勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

ウインドトーカーズ(2001年)

2002年08月29日 | 洋画(アメリカ系)
タイトル ウインドトーカーズ

---感想---
ジョン・ウーが描く戦争の世界。嘗て、スティーブン・スピルバーグは「プライベート・ライアン」で戦争を描くのにリアルを求めたが、ジョン・ウーはこの映画で戦争を描くのに躍動を求めたようだ。

かと言ってジョン・ウーがリアルを求めていないわけではない。衣装・銃器などの小物も忠実に再現している。また、欧米人が日本兵を描いた場合には我々日本人から見ると「?」と思わざるを得ないことが多々あるが、ジョン・ウーの描く日本兵は我々日本人が見ても違和感が無く、はるかにリアルに描かれてた。これは、アジア人ジョン・ウーがなせる業であろうか。映画の結末は予想を裏切るわけではなく、期待通りの(?)結末であるが、中々見せる映画である。

この映画の下地になった、ナバホ語を使った暗号と言うのは実話である。旧日本軍は、このナバホ語の暗号を結局最後まで解読することが出来ず、ナバホ語の暗号はアメリカ軍の勝利に大きく貢献をした。

英語版HP:Windtalkers from Yahoo!

公開年 2002年
監督・製作 ジョン・ウー
出演 ニコラス・ケイジ

[2002/08/29]鑑賞
[2006/01/08]投稿

タイムマシン(2002年)

2002年08月16日 | 洋画(アメリカ系)
タイトル タイムマシン

---感想---
H.G.ウェルズの『タイムマシーン』を映画化した(?)ものである。って言うか、H.G.ウェルズの作品をモチーフにした映画と言うべきか? 原作とはかなり異なるので要注意。監督をH.G.ウェルズのひ孫サイモン・ウェルズが務めたと言う事も話題になった。

先にも記したが、原作とは異なる。って言うか、異なるものと考えた方が良いだろう。また、映画の内容も、大方の予想とは結構異なる。実際帰るとき「思ったのと違うな。」と言う声が聞かれたほど。描かれた80万年後の世界と言うものは、ある意味かなりシニカルである。大雑把な感想としては、可もなく不可もなくと言う感じ。特に感銘を受けるわけでもなく、かと言って駄作でもない。ちょっと評価に困る作品である。

英語版HP:The Time Machine from Yahoo!

公開年 2002年
監督 サイモン・ウェルズ
出演 ガイ・ピアース

[2002/08/16]鑑賞
[2006/01/08]投稿

スター・ウォーズ エピソードⅡ クローンの攻撃(2002年)

2002年08月03日 | 洋画(アメリカ系)
タイトル スター・ウォーズ エピソードⅡ クローンの攻撃

---感想---
あのスター・ウォーズの第2話である。舞台は、前回のファントム・メナスから10年後の世界。物語の始まりのカット割りは昔から変わらず、ファンを裏切らない。あれで無ければスター・ウォーズではないだろう。

将来の帝国につながる陰がちらほらと見え始めている。また、アナキン・スカイウォーカーが後にダース・ヴェイダーになる伏線も大きく張られている。その他にも、パルパティーンなど、後に帝国の幹部となる人物も出ており、暗雲が垂れ込み始めている共和国が上手く描かれている。それから、動くヨーダが見もの。よくわらないのだが、かつてジェダイであったが、いまは違うと言う他人がどのくらいこの世界にはいるのだろうか。この物語で重要な役を果たすドゥーク伯爵などがそのようだ。

スター・ウォーズの世界での愛というのはどうかとも思ったが、ギリギリのところでまとまった。が、100点かと言うとそうでもない。後の物語が世界中に知れ渡っているので、それにあわせて物語を作っていくのは大変だろう。残りあと一作。いったいどんな物語になるのだろう?

この映画では衛星回線を使ったデジタル方式で映画館に配信すると言う画期的なことが行われた。ブロードバンドが普及し始めている今、これを拡張すれば、各家庭に直接映画を配給すると言うことが可能なのだが・・・。

英語版HP:Star Wars: Episode II Attack of the Clones from Yahoo!
Star Wars 公式HP:Star Wars
Star Wars Japan 公式HP:Star Wars Japan

公開年 2002年
脚本・監督 ジョージ・ルーカス
出演 ユアン・マクレガー、ナタリー・ポートマン、ヘイデン・クリステンセン

[2002/08/03]鑑賞
[2006/01/08]投稿

WASABI(2001年)

2002年08月03日 | 洋画(フランス系)
タイトル WASABI

---感想---
リュック・ベッソン、ジャン・レノと言うフランス映画界の誇る二人と、広末涼子という日本のアイドルの組み合わせ。製作記者会見のときから、広末が何故か号泣したりして話題を呼んだ。2002/07/27に香港から日本に向かう航空機の中で鑑賞した。

リュック・ベッソンは日本通であるが、それでもやはり如何な物かと言う場面は随所に出てくる。敢えてそれぞれを取り上げることはしないが、ちょっとねぇ。タイトルがなぜワサビなのか? 恐らく、あのシーンで説明しているつもりなのだが、ちょっとわからない。「上を向いて歩こう」が「スキヤキ」であるかのようだ。TAXi2にも出ていたミシェル・ミューラーがいい味を出している。ストーリーはハチャメチャ。深く考えずに見ることをお薦めする。

英語版HP:WASABI from Yahoo!

公開年 2002年
製作・脚本 リュック・ベッソン
監督 ジェラール・クラウジック
出演 ジャン・レノ、広末涼子

[2002/08/03]鑑賞
[2006/01/08]投稿

ビューティフル・マインド(2001年)

2002年08月03日 | 洋画(アメリカ系)
タイトル ビューティフル・マインド

---感想---
実在のノーベル賞受賞学者ジョン・F・ナッシュの生涯を描いた映画。2002/07/24に香港に向かう航空機の中で鑑賞した。映画館で見ようとして見れなかったので、幸運だった。

映画の始めは、普通に天才数学者の生涯として描かれている。しかし、物語が進むにつれ、サスペンス映画のようになってくるのだが、それは彼が精神分裂症(統合失調症)に彼は蝕まれ、彼の生活が実在と虚構の狭間にあったからであることが明らかになる。予想にしなかったこの展開の衝撃はなかなかのものである。彼はその病気を自身の精神力で克服しようとし、実際に成功し、ノーベル賞まで受賞している。それまでに至る過程は、彼の家族の支え、特に彼の妻の支えなくしては語ることは出来ず、映画の中でも妻の支えは非常に大きい比重で描かれており、映画の中でも彼にそう語らせている。家族愛を強く感じる映画である。

英語版HP:A Beautiful Mind from Yahoo!

公開年 2002年
監督 ロン・ハワード
出演 ラッセル・クロウ

[2002/08/03]鑑賞
[2006/01/08]投稿