勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

ダイ・ハード/ラスト・デイ / A Good Day to Die Hard

2013年02月17日 | 洋画(アメリカ系)
『間違ったときに間違った場所にいる間違った男』のジョン・マクレーンが、モスクワに現れます。今回は、息子と共演です。

これまでの4作と違い、この作品は、派手にアクションをする事を目的として作られた意図が見え見えな気がします。これまでの4作は、“仕方なしに”荒れ事に巻き込まれていったマクレーンですが、今回は、望んで首を突っ込んでいっている所に違和感。と言う意味では、いつもはマクレーンの周りには警官仲間がいる訳ですが、今回は、異国という事を差し引いても警官仲間が全く居ないというのはイマイチ。4.0の時ですら、FBI(は警官ではないけど)が居たのに。

そういう意味では、“ダイ・ハード”と言うタイトルが付いていて、ジョン・マクレーンが出ている作品だけど、他の“ダイ・ハード”とは違う“ダイ・ハード”と思ったほうが良いかも。

それと、息子がCIAって、話が出来過ぎだよなぁ。普通のサラリーマンとかの方が、リアリティがあって、もっと面白かったのに。

それ以外の所では、確かに、アクションは派手。いやぁ、良くやるよ。

タイトル ダイ・ハード/ラスト・デイ / 原題 A Good Day to Die Hard
日本公開年 2013年
製作年/製作国 2013年/アメリカ
監督 ジョン・ムーア
出演 ブルース・ウィリス(ジョン・マクレーン)、ジェイ・コートニー(ジャック・マクレーン)、セバスチャン・コッホ(ユーリ・コマロフ)、メアリー・エリザベス・ウィンステッド(ルーシー・マクレーン)、ユーリヤ・スニギル(イリーナ/コマロフの娘)、ラシャ・ブコヴィッチ(アリク)、コール・ハウザー(コリンズ)、セルゲイ・コルスニコフ(チャガーリン)

[2013/02/17]鑑賞・投稿

ゼロ・ダーク・サーティ / Zero Dark Thirty

2013年02月16日 | 洋画(アメリカ系)
9.11の首謀者といわれるオサマ・ビン・ラディン。彼を追い詰め、殺害に至るまでを、事実を下に描いた作品。微に入り細に入り描かれているので、機密の漏洩を疑われ大問題になったといわれる作品。

私は陰謀論者じゃ無いですが、この手の作品って、ある意味世論誘導的な意味合いあると思うんですよね。もっともこの作品の場合は、あまり露骨な誘導を感じることは無かったので、そういう意味では、世論誘導の意図は低かったということなのかもしれませんね。

淡々とと言うか、時々刻々とと言うか、物語は進んでいくので、映画としては単調な印象を受けるかもしれません。時間も、150分超えと長いですしね。リアルに徹したためか、日本人には理解し難い内容かもしれません。

タイトル ゼロ・ダーク・サーティ / 原題 Zero Dark Thirty
日本公開年 2013年
製作年/製作国 2012年/アメリカ
監督 キャスリン・ビグロー
出演 ジェシカ・チャスティン(マヤ)、ジェイソン・クラーク(ダニエル)、ジョエル・エドガートン(パトリック)、ジェニファー・イーリー(ジェシカ)、マーク・ストロング(ジョージ)、カイル・チャンドラー(ジョセフ・ブラッドリー)、エドガー・ラミレス(ラリー)

[2013/02/16]鑑賞・投稿

アウトロー / Jack Reacher

2013年02月02日 | 洋画(アメリカ系)
元々は、ジャック・リーチャーを主人公とする小説。今回は、その第9作目を映画化している。

う~ん。だいぶTV CMから受ける印象と違いますねぇ。TV CMでは、アウトローながら、今回の容疑者を助けようとしている印象を受けますが、実際にはぜんぜん違う。今回の容疑者は、故あって釈放した、嘗てジャック・リーチャーが検挙した犯人で、釈放の際に「次に犯罪を犯したら、殺す。」と言う事を言いおいていたので、その“約束”を果たしにやってきたというのが真相。180度とは言いませんが、ぜんぜん違う話ですよね。

そう言うTV CM効果はさておき、ストーリーとしては面白いです。何となく、スティーブン・ハンターの『スワガー・シリーズ』と同じ香りを感じます。元軍人が主人公で、どちらかと言うと主人公は人嫌いだし、戦闘能力も高いなどなど、共通点があるからですかね?

物語後半に、名優ロバート・デュヴァルが出てきたのにはビックリ。いつもの様に、いい味出していましたね。

ぶっちゃけ、事件のすべての動機が解明されるわけでも無いです。でも、アメリカのヒット犯罪小説の雰囲気がうまく出されていて、中々面白かったです。

タイトル アウトロー / 原題 Jack Reacher
日本公開年 2013年
製作年/製作国 2012年/アメリカ
監督・脚本 クリストファー・マッカリー
制作 トム・クルーズ
出演 トム・クルーズ(ジャック・リーチャー)、ロザムンド・パイク(ヘレン・ロディン/弁護士)、リチャード・ジェンキンス(アレックス・ロディン/ヘレンの父・地方検事)、デヴィッド・オイェオウォ(エマーソン刑事)、ヴェルナー・ヘルツォーク(ゼック)、ジェイ・コートニー(チャーリー)、ジョセフ・シコラ(ジェームズ・バー)、マイケル・レイモンド=ジェームズ(リンスキー)、アレクシア・ファスト(サンディ)、ロバート・デュヴァル(キャッシュ)

[2013/02/02]鑑賞・投稿