デハーン(ハリー・オズボーン/グリーン・ゴブリン)、キャンベル・スコット(リチャード・パーカー/ピーターの父)、エンベス・デイビッツ(メリー・パーカ/ピーターの母)、コルム・フィオール(ドナルド・メンケン)、ポール・ジアマッティ(アレクセイ・シツェビッチ/ライノ)、サリー・フィールド(メイ・パーカー/ピーターの伯母)

[2014/04/28]鑑賞・投稿