勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

SUPER8/スーパーエイト / Super 8

2011年06月26日 | 洋画(アメリカ系)
スティーヴン・スピルバーグとJ・J・エイブラムスの組み合わせの作品。『クローバーフィールド/HAKAISHA』の関連作品という噂もあり、それは直ぐ様J・J・エイブラムスに否定されたものの、暴れている“何か”は、最後の最後まで姿を表さないという演出は、『クローバーフィールド/HAKAISHA』に合い通じるものがあります。

時代設定は1979年。ウォークマンが、まだ出始めだったりという事からも、その時代設定は確認することが出来ます。だから、今ならケータイを使う所が、CB無線だったりするんですね。

俳優陣でピカイチなのは、やっぱりエル・ファニングですよねぇ。他の“男の子達”が、まだまだ演技を勉強しているという感じなのに対し、彼女は『演じていることを演じている』と言うのがスゴイです。まだ13歳なんですが、将来恐るべしです。他の俳優たちは、大人も含め、ぶっちゃけそれなり(失礼)。

全般的には、評価が難しいです。一応、謎は全て溶けているんですが、若干釈然としない気持ちが残るのは、何故でしょうか?

タイトルが、何故『SUPER8』なのかは、タイトルエンドで明かされます。タイトルエンドもお見逃しなく。

タイトル SUPER8/スーパーエイト / 原題 Super 8
日本公開年 2011年
製作年/製作国 2011年/アメリカ
監督・脚本 J・J・エイブラムス
製作 スティーヴン・スピルバーグ
出演 ジョエル・コートニー(ジョー・ラム)、エル・ファニング(アリス・デイナード)、ライリー・グリフィス(チャールズ・カズニック)、ライアン・リー(ケアリー)、ガブリエル・バッソ(マーティン)、ザック・ミルズ(プレストン)、カイル・チャンドラー(ジャック・ラム/ジョーの父)、ロン・エルダード(ルイス・デイナード/アリスの父)、ノア・エメリッヒ(ネレク大佐)

[2011/06/26]鑑賞・投稿

アンダルシア 女神の報復

2011年06月25日 | 邦画
映画『アマルフィ 女神の報酬』、TVドラマ『外交官 黒田康作』に続く、黒田康作シリーズ第三弾。今度は、パリ・アンドラ・バルセロナが舞台。

TVシリーズは観ていないので、TVシリーズから続くネタがあるとわからないのですが、TVシリーズを経て、黒田のキャラクタが確立しつつあると思って良いんですかね? 『アマルフィ』では全く判らなかった黒田の経歴ですが、元警官であるとかが、この作品では垣間見る事ができます。

完成披露試写会(?)で、黒木メイサが、「織田裕二と伊藤英明で、手玉に取るならどちらが簡単?」と言う問に、「織田裕二」と即答した理由が判りました。なるほどね。って言うか、古典的手口にひっかかるところが微妙。黒田は、完全無欠の印象があったのですが・・・。もっとも、簡単な手口ほど引っかかりやすいとも言いますが。

『アマルフィ』より、よりサスペンス色が強いです。この手の作品で“最後の事件”と言う時は、最期にはならないのですが、あの時点で、あのように黒田がなってしまうので、その直前の伏線と言い、どういう事になっているのかが見え見えですね。でも、この場面で、神足がスペインの捜査官たちにどう言う話をしていたのかが気になります。スペインの捜査官も、その場面設定に引き込んでいたのであれば、簡単ですが。もっとも、それ以前の問題として、インターポールの捜査官が、勝手に捜査していたりと言う微妙に突っ込みたくなったりはしますが、そもそも、黒田の属する邦人テロ対策室と言う設定も微妙なので、目をつぶります。

『アマルフィ』から引き続き、安達が出ています。ローマでは外交官補だったのですが、バルセロナでは外交官になっています。三等書記官くらいですかね? もう少し絡みがあると面白かったのですが、出番が少なくて残念。同じく『アマルフィ』から引き続き出ている佐伯は、逆に『アマルフィ』より出番が多かったと思います。彼は彼で、いろいろとご活躍しているようです。

パリでG21財務大臣・中央銀行総裁会議が行われているという設定です。会議の初日に黒田が呼び出され、最終日に戻っているということは、この事件は、足掛け3日正味1日程度と言う事でしょうか? 相変わらず、ジェットコースターですね。

話が錯綜してしまっているので、もう少しストーリーを整理したほうが良い気もしますが、全般的には面白いかな。海外ロケでのカーアクションも見物です。

タイトル アンダルシア 女神の報復
日本公開年 2011年
製作年/製作国 2011年/日本
監督 西谷弘
出演 織田裕二(黒田康作)、黒木メイサ(新藤結花)、伊藤英明(神足誠)、戸田恵梨香(安達香苗)、谷原章介(川島直樹)、福山雅治(佐伯章悟)、鹿賀丈史(安藤庸介/外務省邦人テロ対策室室長)、夏八木勲(村上清十郎/財務大臣)

[2011/06/25]鑑賞・投稿